釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月16日 冷たい雨

2018年10月16日 | 日記
早朝に降っていた雨は、冷たかった。

船着き場で、お客様と暫く雨宿り。

「どうしましょうか」

「この冷たい雨で、風は引きたくないですね」

「沖は、風が出てるでしょうね」

「来週に延期しますか」

「そうですね。出港前からの雨は、なんか嫌ですね」

顔に当たる雨の冷たさが、今日の釣りを断念させた。


今日の釣り中止が決まって、気持ちが少し緩んだ。

船着き場で、車の中から雨を眺めていたら、いつの間にか眠っていた。

目が覚めたら、午前9時を回っている。

一度自宅に帰り、何する事も無く時間を過ごす。

夕方もう一度、船着き場に行く。

知り合いの漁師さんに会い、渡さなくては成らない約束がある。

約束のモノを渡しながら、潮の状況を聞く。

「下り潮が速いですね」

「どれくらいの速さ」

「3ノット以上で流れてますよ」

「凄いね。釣りにならんね」

「潜っていると、前に進まんですよ」

「それって、流されていると言うこと」

「そうです。それくらいの速さです」



最近は、日ごとに流れが違っている。

今日は上り潮で、明日は下り潮と、ガラッと変わる。



黒潮が、都井岬に近づいている事もあって、沿岸の潮の流れに影響していると思っている。

デコボコのある海底や、沿岸の地形の影響で、流れの枝が出来るのだろう。

その枝が、北に向かったり南に下ったりと、日替わりで変化する。

釣りにとって、嬉しいような辛いような。

水深のある処で、湧昇流を見かける。

下の潮が、海底の地形に作用して、潮が湧き上がる現象。

先日、上り潮と下り潮がぶつかって、潮目が出来ていた。

その激しい流れに押されるように、船は潮目に沿って沖に流れていった。

全て黒潮の影響、と考えるのは多いに勘違いだろうか。




台風が過ぎて、南方海上の水温が急に下がっている。

「これで、台風の心配は無くなっただろう」

私は、そう考えるのだが、以前には12月に台風が来たことがある。

29度近くあった水温が下がって、魚の食い気にも影響しているのかも…。

カンパチの食いが上がってきたのは、その証拠かもしれない。

魚のやる気が起きる水温と、潮の流れが今後はどの様に変化していくか。

船を出すたびに、頭を悩ませている。