釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月6日 やっぱり、釣りは潮次第

2018年08月06日 | 日記



昨日の潮が嘘のように、今日の潮は動かない。

上潮が0.5ノット前後に対して、下潮は1ノット前後で動いて居る感じがする。

それでも、重ためのジグで、着底を取るようにして頂いた。



その春口さんのジグに、一投目からアタリが来た。

「重いです。走りますね」

時折、ドラッグ音が鳴り、ラインが出ていく。

時間を掛けて、ゆっくりと上げていこうとした時、獲物が走った。

走りを溜めようとした瞬間、リーダーが切れた。


朝一番に、“大物”とやり取りを繰り広げる。

スタートとしては、悔しいけど気持ちが入ってきた。



仕掛けを新しくして、ジグを入れると鯖がヒットしてくる。

丸々とした鯖だけに、走る力も強い。

3,4匹釣り上げたところで「鯖はもう良いかな」と、次のポイントへ移動する。


潮が余り動いていないと判断して、沖合の深場に移動してみる。

ところが、船を止めると潮が2.6ノット前後で流れていた。

ジグも300グラムからスタートするが、2度目の着底が取れない。

そのジグのホール中にアタリが来た。





良型の真鰺だった。

しかし、後が続かない。

「浅場に移動しましょう」

狙いの根魚を求めて、浅場に移動する。

浅場になると、潮は0.5ノット前後に遅くなる。

移動して、一投目に春口さんにアタリが来た。

「良い感じの引きですね」

「根魚だと良いですね」

期待が膨らむ。





上がってきたのは、47センチの良型オオモンハタ。

「これが欲しかったですね」

待望のオオモンハタに、春口さんの笑顔が良い。


船を戻して、同じコースを流していく。

「何か当たります」

バイトしてくるが、針掛かりしない。

針掛かりするのは、鯖が多い。

今度のアタリは、鯖とは違うようだ。



アタリから、魚の走りを楽しむ。



上がってきたのは、オジサン(ウミゴイ)だった。

「これって、刺身が良いですよね」

「美味しいですよ。ちょっと、見た目が良くない印象ですけどね」

しっかり血抜きして、クーラーへ。


朝イチにも仕掛けを切られ、どうなるかなと心配した。

狙いの魚の一つ、良型のオオモンハタを釣り上げた。

「次回、また頑張ります」

今日も、動きの悪い潮と速すぎる潮に翻弄されたが、釣りを楽しんだ一日だった。

8月5日 激流の中で

2018年08月06日 | 日記
「今日も、流れが速いか…」

潮自体は、上り潮が入っているので、悪い感じではない。

しかし、問題はその速さ。

「2.5ノット前後で流れています」

2度目からの着底がなかなか取れない。

鯛ラバやジグなどを重くして対応しようとするが、なかなか厳しい。


そんな中、日高さんにアタリが来た。





鯖がダブルで上がってきた。

走り回る魚だけに、尾びれにリーダーが絡まっていた。

作本さんにもアタリが来た。



ラインが相当出ている。

ゆっくりと巻き上げていくが、途中で針はずれ。

多分、鰺の口切れだろう。

船尾で竿を出していた作本さんにもアタリが来た。





ウッカリカサゴが上がってきた。


潮の速さに苦しんでいる状況の中、時折、ヨコワや鰹のナブラが船の近くで立つことがある。

キャスティングの準備をして、直ぐに対応できるようにしておく。

すると待望のナブラが湧いた。

ジャンプしているのは、3キロ~4キロクラスのヨコワが見える。

二人の作本さんが、キャストする。

「あっ…」

作本さんの声がした。

「どうした」

「切られました。新品のルアーを持って行かれました」

見ると、リーダー22号が切られている。

切り口が、激しくささくれている。

作本さんは、朝一番の釣り始めにも大物に走られて、ラインごと仕掛けを持って行かれていた。

「今日は、大きいのが来るけど、やられる…」

キャスティングしている途中には、1.5メートルは有りそうな「ヒラマサ」らしい魚体も目認している。

この熱い時間は、直ぐに過ぎてしまう。

「アタリは来たけどな…」

二人の作本さんが、悔しそうにしていた。


潮に乗せて、船を流していると、少しだけ潮が緩んでいる処があった。

「潮が1ノット前後になっていますね」

日高さんにアタリが来た。





ウッカリカサゴが上がってきた。

荒武さんにもアタリが来た。



レンコダイが上がってきた。

小型だがアタリが来始めたとき、船の周りにシーラが姿を見せた。

作本さんが、生け簀に活かしていた鯖を、餌にして流してみた。

すると、目の前でシーラがヒット。



暫くのやり取りの後、タモに治まった。



60センチクラスの、良型シーラだ。


今度は、アジゴを餌にして流してみた。

大きなシーラが、アジゴ目掛けて走っていくのが見えた。

いきなり竿が曲がった。





仕掛け自体が太い仕掛けなので、力勝負に出る。

PEは6号、リーダーは30号の太仕掛けで勝負する。

時折、ドラッグ音を響かせて、疾走する。

竿でためて、船縁に寄せる。



無事にタモに治まったのは、体長130センチ超の雌のシーラ。

卵をお腹から出していた。


朝から納竿まで、潮は激流のままだった。

「最後に、シーラと遊べました」と、笑顔で終えた一日だった。