珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

役職を思う

2019-04-09 | S教団関係
私はS時代、たいした役職をやっていなかった。
仕事が忙しかったり家の事情だったりで、まあ縁がなかった。
そんな中でこれは大変だなあと思ったのが、あまり連絡のとれない人と連絡をとらなければいけないという話だった。
出てこない人のところに家庭訪問するとか、ポストに手紙や連絡を入れるなどである。

話を聞くと、訪問者を悶々とさせた出てこない人は「嫌だから出てこない」「察しろ」と思っていたそうである。
居留守を使いながら、あいつらゾンビ、しつこい、頭おかしいという声がネットに溢れていた。

一方で連絡をとりたい人は、ただ単純に、与えられた役割、責任感でそうしていた。
嫌なら行かない。
誰が好き好んでこんな面倒くさいことをしたいだろうか。
誰だってそんなストーカーのようなことは、するのもされるのも大嫌いと思う。
会えなくて、その真意がわからないから、忙しい中を貴重な時間と労力を割いて、わざわざ訪問しているのである。

そういうお互いの感情を、肝心の当人同士のコミュニケーションをすっとばして、どちらもがネットにぶちまけていた。

これは役職者がきついなあと思った。
私ならキレたと思う。
「嫌ならちゃんと
と言えーーー!!二度と来るか」
(だから役職がまわってこなかった(笑))

自分からコミュニケーションを放り投げておきながら、陰口だけ言う。
「言っても無駄だから」

私はこれは違うと思う。
陰口でそんなに上手く言えるんだから、全然無駄じゃないよ。
無駄なのは、伝わらない故に費やさなければならない、お互いの心労や軋轢の方である。

役職者はそんな人にも心を砕いてきた。
私はそれをとても尊敬する。
コメント (2)