時間経過と共に「今日はボーズかな…」と、覚悟を迫られてきた。
何とか、それだけは避けたい。
気持ちと気持ちの闘いみたいになった。
朝イチに入ったポイントは潮の流れが速く、2ノット以上の速さだった。
ベイト反応はあるのだが、そのポイントを過ぎるのが早すぎる。
ジグを重くしても、着底が取り辛く成ってきた。
思い切って、浅場にポイント移動する。
水深30メートルクラスの浅場は、0.6ノット前後と潮の流れが緩い。
ベイト反応も、海底から浮き上がって出ている。
しかし、当たらない。
「なんでだろう…」
チョット頭を抱えたくなる気分だ。
移動距離をとっても、潮の活性が低ければ移動する意味が無くなる。
他のポイントにいる仲間も、何も当たらないと苦戦して居るみたい。
「ベイト反応が出ているところを、中心に攻めてみましょう」
幸いに、昨日までと違って、海は凪になっている。
移動するのに、波に邪魔されることはない。
ただ、風がクルクルと変わっている。
最初は西風、段々と北西になり、急に南東に変わる。
南東に変わったなと注意していると、北東になり、直ぐに西に変わる。
潮以上に風の変化が目まぐるしい。
その状況の中、上野さんが、ひたすら竿を振り続ける。
真鯛と思われるアタリも出るが、直ぐに外れる。
ジリジリとした、辛抱の時間が過ぎていく。
「もう一度、ベイト反応の一番出ている処を攻めてみましょう」
古い魚礁、崩れている魚礁とベイトを確認して攻めていく。
時計を見ると、納竿まで時間も残り少ない。
「ん…、何か来た」

竿が大きく曲がり、何かがヒットしたことを教えている。
上野さんが、ゆっくりとラインを巻き上げていく。
「余り引きません。でも、重たいですね」
ヒットしたのは、根魚のようだ。

アオハタが姿を見せた。
1枚のアオハタに、気持ちがホッとした。
「良かった。本当にラスト一投でしたね」と、笑顔になった。
苦戦を強いられた1日だったが、諦めず粘り続けることの大切さを改めて教えられた気持ちになった。
何とか、それだけは避けたい。
気持ちと気持ちの闘いみたいになった。
朝イチに入ったポイントは潮の流れが速く、2ノット以上の速さだった。
ベイト反応はあるのだが、そのポイントを過ぎるのが早すぎる。
ジグを重くしても、着底が取り辛く成ってきた。
思い切って、浅場にポイント移動する。
水深30メートルクラスの浅場は、0.6ノット前後と潮の流れが緩い。
ベイト反応も、海底から浮き上がって出ている。
しかし、当たらない。
「なんでだろう…」
チョット頭を抱えたくなる気分だ。
移動距離をとっても、潮の活性が低ければ移動する意味が無くなる。
他のポイントにいる仲間も、何も当たらないと苦戦して居るみたい。
「ベイト反応が出ているところを、中心に攻めてみましょう」
幸いに、昨日までと違って、海は凪になっている。
移動するのに、波に邪魔されることはない。
ただ、風がクルクルと変わっている。
最初は西風、段々と北西になり、急に南東に変わる。
南東に変わったなと注意していると、北東になり、直ぐに西に変わる。
潮以上に風の変化が目まぐるしい。
その状況の中、上野さんが、ひたすら竿を振り続ける。
真鯛と思われるアタリも出るが、直ぐに外れる。
ジリジリとした、辛抱の時間が過ぎていく。
「もう一度、ベイト反応の一番出ている処を攻めてみましょう」
古い魚礁、崩れている魚礁とベイトを確認して攻めていく。
時計を見ると、納竿まで時間も残り少ない。
「ん…、何か来た」

竿が大きく曲がり、何かがヒットしたことを教えている。
上野さんが、ゆっくりとラインを巻き上げていく。
「余り引きません。でも、重たいですね」
ヒットしたのは、根魚のようだ。

アオハタが姿を見せた。
1枚のアオハタに、気持ちがホッとした。
「良かった。本当にラスト一投でしたね」と、笑顔になった。
苦戦を強いられた1日だったが、諦めず粘り続けることの大切さを改めて教えられた気持ちになった。