沖縄2次キャンプが始まり、大瀬良と九里が揃って初日にブルペン入りしました。
大瀬良は、直球だけでなく、カットボール、スライダー、チェンジアップ、フォーク、ツーシームと持ち球の変化球を全球種を交え、腕の振りや球の回転を確認しながら、右肘手術後では最多となる58球を投げました。さらに、31球目からは術後初めてセットポジションでの投球を行って感触を確かめました。
投球後は、「体が動くので気を付けながら慣らしの意味合いもあったんですけど、それでも途中から気にせずしっかり投げることができた」と振り返るとともに、「このまま何もなければ開幕に間に合うだろうっていう感じなので」、そのまま行ってくれるように体の準備をして怠らずにやりたい」と語り、開幕ローテ入りに手ごたえを示しました。
ここまでは手術の影響から、例年よりスローペースで調整を進めていましたが、プラン通り順調なステップを踏んでおり、開幕に間に合う見通しが立ったのは一安心です。
開幕投手については、新井監督が焦らせたくないとの意向があるため、可能性は低いと思っていますが、今後の投球次第では逆転で任されるかもしれませんね。
開幕投手候補の九里は、歩幅を狭めた新フォームの試行錯誤に取り組みながら、実戦を意識して対バッターやボールカウント、球種を想定して、今キャンプ最多となる120球を投げました。
「1回は100球を超えた球数は投げようとイメージしていたので、プラン通り」とのことで、新フォームにも手ごたえ得ながら、初の開幕投手に向けて順調に調整を進めているようで、新井監督も「昨年のこの時期よりはるかに状態がいいようにこちらは見ています」と高評価しました。
現状では九里か森下のどちらかが開幕投手とみているので、今後の実戦形式での登板を見て、判断すると思いますが、個人的には九里に開幕投手を任せてほしいですね。