大竹 今季初完投！

広島 000 311 101 7
横浜 000 000 001 1
勝：大竹2勝1敗
本：栗原2号、倉1号

　大竹が今日も粘りの投球を披露し、9回を投げて被安打7、失点1で、見事今季初完投勝利を挙げました。序盤は毎回のように得点圏にランナーを背負う苦しい投球でしたが、後半の5回～8回は無安打に抑えるなど、安定してきたので、チーム今季初、そして自身初の完封勝利と思ったのですが、9回に3連打で1点を失ってしまいました。最終回は疲れもあったのでしょう。
　7安打も打たれながら、最小失点の1点で抑えられた要因は、課題だった四球が2個と少なかったことと、三振が4個と少ない代わりに、内野ゴロが13個と打たせて取るピッチングができるようになったことでしょう。
　前回登板の中日戦でも、同様のピッチングで要所を締めて、勝利を挙げました。ここまでの投球を見る限り、今季の大竹は間違いなく、一皮剥けたと言って間違いないでしょう。（最初は疑心暗鬼でしたが・・・）

　ようやく黒田に続くローテの柱が確定しましたね。ここに、青木高、長谷川が続いてくれれば、投手王国復活も近いかもしれません。

　打線は1番に梵を戻し、3番に中堅森笠、7番に右翼嶋を入れる組み換えを行い、10安打7得点と一見、効率良く得点したように見えますが、四死球が9個もあることを考えると、それほど効率の良い攻撃ができたとは言いがたいですね。残塁が12個もありますから・・・。　
　大竹が1失点に抑えたため大勝となりましたが、少々雑な攻めをしていると言う印象を受けました。特に9回は4連続四死球で1点を取った後、なおも無死満塁で無得点は、いくら下位打線とは言え頂けません。2,6,9回と3回も満塁の走者が残塁になっています。もっと丁寧な攻撃をしてほしいですね。

　とは言え、昨日までに貧打がうそのように安打がでました。これをきっかけにして、打撃陣が上向くことを願いたいです。
　前田の打率がようやく3割を超えるなど、調子を上げてきています。また、栗原も右方向への本塁打が出るなど、上昇傾向のようです。あとは、1,2番の出塁率が上がれば、得点力アップは間違いありません。そろそろ、鯉の季節になります。鯉のぼりが上がるように、チームの順位も上がってほしいですね。
　それにしても、嶋が打てませんね。やはりファームで再調整した方が良いと思うのですけどね。
　

ついに借金5

広島 001 000 000 1
巨人 010 430 00* 8
敗：長谷川1勝1敗

　今季初のカード勝ち越しを狙った試合でしたが、巨人に完敗して、ついに借金は5となってしまいました。今シーズンは、どのチームも大幅な連敗が無いだけに、上位をねらうのであれば、これ以上の借金を抱える訳にはいかないので、ここらで、大幅なてこ入れをして、チームの盛り上げていかないとまずいですね。
　
　相変わらずの貧打でしたが、それ以上に先発長谷川が乱調。4回を投げて8安打5失点と大誤算。3回までは、良く抑えていましたが、4回に4連続長短打を含む6安打で4失点。今の打線を考えると致命的な失点となってしまいました。
　また5回から登板のマルテも3失点して、試合が完全に壊れました。1-5と言う場面なので、勝ち試合の中継ぎ陣を投入する訳にはいかないと思いますが、あの場面でマルテ起用には疑問が残ります。

　打線は序盤にチャンスはありましたが、併殺やバント失敗で得点に結び付きませんでした。結果的にこの拙攻が勝敗を分けることになりましたね。
　ここまで不振が深刻だと、大幅な入れ替えが必要ですね。ALL-INの精神を考えるなら、控え野手も積極的にスタメンで起用して、チーム一丸となって戦う姿勢を見せてほしいです。
　ルーキー中東に今だ、安打が出ません。やはり、2軍で調整して結果を出してから、1軍登録した方がよかったかもしれませんね。

またですか・・・。

広島 100 000 100 2
巨人 010 010 10* 3
敗：青木高3敗
本：前田2号


　今日も青木高が好投しましたが、打線の援護が無く3敗目を喫してしまいました。青木高は6回1/3を6安打3失点と、過去3試合と同様の投球内容でした。今日は2本塁打を浴びましたが、2回の李承ヨプは仕方ないとしても、5回の阿部の本塁打はもったいないですね。初登板で金本に打たれた時と同じように、高めの甘い球を打たれました。ウエストするのであれば、もっと外さないといけません。
　しかし、この結果であれば、青木高を責めることはできませんね。やはり、援護できない打線に問題があります。今日は、初回に4番新井のタイムリーで先制して、幸先が良かったですが、2回以降は巨人投手陣の前に、梵の内野安打と前田の本塁打の2安打に抑えられてしまいました。
　その中で数少ないチャンスが4回にありました。無死1,2塁で打者前田でしたが、前田は自主的にバントを試みましたが、結果は投飛でランナーを進めることができませんでした。あの場面は、打っていくべきだと思うのですが、最近の打てない打線と、青木高の好投を考えると、1,2点勝負と見て確実にランナーを進めたい気持ちも分かります。しかし、相手はルーキーの金刃なので、前田が見下して打席に入れば、気持ちの面で有利なはずです。しかし、前田でさえ、そう言う気持ちで打席に入れないところに、最近の打線不振の深刻さを感じました。
　攻撃陣は余裕を持って、打席に入り、メンタル面で相手投手より、優位に立って勝負できないと、なかなかこの不振から脱却できないように思います。正に、それが、ブラウン監督の言う意識改革のことだと思います。
　これで、2回続けてカープを抑え勝利した金刃は、気持ちの面で余裕を持って、カープ戦に望めるはずです。カープはまた1人苦手投手を作ってしまったと言うところでしょう。

　明日は大竹だ先発するでしょう。前回のように粘りの投球で、今季初のカード勝ち越しと行きたいですね。

10人目の野手？

広島 000 200 100 3
巨人 000 000 001
勝：黒田2勝2敗
セ：永川1勝4S

　今日から打順を組み替えて望んだ試合でした。新打順は、1番に中堅中東、3番梵、5番前田、7番右翼森笠と大幅に入れ替えました。結果は10安打で3得点（実質は4得点？）と新打順が機能して、ようやく黒田に2勝目が付きました。
　新打順は概ねチャンスで得点できたので、結果が出たと言って良いでしょう。当面は、7番右翼を除きこの打順で固定されそうですね。
　その中心となる新井の調子が落ちていますね。今日も3打数無安打1四球で、4回の無死1,3塁で見逃し三振と、一時期の勝負強さが見られません。誰でも不調な時があるので仕方ないですが、できるだけ短くなるようにしてほしいですね。一方、倉が絶好調で、今日も4打数2安打で打率はついに.400になりました。これだけ調子が良いと石原の出番はありません。ブラウン監督の悩みも解消ですね。
　期待の中東は5打数無安打でしたが、実戦感覚が戻っていないのでしょう。感覚が戻れば打ってくれるはずです。
　　
　6回2死1塁で前田が右翼戦に放った当たりを、ボールボーイがファウルと勘違いして捕球、生還していた新井が3塁に戻され、4点目は幻になってしまいました。勝ったから良いものの、負けていたら大問題のシーンになってしまいます。ボールボーイももっと良く試合を見ていてほしいですね。

　先発黒田は9回0/3を投げて3安自責点0（失点1）と巨人打線を寄せ付けませんでした。序盤は得点圏にランナーを背負ったものの、中盤以降は全く危なげない投球でした。ここ2試合は魔の7回に失点し、逆転されていましたが、今日は問題ありませんでした。完投こそ逃しましたが、エースは心配無用ですね。

　明日は、青木高が4試合目の登板予定です。明日こそプロ初勝利を挙げられるように、新打線がバックアップしてほしいですね。

　宮崎の代わりに1軍登録されたのまマルテでしたね、ちょっと意外でした。1軍の中継ぎ左腕が河内1人なので、左腕を上げると思ったのですが。まあ、左右を気にするより、調子の良い選手を上げた方が良いですね。（監督はパワーアームが良かったのかも）

宮崎降格

　ルーキー宮崎投手が登録抹消されました。宮崎はここまで4試合に登板し、1勝1敗ですが、3回1/3で7失点と精彩を欠いた投球が続いており、登板した試合全てで失点しています。
　この成績では2軍行きは仕方ないでしょう。初登板で失点したことで、結果を求めるあまり、本来の投球、特に武器のストレートが見られませんでした。ファームで結果を出して、自信を取り戻せば、1軍でも本来の力を発揮できるはずです。
　夏場に向けて投手陣、特に中継ぎ陣が苦しくなる頃までには、戻ってきてもらいたいですね。

　代わりに昇格するのは誰でしょうか？中継ぎ候補を考えると広池、小山田あたりが有力ではないかと思いますが、14日(土)にケガからの復帰登板を果たした高橋建や開幕2戦目で苦い思いをした佐竹の可能性もありますね。
　ついでに昨日のサンデーモーニングで、大沢親分と張本に活を入れられたフェルナンデスもファームで試してみてはどうでしょうか。

ベース埋めTシャツ効果なし

中日 100 024 000 7
広島 000 100 000 1
敗：佐々岡2敗

　試合前の練習では、選手がお揃いのベース埋めTシャツで練習をして、今季初の連勝と初のカード勝ち越しを狙いましたが、結果は大敗となってしまいました。
　打線は4安打と完全に抑え込まれてしまいましたが、序盤の得点機を逃したことで、中日先発の中田を助けてしまいました。
　特に3回の無死2,3塁で前田、新井、嶋の主軸が揃って凡退し、無得点だったところが痛かったです。カープに傾きかけた流れを引き寄せることができませんでした。一方の中日は福留、ウッズで7打点とカープとは正反対です。主軸の働きが試合を決めましたね。新井が3打数無安打1四球3三振と、一時期の好調から下降線になっているのが気がかりです。不振の打線を1人で牽引していたので、調子が落ちてくると、さらに得点力が落ちてしまいます。嶋、栗原がはやく打ってほしいです。
　それにしても、嶋の不振は深刻ですね。ついに打率が.160となってしまいました。ブラウン監督も頑固に使い続けますね。キャンプ前にがいやのレギュラー白紙を明言していたのですから、あまりにも結果が出なければ、他の選手を起用するべきではないでしょうか。

　先発の佐々岡は、序盤からランナーを出しながらも、ベテランらしい丁寧な投球で、4回まで初回の1失点で凌いでいましたが、5回に1死2塁からウッズに打たれた本塁打が悔やまれます。あの場面はカウント2-3で、次の李が当たっていないことを考えれば、四球でも良い場面ですから、直球ではなくボールになる変化球を選択しても良かったはずです。もちろん失投だと思いますが、あまりにも痛すぎる失投でした。
　また、2番手で登板の宮崎は今日も失点してしまいました。1/3回で3安打3失点と完全に打ち込まれました。中でも先頭の投手中田に打たれたことは辛いですね。もっと楽な展開で投げさせるか、一度、2軍で調整した方が良いかもしれませんね。
　同じくルーキーの上野は2回を2安打無失点と抑えました。試合が壊れた後なので、気楽に投げられたと思いますが、結果が伴ってくることは自信になって良いのではないでしょうか。それにしても、上野が敗戦処理になっていますね。どうせなら、フェルナンデスを敗戦処理に使った方が良いのではと思ってしまいます。

　ブラウン監督が途中から捕手を打撃絶好調の倉から中東に代えて、テストしましたね。しかし、今は倉が良いだけに捕手での出番は無さそうです。それより、嶋の代わりに起用した方が良いのでは。

あっぱれ大竹

中日 000 000 010 1
広島 000 100 41* 6
勝:大竹1勝1敗
本：梵1号、前田1号

　今日の勝利は大竹の投球が引き寄せたと言っても過言ではないですね。毎回のように得点圏に走者を置きながら、粘りの投球で6回を5安打4四球で無失点に抑えました。制球が悪いながらも、打たせて取ることでピンチを切り抜けました。
　去年までの大竹なら四球で自滅していたところですが、今年の大竹は違いますね。こんな投球ができるようになれば、2桁勝利は間違いないですね。
　大竹にしても、長谷川にしても今年は違うと言うところを、十分に感じさせてくれますね。今日は梅津が李に本塁打を浴びて失点してしまいましたが、依然、好調が続く中継ぎ陣に、先発陣が整えば、投手王国再建も夢ではありませんね。

　一方の攻撃陣も前半は朝倉の前に抑えられていましたが、4回のワンチャンスをものにして先制、7回は集中打で4得点でダメを押しました。今までの拙攻が嘘のような、効率の良い攻撃でした。やはり、昨日の雨が良い気分転換になったのでしょうか。今まで投手陣に迷惑を掛けた分を取り返してほしいですね。
　そして、待ちに待ったことが2つありました。1つ目は前田に待望の第1号本塁打が出ました。前の試合まで長打が1本もありませんでしたが、今日は2塁打も放ち、3安打猛打賞。2000本安打まで残り82本です。この調子で早く達成して、チームを盛り上げてほしいですね。
　そして2つ目は、中東が初出場。8回に代打で登場しましたが、吉見の前に三振でした。実戦から離れていたので、感覚が戻っていないこともあると思います。早く実戦に慣れて、低迷する外野陣に活気を与えてほしいですね。

恵みの雨？

　今シーズン初の雨天中止でした。チーム状態（打線の状態？）が最悪なので恵みの雨と言ったところでしょうか。ただ、ドラゴンズも風邪が蔓延しているようで、状態が良くないようなので、対戦した方が良かったのかもと思ってしまいました。
　どちらにしても、この休息で気分転換をして、明日からのドラゴンズ戦に望んでほしいですね。
　明日の先発はスライドで大竹でしょう。前回登板と同様の投球ができれば、今季初勝利は間違いないでしょう。

　ブラウン監督が、今日の試合で尾形をスタメンセンターで起用する予定であったことを明かしました。センターと言うことは緒方、森笠の代わりで起用するということですね。今の2人の状態では仕方ないですね。監督も言っていましたが、1人代えるくらいでは打線全体の不振は変わりません。そこで、思い切って大幅に入れ替えてみてはどうでしょうか。期待の中東を外野で嶋の代わりに（捕手は倉の状態が良いのでそのままでしょう）、東出の代わりに松本を起用してみて、1番梵、2番中東、3番前田、4番新井、5番栗原、6番尾形、7番松本、8番倉という打線も面白いと思います。

無援のルーキー

巨人 020 000 001 3
広島 000 000 100 1
敗：青木高2敗

　青木高が3戦目の登板でも打線の援護がなく敗戦投手になってしまいました。7回4安打2失点と、昨日の黒田と同様に文句のない、すばらしい投球内容です。防御率も2.84とカープの先発投手では黒田に次ぐ数字で、ローテ通り2番目の投手となっています。しかし、今だに勝ち星なしの2敗とは信じられません。
　黒田と同様に打線が得点できない試合が続いています。これでは青木高が可哀想です。ルーキーが奮闘している姿を見て、何とかしてやろうと言う気持ちを持って、奮起してほしいです。

　好調中継ぎ陣として奮闘していた、河内がついに失点。9回小笠原に痛恨の本塁打を浴びてしまいました。いつかは失点することは分かっていますが、実際に失点すると寂しいですね。

　その打線は、序盤のチャンスを活かしきれず、終わってみれば巨人を上回る9安打を放ちながら1得点のみと寂しい限りです。
　やはり、初回の1死1,3塁、2回の無死2塁で得点できなかったことで、木佐貫を立ち直らせてしまいました。その後もランナーを出すも、打線がつながりませんでした。また、今日は絶好調の新井が無安打3三振に終わったことが少し気になります。特に、初回のチャンスで三振したところは、最近の新井らしくありませんでした。昨日の6回の併殺と言い、新井の調子が落ち始めたのでしょうか。今の打線で新井が不調になると、とても悲惨に状態になってしまいますね。

　唯一明るい材料は、栗原が3安打猛打賞と復調気配です。このままエンジン全開となってほしいですね。
　また、いよいよルーキー中東が山田と入れ替わりで1軍登録されました。期待のルーキーが救世主になってくれることを祈っています。

またルーキーに白星献上

巨人 000 000 200 2
広島 000 100 000 1
敗：黒田1勝2敗
本：新井6号

　開幕カードの阪神小嶋に続き、またしてもルーキー金刃にプロ初勝利を献上してしまいました。ルーキーに限らず、ヤクルトのグラウシンガーなど初物に弱いですね。全く手が出ない訳ではないのですが、あと1本がでません。あれこれ考えすぎてしまうのでしょうか。
　今日は終盤チャンスだらけだったにも関わらず、新井の4試合連続となる本塁打による得点のみ。特に、最終回の1死満塁は相手からもらったようなチャンスでしたが、代打緒方がセカンドフライ、梵がサードゴロに倒れゲームセット。
　緒方は、最低でも外野まで打球が飛べば、俊足天谷なので同点になる場面だっただけに残念でした。緒方の調子が上がりませんね。このまま1軍でベンチにいるより、一度2軍で再調整した方が、本人にとっても良いのではないでしょうか。
　実は、あの場面代打は大須賀と思っていました。調子も良く、古巣相手と言うこともあって、きっと燃えていたと思います。
　逆転打も元カープの木村拓に打たれたので、そのお返しができれば最高だったのですが残念です。

　黒田は序盤ランナーを背負う苦しい投球でしたが、中盤以降は調子が良くなり、無失点に抑えていたのですが、疲れが見え始めたのか、球が甘く入り始めた7回に捕まってしまいました。しかし、7回を5安打2失点の内容を見れば、前回に続き黒田を責めることはできません。
　この前の6回に無死2,3塁で打者新井と言う最高の見せ場があったにも関わらず、最悪の併殺打。これで流れが変わってしまいましたね。
　それにしても、黒田のときは打てませんね。去年から呪縛に囚われています。もっと、黒田に楽な投球をさせられるように、攻撃陣は奮起してほしいですね。と思う気持ちがプレッシャーになるのでしょうか。

　明日は青木高が先発でしょう。小嶋、金刃に先を越されてしまいましたが、プロ初勝利を挙げてほしいですね。