キクの話
2018-08-14 | 日記
娘からリクエストされる私の小学校時代の話にキクの話というのがある。
別にたいした話じゃなくて、クラスにキクチさんって子がいて、その子が通称「キク」って呼ばれていた。
そのキクが、ある班決めの時、本当にどうってことないことで泣いて、その授業の間、ずっと泣き止まなかったっていうだけの話である。
娘はその話を、ゲラゲラ笑って聞く。
そして「私の小五の時のピュアちゃんみたい」という。
ある女の子がクラスの男子に「ドヤ顔」と言われただけで泣いて、トイレに閉じこもって授業にも出なかった。
クラスの女子全員で呼びにいったら先生が
「そんな大勢だとプレッシャーだから、仲良しだけにしてあとは教室に戻りなさい」と言った。(娘はソッコーで戻った)
教室で先生が「やめなさい、あの子はピュアな子なのよ」と言って以来、その子は「ピュアちゃん」になった。
正直いって、キクもピュアちゃんも線の細いかよわい子じゃなくて、どっちかというと栄養満点の子だった。
私はキクが「なんでこんなどうでもいい、むしろ笑うことで、ここまで大袈裟に泣いたのか」さっぱりわからなかった。
泣かした?子が「キクごめんね、キクごめんね」と何度言っても、何も応えずにいつまでもポロポロと涙をこぼしてるのが不思議でならず、しまいにめんどくさいなあと思った。
娘も「私も同じ」と笑った。
白状すると。
私はそういうところにデリカシーがない。(知ってますって)
私とは全然タイプの違う娘にも、そこだけは似てしまったようだ。
無意識でも堂々と「か弱いふう」を見せつけて、気を引こうとされるのは、思春期の子がギリギリ限界である。
(過去スレの通り、なまっちょろいリストカットの痕などちらつかされると、嘘でも深刻なリアクションができずに嫌われてしまう)
大人でこれをやられると、申し訳ないけどニヤニヤと笑ってしまう。
辛い話は知らん顔して語らず、誰も知らないところでこっそり耐えている。
そんな姿を思いがけず見てしまった時に、鬼の目にも涙はあるけど…
別にたいした話じゃなくて、クラスにキクチさんって子がいて、その子が通称「キク」って呼ばれていた。
そのキクが、ある班決めの時、本当にどうってことないことで泣いて、その授業の間、ずっと泣き止まなかったっていうだけの話である。
娘はその話を、ゲラゲラ笑って聞く。
そして「私の小五の時のピュアちゃんみたい」という。
ある女の子がクラスの男子に「ドヤ顔」と言われただけで泣いて、トイレに閉じこもって授業にも出なかった。
クラスの女子全員で呼びにいったら先生が
「そんな大勢だとプレッシャーだから、仲良しだけにしてあとは教室に戻りなさい」と言った。(娘はソッコーで戻った)
教室で先生が「やめなさい、あの子はピュアな子なのよ」と言って以来、その子は「ピュアちゃん」になった。
正直いって、キクもピュアちゃんも線の細いかよわい子じゃなくて、どっちかというと栄養満点の子だった。
私はキクが「なんでこんなどうでもいい、むしろ笑うことで、ここまで大袈裟に泣いたのか」さっぱりわからなかった。
泣かした?子が「キクごめんね、キクごめんね」と何度言っても、何も応えずにいつまでもポロポロと涙をこぼしてるのが不思議でならず、しまいにめんどくさいなあと思った。
娘も「私も同じ」と笑った。
白状すると。
私はそういうところにデリカシーがない。(知ってますって)
私とは全然タイプの違う娘にも、そこだけは似てしまったようだ。
無意識でも堂々と「か弱いふう」を見せつけて、気を引こうとされるのは、思春期の子がギリギリ限界である。
(過去スレの通り、なまっちょろいリストカットの痕などちらつかされると、嘘でも深刻なリアクションができずに嫌われてしまう)
大人でこれをやられると、申し訳ないけどニヤニヤと笑ってしまう。
辛い話は知らん顔して語らず、誰も知らないところでこっそり耐えている。
そんな姿を思いがけず見てしまった時に、鬼の目にも涙はあるけど…