来世まで透けて見えるという
不思議なグラスに
湯ざましを一杯注ぐ
太陽光に晒して
窓の外の風景を
水レンズに閉じ込めてみる
反転した世界で見定める
テーブルを通して
ノートに文字を走らせる振動が
グラスの水に伝わって
世界は小刻みに揺れて
新しい配合が始まる
私の詩のように
五月雨の詩作の合間合間に
グラスは口に運ばれ
水は飲み干され
グラスに円筒形に保たれた
輝く水のレンズ世界は消える
水が昏い内臓世界へ流れ込む
これもそれも
不定形の透明な液体
生命の源
水
の
技
不思議なグラスに
湯ざましを一杯注ぐ
太陽光に晒して
窓の外の風景を
水レンズに閉じ込めてみる
反転した世界で見定める
テーブルを通して
ノートに文字を走らせる振動が
グラスの水に伝わって
世界は小刻みに揺れて
新しい配合が始まる
私の詩のように
五月雨の詩作の合間合間に
グラスは口に運ばれ
水は飲み干され
グラスに円筒形に保たれた
輝く水のレンズ世界は消える
水が昏い内臓世界へ流れ込む
これもそれも
不定形の透明な液体
生命の源
水
の
技