肌を濡らす
ジットリした大気
母の豊饒の胸に抱かれて
まどろむ赤子のよう
重々しく きめ細かく
私を包む
母の無償の湿り気のような
大気
湿気 うねって
大地を 滑る
スケーターの速さ 機敏さ
湿気の重厚な構造物
御堂の歌は 低く響き
母が私を抱いて
蝋燭に火を点して
一礼
祈りよ
肌を滑る湿気に
祈りの焔は灯される
散華の花弁の輝きは
灰の大地に
色めく
時
肌を嘗める
湿気
母に祈る
ジットリした大気
母の豊饒の胸に抱かれて
まどろむ赤子のよう
重々しく きめ細かく
私を包む
母の無償の湿り気のような
大気
湿気 うねって
大地を 滑る
スケーターの速さ 機敏さ
湿気の重厚な構造物
御堂の歌は 低く響き
母が私を抱いて
蝋燭に火を点して
一礼
祈りよ
肌を滑る湿気に
祈りの焔は灯される
散華の花弁の輝きは
灰の大地に
色めく
時
肌を嘗める
湿気
母に祈る