球団は、岡田明丈投手、薮田和樹投手、三好匠内野手、育成の行木俊投手、中村来生投手、木下元秀外野手の6選手と来季の契約を結ばないと発表しました。三好は現役引退して球団に残り、その他の5選手は現役続行を希望していますが、岡田は育成契約を打診されるも、保留しており、今月中には結論を出すとのことです。
岡田は15年ドラフト1位で入団して、17年は12勝を挙げ、リーグ連覇に貢献しましたが、その後は登板数を減らし、21年にはトミー。ジョン手術を受け、リハビリを終えた今季はウエスタン・リーグで実践復帰して、19試合で0勝1敗、防御率6.75と結果を残せませんでした。
薮田は14年にドラフト2位で入団して、17年に最高勝率のタイトルを獲得し、連覇に大きく貢献しましたが、翌年以降は1軍に定着できず、今季も3試合の登板にとどまり、0勝0敗、防御率9.00でした。
三好は19年に楽天からトレードで移籍し、堅実な守備を武器に主に守備固めで起用されて、チームの勝利に貢献しましたが、今季は1軍出場がありませんでした。
育成の木下は20年に育成2位で入団し、昨秋のキャンプでは1軍メンバーに抜擢されて、長距離砲として飛躍を期待されましたが、今季のウエスタン・リーグでは69試合で打率.209、0本塁打に終わり、持ち味を発揮できませんでした。
戦力外となった選手の中では、木下は新井監督の期待が高かったので、今年で戦力外になるのは少し以外でしたが、残りの5選手に驚きはありませんでした。
岡田は、リハビリを終えて実践復帰したものの、まだ完全に手術前の状態に戻っていないとの判断で、もう1年育成として様子を見るということでしょう。
薮田と三好は、今季1軍の戦力となれず、下の世代が力を付けてきたことを考えれば、戦力外も仕方ないでしょう。
三好は球団に残り、岡田も育成としてチームに残る可能性がありますが、残りの4選手はカープを離れることになり、現役続行を希望しているので、何とか現役を続けてほしいですね。
カープの一員として戦ってくれて、ありがとうございました。