釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月28日 内場へ直行

2018年10月28日 | 日記


台風26号の影響なのだろう。

港を出ると大島内場の岩場に、波飛沫が上がっていた。

野瀬の緑灯台よりも、高い波飛沫が上がっているのも、ビックリした。



南東からのウネリが高く、内場の奥にまでウネリが入ってきている。

「昨日よりも、もっとウネリが高くなっていますよ」

仲間達からも、連絡が入ってくる。

今日のお客様にも、海の状況を説明して、内場に直行することを了解してもらう。

小場島の内側にも、ウネリが入っている。

内場にはいると、既に何隻かがそれぞれのポイントに錨を降ろしている。



仲間の船も、来ている。


外海が大時化のせいか、ベイト反応は良い感じになっている。

風が強まる前に、何とか釣果を出したいモノだ。

鯛ラバを引いていた、立山さんにアタリが来た。





良い引きを見せて、40センチクラスの真鰺が上がってきた。

「良い型の鰺が来ました」と、笑顔が出る。

立山さんに続けてアタリが来た。



「真鯛みたいなアタリですね」

「逃がしたくないですね」

慎重に、ゆっくりとラインを巻き上げる。

真鯛の姿が見えてきた。



55センチ、2.1キロの綺麗な雌の真鯛だ。


幸先良いスタートになった。

目の前の岩場には、凄い波が打ち寄せている。



沖合に見える水島は、もっと凄い波を受けている。

1瀬の高場が全て、高波を被っている。

2瀬の高場も、波が越している。

3瀬は、完全に水没している。

「恐ろしい波やな」

時折、壁みたいに見えるウネリが寄せてきて、船が持ち上げられる。


岩場に近づかないように、船を流していく。

國武さんにアタリが来た。



「結構走りますね」



良い走りを見せて、上がってきたのはヤズだった。

今日は、立山さん、國武さんの世話役に徹している渡辺さんも、嬉しそうだ。

段々と強くなってきている北西の風に任せて、船を流す。

立山さんにアタリが来た。





大きなアラカブが、上がってきた。

「こんな大きなアラカブ幅は、初めて」と、渡辺さんも笑顔。

立山さんには、続けてアタリが来た。



平鰺が上がってきた。

今日は、エソや草フグも混ぜると、五目釣りみたいになってきた。


仲間達の船では、タチウオが良い感じで釣れて居るみたいだ。

「どれくらいの大きさ」

「指3本から4本クラスが多いです」


國武さんにアタリが来たが、小さいアタリのようだ。

巻き上げていくラインの先を見ていると、タチウオが上がってきた。



この頃になると、北西の風が真西に変わって、益々強風になってきた。

「午後からは、波も風も落ちてくる予報になっていたけど、落ちませんね」

野瀬の岩場も、沖の水島も、とんでもなく高い波飛沫が上がっている。

ポイントを少し移動すると、今度は鯖フグが当たり始めた。

その大きさは、1キロは有りそうな大きさだ。

「フグしか当たらんごつなったね」

「ジグや鯛ラバを追い掛けてきますね」


大波に強い風、それにプラスしてフグの襲来。

「今日は、沖にも出られんし、引き上げますか」

昼過ぎに、納竿。

「ゆっくり帰りますね」

南東からのウネリと、強い北西から西の風に注意して、帰港した。

内場の釣果としては、楽しい1日だった。