ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

宮古島にて

2017-05-14 10:07:31 | Weblog
やわらかな風になって
紺碧の海の色に染まる
サワサワと波が寄せて
サンゴの砕けた白い海
貝殻を探すように
言葉を拾っていた

微睡みの夢の中で
海辺の風に吹かれて
微かにピアノの曲が流れて
空気を震わせて過ぎる

大空をたたんで胸に入れて
大きく息をして吐いて
夢一つ

音楽と二種類の悪魔

2017-05-13 22:57:25 | Weblog
音楽の仮象(かしょう)の魅惑に囚われている。
科学技術の粋を尽くした、ネット ラジオ…
君は知るか?この現象には、二種類の悪魔が
奉仕している事を…アーリマンは、科学技術で
ルシファーは、めくるめく幻想で人々を魅了する。
両者は、宇宙進化の過程を犠牲にしたのだそうだ。
我々は進化する。二種の悪魔の元で…

雨の日には

2017-05-13 19:29:29 | Weblog
雨の日には、きみの銃の手いれをするがよい
(武器を、ものを、言葉を、ととのえるのか。
自由と虚偽と、火と罪の火とを、見わける
すべを心得ることだ)。
ルネ シャール『痙攣した晴朗さのために』

詩人 那珂太郎

2017-05-13 12:28:45 | Weblog
魚の骨のある風景より(那珂太郎)

ガラスの螺旋階段を
全身毛の抜けた よぼよぼの怪獣がのぼってゆく
ただ孤り取り残された 盲の生物
のはるか眼下に茫々とひらける砂漠
巨大な魚の骨のようなものが疎(まばら)につき刺さり
そのひとつに
紙凧(かみだこ)のようにひっかかっている
ひからびた神の幻像

*「戦後詩によるメーソン殲滅作戦」開始

黒い水母(メーソン殲滅作戦)

2017-05-13 10:30:39 | Weblog
黒い水母(那珂太郎)全文

どろどろどろどろどろどろどろどろ
葬列の太鼓の響きよりものうく
老い朽ちた陸橋を渡ってゆく
跫音(あしおと)のかげ
黄昏のレントゲン線に透けてみえる
黒い水母のむれ
びれびれと触手そよがす海藻の間をぬって
どこまでそれは流れて行くか
海底にくらく蹲(うずくま)る
煉瓦の巨体の雁首から
無意味な煙はたえずきな臭く立ちのぼる
それは屍を焼く火葬場ではない
無期徒刑囚の
牢獄でもない
しかしそこから吐き出されるのは
口の縫いふさがったやつ
眼玉を刳りぬかれたやつ
手足の関節を外されてぶらんぶらんさせてるやつ
垂れこめた雨に朦朧とけぶる
それから歪曲された 畸形の生物
やぶれた皮膚に紫の血をにじませ
黄い蛔虫(かいちゅう)を尻からたらして
へんに透明な 揺れうごくうどんこの
臓腑
に詰まった古い記憶ーー
不滅の真理
自由

それは腐って屍体にひとしい悪臭をはなつ

醜怪な文明のメカニズムの中から吐き出された
メタンガスの暖気のような 気泡のような
黒い水母たち
彼等は向かうべき方向をしらない
行きつくべき目当てをもたない
かなしい
盲の
実存よ

砕かれた時間の夜光虫きらめく
焦げ残りの肋骨
ひん曲った鉄柱の錆びた傷口
をひざらして注ぐ雨


西北の空を稲妻が引き裂けば
映し出されたアスファルトの背筋のうねりに
白濁の膿汁と
赤黒い血液と
互いに交ざらぬニすじの流れ
その無気味な電流のエスカレーターにのって
意志もなく彼等はどこへ漂うーー
虚妄の明日の希みを灯す
贋造ダイヤの光ゆらく街区の方へ?

ああ 陰湿なこの国の梅雨季のなかを
萎えた手足は右にゆれ 左にゆれ
眼もない
口もない
喪神のパラシュートのむれはただただ沈降して行く

*「戦後詩によるメーソン殲滅作戦」

日本最大の黒魔術集団

2017-05-12 00:24:46 | Weblog
日本最大の黒魔術師集団…
真言坊主の呪詛が始まった。
飛んだ失禁騒ぎみたいなもの
お前らのめかけとか孫とか
お前にその因果が出ず
一番お前らが大事に思ってる存在に
その因果応報が厳然 厳粛に執行される
なあ坊主…オレが幼稚園に行きだした頃
小児喘息の発作で絞め殺そうとしたのも
お前らの先輩 それ以来55年に渡り申し送ってる
呆れたよ…

もっともっと悪巧みしろよ…

2017-05-11 20:20:03 | Weblog
安倍晋三、官僚、死の商人、メーソン…
もっともっと悪巧みしろよ!
もっともっと民衆を苦しめろよ!
まだまだ序の口だよな…
やがてお前らが「最後の審判」
死ぬ時をオレは薄笑いを浮かべながら
狡猾な毒ヘビのようにじっと待とう…
お前らもっともっと悪い事考え実行しろよ!
まだまだ足りね〜

ちっぽけな島の時

2017-05-11 10:52:03 | Weblog
太陽が眩しい
風が海風が吹き抜ける

南のちっぽけな島の午前
静かだ風の音が聴こえる
小さな蝉が鳴いて過ぎる 時

軽い朝食を済ませたなら
シュタイナーを読みながら
二度寝のようす

窓からの光
すべてが輝きに満ち満ちて

訪れる人もいない
NET RADIOを解放して
一人静かな時を味わう