釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月10日 粘りに粘って

2018年10月10日 | 日記
時間経過と共に「今日はボーズかな…」と、覚悟を迫られてきた。

何とか、それだけは避けたい。

気持ちと気持ちの闘いみたいになった。


朝イチに入ったポイントは潮の流れが速く、2ノット以上の速さだった。

ベイト反応はあるのだが、そのポイントを過ぎるのが早すぎる。

ジグを重くしても、着底が取り辛く成ってきた。

思い切って、浅場にポイント移動する。

水深30メートルクラスの浅場は、0.6ノット前後と潮の流れが緩い。

ベイト反応も、海底から浮き上がって出ている。

しかし、当たらない。

「なんでだろう…」

チョット頭を抱えたくなる気分だ。


移動距離をとっても、潮の活性が低ければ移動する意味が無くなる。

他のポイントにいる仲間も、何も当たらないと苦戦して居るみたい。


「ベイト反応が出ているところを、中心に攻めてみましょう」

幸いに、昨日までと違って、海は凪になっている。

移動するのに、波に邪魔されることはない。

ただ、風がクルクルと変わっている。

最初は西風、段々と北西になり、急に南東に変わる。

南東に変わったなと注意していると、北東になり、直ぐに西に変わる。

潮以上に風の変化が目まぐるしい。


その状況の中、上野さんが、ひたすら竿を振り続ける。

真鯛と思われるアタリも出るが、直ぐに外れる。

ジリジリとした、辛抱の時間が過ぎていく。

「もう一度、ベイト反応の一番出ている処を攻めてみましょう」

古い魚礁、崩れている魚礁とベイトを確認して攻めていく。

時計を見ると、納竿まで時間も残り少ない。

「ん…、何か来た」



竿が大きく曲がり、何かがヒットしたことを教えている。

上野さんが、ゆっくりとラインを巻き上げていく。

「余り引きません。でも、重たいですね」

ヒットしたのは、根魚のようだ。



アオハタが姿を見せた。

1枚のアオハタに、気持ちがホッとした。

「良かった。本当にラスト一投でしたね」と、笑顔になった。


苦戦を強いられた1日だったが、諦めず粘り続けることの大切さを改めて教えられた気持ちになった。

10月9日 謎の男二人、風の中

2018年10月10日 | 日記
謎の男EさんとMさん。

北東の風が朝から強く吹く中、最後まで諦めずに頑張って頂いた。



ゆっくりとした、上り潮が沖に払い出す。

上潮は0.7ノット前後で、東方向に流れている。

「下潮は、聞いていますね」と謎の男Mさん。

ベイト反応は、海底から10メートルくらい上に出ている。

「ベイト反応が柱になっています」

謎の男Eさんにアタリが来た。


 

竿先を小刻みに叩く感じから、カツオのアタリのようだ。

結構な重量感ある走りを見せて、ドラッグ音が鳴っているが…。



走りを止めて、巻き上げに掛かった処で針が外れた…。

「あーっ…残念」


風は北東から吹き、下潮は北に向かって流れている。

「ちょっと、ポイントを変えましょう」

と、浅場に移動する。

すると、謎のMさんにアタリが来た。

 

アカハタが上がってきた。

謎のEさんにもアタリが来た。



これも、アカハタ。

「よっしゃ、何とかボーズではないぞ」と、笑顔が出る。

ここから、謎のEさんにアタリが連発する。







バラハタにオオモンハタ、オジサン(ウミゴイ)もヒットしてきた。


謎のMさんにも、アタリが来た。

 


これまた、アカハタが揚がってきた。

強い北東の風に、少しずつ波も高くなってきた。

なかなか思うようなポイントには、入れない状況になってきた。





それでも、アタリを求めて竿を振り続ける、謎のEさんとMさん。


「風にも負けず、波にも負けず」頑張っている謎のMさんに強いアタリが来た。






「今日一のアタリです」

竿が綺麗な弧を描いている。

やがて、獲物が海面に姿を見せた。

「ハガツオです」

良型のハガツオだ。

謎のEさんのタモ入れもバッチリ。



55センチの良型ハガツオだ。

クーラーの中は、アカハタやオジサンで真っ赤になっている。

その中のハガツオは、引き立つ感じに見える。



昼頃には、風も治まってくると思っていたが、予報通りには行かないモノだ。

ハガツオを締めとして、盛り上がる話の中、帰港した。