背広組が制服組より優位と位置づけてきた、『文民統制』の規定を廃止する防衛省設置法改正案が、衆議院本会議で審議入りしたそうです。
『文民統制』は、軍部の暴走を許した戦前・戦中の反省から生まれたものです。
改定されると、文民である政治家が軍隊を統制する『文民統制(シビリアンコントロール)』の仕組みを掘り崩す重大な改定です。
ところが中谷元防衛相は『・・・大臣補佐と軍事専門的見地からの大臣補佐が車の両輪としてバランス良く行われることを保障するもので、今回の改定によっても、その趣旨は変わらない』『文民統制を弱めることはない』などと答弁しているそうです。
が、「何故改正する必要があるのか」については、何も答えていないそうです。
私は、『戦争立法(安保法制)』を成立させて、制服組が戦争遂行の実権を握るためのものだと思います。
先ずは、明日から始まる一斉地方選挙、後半戦で『戦争立法』の成立を阻止する勢力を大きく増やしましょう。