釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月12日 北から南へ

2018年10月12日 | 日記
北東から真東の風が、こんなに強く吹くとは予想もしていなかった。

それは、時間が経つと共に、波ウネリが目線を越えるようになってきた。

ウネリの高さで、目の前に壁が出来たような感じになる。



南の最初のポイントは、ゆっくりとした下り潮が流れていた。

竹本さんが、仕掛けを落とすと真下に落ちていく。

2度目、3度目と、ベイト反応の出ている場所の真上を通るように、船を流していく。

すると、竹本さんにアタリが来た。



「着底して直ぐに当たりました」

針掛かりした獲物は、暴れることなく海面に姿を見せた。



2キロクラスのニベだった。

「また、ニベが来た」

まずは、1匹釣り上げてボーズではない。

ゆっくりと流れていた下り潮が、大きくカーブを切るように上り潮に変わり始めた。

「また、流れが速くなっかな」

予想は的中する。

始めは、0.5ノット前後で流れていた潮が、1ノットを超すようになってきた。

潮が変化するときは、アタリが出ることが多いと思っていたが、アタリが出なくなってきた。

風が北西から真北に、そして北東へと変わってきた。

「ポイントを移動しましょう」

今日のポイント移動は、北から南へと移動していく。


次にポイントへはいる頃は、ウネリが高くなってきた。

魚探に出るベイト反応は、沈み瀬周りよりも、少し離れたところに出ている。

なので、瀬ではなく、あくまでベイトの真上を流していく。

竹本さんにアタリが来た。



「何か来ました」

ゆっくりと、仕掛けを巻き上げていく。



指4本程度のタチウオが、上がってきた。

潮の流れは上り潮なのだが、北東の風に押されて、東方向に船が流れていく。



上手く写真が撮れていないが、ウネリの高さが2メートルを超え始めた。

もしかしたら、3メートルは有りそうだ。

「安全のために、内場に入りましょう」

船の後ろから、ウネリに押されるように内場に入る。


内場で、ベイト反応の良さそうなところを探して竿を出すが、アタリが出ない。

「もう一度、南のポイントに行けませんか」

「行ってみましょうか」

内場を出ると、北東の風がまともに吹き付けてくる。

魚探に、ゴマを散らしたような反応が出てきた。

直ぐに竹本さんが、竿を出す。

一投目にアタリが来た。



良型のハガツオが上がってきた。

「良かった、良いハガツオが来ました」と、読みが当たって笑顔になる。

次のハガツオのアタリは、掛かりが浅かったようで針はずれ。

しかし、風が真東に変わって、ウネリが益々高くなってきた。

「内場に帰りましょう」


内場に帰って、竿を出す。

ベイト反応の中を流していた竹本さんにアタリ。





指4本クラスのタチウオ。

「最初のアタリは、カンパチと思ったけど、直ぐに走らなくなった」

ちょっと残念そうだ。

この後、沈み瀬の駆け上がりに成っているところを中心に船を流していくが、魚からの反応が出なくなった。

「帰りましょうか」

少しずつは、アタリが出るように成っているが、全体的にはアタリが渋いのが現状。

台風25号の濁りが混じった潮が、入り始めた上り潮で良い方向に改善していくことを願いたい。