春 高楼の花の宴
めぐる盃影さして
千代の松が枝わけ出でし
むかしの光いまいづこ。
廃墟に佇む 我 郷愁
しばし夢幻に遊ぶ街路灯
人の途絶えたアスファルトの道
口ずさむ荒城の月
夜は何もかも包み込むから
息づく夢幻に憧れて
道端に咲くコスモスに口づけて
夢に歩みつつ夜は散歩出る
秋陣営の霜の色
鳴き行く雁の数見せて
植うるつるぎに照りそいし
むかしの光いまいづこ。
夕暮れてうらぶれる街角
グランドのサッカーゴール
懸かる北極星に息かけて
想うあの娘と二人旅
ギリシャの廃墟で口ずさむ
この歌あの歌の日本語の
蕩ける母音 空 揺する
明日の空は明日が知る
いま荒城のよはの月
変わらぬ光たがためぞ
垣に残るはただかつら、
松に歌ふはただあらし
城址残る公園で
白光の二つの影の舞い始め
舞い続け月が寄り添う一つなる
フェアリーテイルは何時も微笑み
夜半の月を浴び切って
影と光の宴ある
この荒城の月 前世でも
見詰めてたあなたと二人
天上影は変わらねど
栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなほ
ああ荒城の夜半の月
星を仰ぐるベンチに座り
語り合う未来図に荒城の月
夢から覚めてまた夢見て
大地を二足歩行ししゃべり続ける
二人で語る永遠の夢
君の瞳に映る草むす古城
虫のすだきは宇宙へと
流れ消え入る讃歌なり
めぐる盃影さして
千代の松が枝わけ出でし
むかしの光いまいづこ。
廃墟に佇む 我 郷愁
しばし夢幻に遊ぶ街路灯
人の途絶えたアスファルトの道
口ずさむ荒城の月
夜は何もかも包み込むから
息づく夢幻に憧れて
道端に咲くコスモスに口づけて
夢に歩みつつ夜は散歩出る
秋陣営の霜の色
鳴き行く雁の数見せて
植うるつるぎに照りそいし
むかしの光いまいづこ。
夕暮れてうらぶれる街角
グランドのサッカーゴール
懸かる北極星に息かけて
想うあの娘と二人旅
ギリシャの廃墟で口ずさむ
この歌あの歌の日本語の
蕩ける母音 空 揺する
明日の空は明日が知る
いま荒城のよはの月
変わらぬ光たがためぞ
垣に残るはただかつら、
松に歌ふはただあらし
城址残る公園で
白光の二つの影の舞い始め
舞い続け月が寄り添う一つなる
フェアリーテイルは何時も微笑み
夜半の月を浴び切って
影と光の宴ある
この荒城の月 前世でも
見詰めてたあなたと二人
天上影は変わらねど
栄枯は移る世の姿
写さんとてか今もなほ
ああ荒城の夜半の月
星を仰ぐるベンチに座り
語り合う未来図に荒城の月
夢から覚めてまた夢見て
大地を二足歩行ししゃべり続ける
二人で語る永遠の夢
君の瞳に映る草むす古城
虫のすだきは宇宙へと
流れ消え入る讃歌なり