終盤の集中打で逆転して8連勝

ﾔｸﾙﾄ 011 010 000 3
広島 001 002 30X 6
勝利投手：ターリー6勝1S
敗戦投手：石山3勝4敗
セーブ：矢崎4勝19S

　先発の九里は、2回に四球と安打で無死1，3塁のピンチを招き、1死後に中村の犠飛で先制を許すと、続く3回にも連打で無死1，3塁とされて、サンタナの適時打で1点を奪われました。なおも、無死1，2塁のピンチでしたが、村上を二ゴロ、オスナを三直、元山を一ゴロに抑えて追加点は許しませんでした。

　1番に中村奨、2番に堂林を起用した打線は、初回2死後に連打で1，2塁とするも、坂倉は左飛に打ち取られてしまうも、3回1死後に四球と安打で1，2塁として、上本の適時打で1点を返し、なおも2死1，3塁の同点機でしたが、一走上本が牽制に誘い出されて、三走秋山がアウトになってしまい追いつくことができませんでした。

　九里は、4回2死後にも四球と安打で1，2塁とされるも、青木を右飛に抑えて無失点で凌ぎましたが、5回1死後に2塁打に秋山の失策が絡んで1死3塁のピンチを背負い、2死後、元山の適時2塁打で1点を失いました。それでも6回を三者凡退に抑えて、6回を投げて8安打2四球3失点でマウンドを降りました。

　7回はターリーが三者凡退に抑えました。

　打線は、6回1死後に坂倉の犠打安打とデビッドソンの安打で1死1，2塁として、小園の適時打で1点を返し、さらに2死1，3塁として、代打野間の適時打で同点に追いつきました。

　続く、7回にも1死後に2塁打と敬遠で2死1，2塁となり、デビッドソンの2点適時2塁と小園の適時3塁打で3点を奪って、勝ち越しに成功しました。

　8回は島内、9回は矢崎がともに三者凡退に抑えて、ヤクルトに逆転勝ちし、チームは8連勝で貯金は１２となりました。

 

　先発の九里は2回から5回まで毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球でしたが、粘りの投球で大量失点を防ぐ粘投を見せると、打線は、ヤクルト先発のピーターズに対して、5回まで毎回のように走者を出しながらも、3回の1得点のみに抑えられていましたが、6回1死後に坂倉が犠打安打で出塁して、ピーターズを降板させたところから、試合の流れが変わり、新井監督も、代打攻勢で勝負を掛けて、同点に追いつきました。

　7回にターリーが上本の好守もあって三者凡退に抑えたことで、流れは完全にカープに傾き、直後の7回裏に長打攻勢で3点を勝ち越して、鮮やかな逆転勝ちを収めました。

　序盤は耐える苦しい試合展開でも、相手の隙を突いてチャンスを作り、試合の流れを変えられる、今のチームは本当に強くなったと思いますね。