今村初登板初黒星

ヤクルト 415 110 002 14
広　　島 030 101 000 5
勝：石川9勝8敗
敗：今村1敗
本：[ヤクルト]畠山9号
　　[広島]梵9号

　今村がついに1軍に初昇格して、即先発に起用されました。今村は1死から田中のハーフライナーを東出が取れず安打とされると、次打者飯原の一飛をヒューバーが落球して1，2塁となってしまい、ホワイトセルに四球を与えて、いきなり1死満塁のピンチを迎えました。ここで畠山に満塁本塁打を打たれていきなり4点を失ってしまいました。
　2回にも2安打1四球で1死満塁とされて、飯原に犠飛を打たれて1点を失いました。2回の攻撃で代打を送られたことで、今村の初登板は2回4安打5失点とプロの洗礼を浴びる結果となりました。

　打線も奮起して2回に赤松と山本芳の安打と代打嶋の死球で1死満塁とすると、東出と廣瀬の適時打で3点を返して追撃を開始しました。
　しかし、勢いついたヤクルト打線は手を付けられなくなり、3回から登板した2番手青木高が6連打を浴びて5点を失い、3番手梅津も4回に3連打で1点を失うなど、失点が止まらず試合の行方はほぼ決してしまいました。
　その後も中継ぎの失点は止まらず、終わってみれば被安打21の14失点の大敗となってしまいました。

　今村にとっては不運な初登板となってしまいました。先頭の青木を遊飛に打ち取り一息ついたところで、味方の守備に足を引っ張られたピンチでしたが、舞い上がってしまい自分の投球を見失ってしまったのでしょうね。
　1回を無失点で乗り切れば、2回以降は自分の投球が出来ていたと思います。そうなれば違った結果になっていたでしょうね。
　今村にとっては辛いプロ初登板となってしまい、とても悔しいと思いますが、この悔しさを忘れずに次回の投球で取り返して欲しいですね。

　野手は好守で今村を盛りたてないといけないのに、逆に足を引っ張ってしまいました。特にヒューバーの落球は痛かったですね。1死1，2塁と、2死1塁では今村へのプレッシャーは全然違うはずです。
　ヤクルト先発が左腕の石川ということで、ヒューバーを先発起用したと思いますが、この時期であればヒューバーを起用するよりも、岩本を起用してほしいですね。
　来季以降を考えれば、岩本には投手の左右に関係なく先発出場しなければいけない選手ですから、残り試合は先発投手に関係なく岩本をスタメンで起用するべきでしょう。