天王山で3タテしてM8

阪神 300 100 000 4
広島 002 040 00X 6
勝利投手：九里7勝5敗
敗戦投手：秋山12勝5敗
セーブ：中崎4勝1敗5S
本塁打：[広島]田中6号


　ジョンソンは、初回に2四球で1死1，2塁のピンチを招くと、大山と中谷に連続適時長短打を浴びて3点を失いました。
　2回にも連打で無死1，2塁とされましたが、犠打失敗後に糸井を併殺に打ち取って無失点で凌ぐと、3回は三者凡退に抑えました。

　3回に1死1塁から田中が2点本塁打を放って1点差に追い上げましたが、直後の4回にジョンソンが2四球と内野安打で1死満塁のピンチを招き、秋山の併殺崩れの間に1点を失ってしまいました。
　4回裏には、1死3塁の得点機を作りながら、野間と代打新井が倒れて得点を挙げられず嫌な雰囲気になりましたが、5回から登板した九里が三者凡退に封じると、5回裏に2塁打と四球で1死1，3塁として、丸の適時打、松山の犠飛で同点とし、更に安部の適時3塁打、西川の適時2塁打で一挙4点を挙げて逆転に成功しました。

　九里は、6回も三者凡退に抑えると、7回からは一岡が登板して1安打無失点に抑え、8回は今村が三者凡退に抑えました。

　打線は、8回に安打と四球などで2死1，2塁の追加点機を作りましたが、會澤が中飛に倒れて無得点に終わりました。
　9回は中崎が先頭の鳥谷に安打を打たれるも、後続を断って無失点に抑えて、阪神を3タテしてチームは6連勝でマジックを8としました。


　ジョンソンが初回に四球から3点を失い、味方が2点を返して1点差に追い上げた直後にも四球をきっかけに1点を失ってしまい、掴みかけた試合の流れを手放してしまったかと思いましたが、5回から登板した九里が三者凡退に抑えて悪い流れを断ち切りました。
　直後に打線が繋がって秋山を攻略して4得点で逆転に成功しました。その後は一岡、今村、中崎が無失点リレーで阪神の反撃を許しませんでした。
　もちろん打線の粘りは素晴らしかったですが、九里以降のリリーフ陣が踏ん張って阪神の反撃を許さなかったことが5回の逆転劇を呼び込み、3タテに大きく貢献しました。
　この3連戦は接戦続きで、一岡、今村、中崎は3連投となり、かなり厳しかったと思いますが、気持ちで抑えたのではないでしょうか。打線の活躍の方が目立ちますが、リリーフ陣の奮闘が3タテに大きく貢献したと思います。
　厳しい登板が続きますが、歓喜の瞬間まであと一息なので、最後の踏ん張りを見せてほしいですね。