釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月10日 凪ぎだ

2018年08月10日 | 日記
早朝の海は、昨日までの波が、可成り治まっていた。

「凪だ、凪になっている」

猪崎鼻の岩場に打ち寄せていた波も、静かになっている。

「行けるかもしれない」

沖合のポイントに行ける。

「塩田さん、凪になっていますね。出てみますか」

「行きましょう」


沖に出ると、ウネリが少し残っているが、波は殆ど無い。

風も、北西の風が吹いている。

直ぐに釣りを開始。

潮は、上り潮が緩く流れている。

二枚潮みたいな感じもするが、これまでの速い流れからすると、釣りやすい。



矢越さんにアタリが来た。



朝イチの釣果は、沖カマス。

「良い型ですね。塩焼きが美味しそうですね」



矢越さんに続けてアタリ。

引きからして「鰹みたい。ホール中に来た」と、慎重にやり取り。

しかし、掛かりが浅かったのか、途中で針はずれ…残念。



塩田さんにも、アタリが来た。

丸々とした鯖が上がってきた。

この後も、ポツポツとアタリが続くが…。

今日は、いままで余り当たらなかった、エソが連発してくる。

それも、胴回りの大きなエソばかり。

少しずつ、ポイントを移動しながら、ベイト反応の出ている処を攻めていく。



又しても、矢越さんにアタリが来た。

竿先を叩く、良い感じの引き具合だ。

「真鯛みたいですね」



上がってきたのは、2キロ近い良型の真鯛。

「丁度、美味しいサイズですね」と、みんなが笑顔になる。

塩田さんにも、強いアタリが来た。



「良い引きしますね」

「真鯛みたいな感じですね」

期待が広がる。

やがて、海中に姿が見えてきた。

「真鰺です」



胴回りの太い、大きな真鰺。

長さを測ってみたら、36センチ有った。

「今日の刺身はこれで大丈夫」と、一安心。


この後も、丸々とした鯖が当たってくる。

ゴマ鯖の、片手では胴回りに手が回らない大きさだ。


1カ所3流しで、ポイントを移動する。

鯖は、移動した先でもヒットしてくる。

鯖のアタリを楽しんでいると、矢越さんに竿が折れんばかりの大当たりが来た。

横で見ていたら「あっ、竿が折れる」と、思わず叫びそうになった。

最初の強烈な突っ込みで、竿からアタリが消えた。

「ジグは…切られました」

「いや、付いています」



見ると針が伸びている。

リアフックは、リングが伸びて外れてしまっている。

何が引いたのだろう。

「アラじゃないかな…」

想像は、膨らむ。


気を取り直して、仕掛けを入れる。

塩田さんにアタリが来た。





上がってきたのは、良型のウッカリカサゴ。

「美味しい魚ですね」と、笑顔になる。

しかし、この頃から北東の風が強くなって、波立ち始めた。

台風14号の影響が出始めたかな。


北東風が強くなったこともあって、内場に移動する。

矢越さんに、強いアタリが来た。



強い挽きから「青物かな」と、期待が膨らんだが…。



上がってきたのは、サメだった。

元気のいいサメだったが…、余り嬉しくない、と直ぐに海に帰す。

「今日は、帰りますか」

帰り際にシーラを狙って、塩田さんがルアーを引いてみた。

反応は直ぐに出た。

「来た。来ました」



船の航跡の先で、シーラがジャンプしている。

船縁に姿を見せたシーラは、「ちょっと小さいかな」

その青い姿は、綺麗だった。