ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

雲形の魂

2009-01-02 21:00:58 | Weblog
都市の空 鈍く 射光を発し
緩慢な雲 白く カルマ吹く

夜景は開放を予感させて
私は空の人

今 自由の夜
音も無く
魂は暗闇に走り去る
思うさまに飛び散るから

夜の静寂が益々深まり
光が爆発している
魂が破裂する
静かな夜に

憧れた心に
見知らぬ異地を彷徨う
夢幻の昏 線画 透き通る
この眼球とインターフェイスの間

都市に浮かび
照らし出された
住人らのカルマは雲形

夜の都市に浮かぶ鈍い光の 雲

人人らの魂 雲に似ていて
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何のための読書?

2009-01-02 18:47:23 | Weblog
僕は今まで安らかに眠った事がない
僕は今までちゃんとした夢なんて 見た事がない
砂漠のような部屋で唯一の砦 書架を見詰めて忘却

活字に乗っ取られた!
長い独房の生活は続くんだ

世界には誰がいるの
直接会話を交わした憎々しい家人

皆が眠る 夜に起きだし
インターフェイスを覗いて

さも意味ありげな
言葉を書き付ける

活字に乗っ取られた!
長い独房の生活は続くんだ

何が何でも僕は被害者
そんな立場が傷を深くする

僕が正しく人は間違ってる
そんな独善が頭を腐らす

僕には安らかな眠りなんて無縁
僕は正しい夢なんて抱いた事がない
針のむしろの様なベットが待っている
忘却の書架が地獄の活字が呼ぶ

この部屋は一体何のために在る…
何のための読書?
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