かば園長日記

過去のブログ保存の為、お引越ししました。

杜の都仙台 その4

2006-08-02 11:21:09 | ちょっと出かけた話
こけしレポート2(長いです)


演奏会が終わった次の日 
Nさんと仙台駅で待ち合わせしました。

私が『昨日ね 美術館に行ったらこけしと蝶ばかりで
驚いたけどこけしは結構良かったよ。
あんなに面白いとは知らなかった』と言ったら
彼女の音楽の先生が 有名なこけしコレクターで
家にこけし洞という個人美術館を持ってるので
『ともちゃん 先生の所にこけし見に行こうよ』
と急にこけしを見に行く事になりました。


話とは関係ありませんが この時仙台朝市で海鮮丼を食べた
1000円也。海老がウマイ。


バスが時間が合わなかったのでタクシーで行くと
先生が道で待っててくれました。
さすがに美術館だけあってサイドボードに
こけしがズラ~~~~~っと物凄い数でした。
下の戸も開けていいよというので開けてみると
これまた飾りきれないこけしたちがズラ~~~~~~~
待ちかねていて じっくり見せてもらうことにしました。


先生に色々話を伺いました。

『こけしは 子供が遊ぶおもちゃだった。なのでコレクションがはやる前のものは 子供が遊んで絵が取れてしまったものが多い。』

『こけしは子供を間引いてその代わりに飾るいう話があるが
 あれは間違い 地元ではこけしとは言わないそうです。』

『こけしの赤い色は魔よけの赤』

『こけしの描き方は父から子に伝わるもの(古典)
 ただ職人の長い人生で若いときと年をとると
 やはり絵は違ってくる。』

『新作こけしの世界もある』

『こけしはロクロで木を削って作ったものがこけし。』

『こけしブームは昭和5年にあった 
 そのあとは昭和40年代にもあった』

とこけし話が続いた後 
先生に良いこけしの見分け方は?と聞いてみました。
『ヘタウマというか カオに味があるもの 
 それと 筆さばきが見事なもの』

さらに この中で一つ選ぶとしたらどれですか? 
と聞いてみたら『う~ん 選べないなあ』
と本当に困った様子でした。
こけしを愛しているんだなあ。

というわけで初の仙台はこけしの引力に
引っ張られた感じで終わりました。



先生から頂いたこけし。(ありがとうございます!)
新しく見えるが20年くらいたってるそうだ。
女性の作 
こけしの世界はほとんど男性が作ってるので珍しいそうです。