釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

9月2日 後輩を連れて

2021年09月03日 | 日記
小型の和船を構えて、時々、釣りに出ている後輩。

私の船の近くに、係留している。

以前から「どこで釣りして良いのか、ポイントが分からない」と、話していた。

近場メインの釣りで、沖に出ていく事は殆ど無い。

「今度、一緒に近場のポイントを巡るか」と、相談に乗る。

「行きます」と、勢いの良い返事が返ってきた。

日高さんは、彼が中学生の頃から知っていた。


高山さんは、以前から台風の時や、みんなで船対策する時には、必ず手伝いに来てくれる。

二人共に、大切な船仲間でもある。



色々な職場があるが、私の市役所時代の後輩でもある。


朝は、8時30分集合で、ゆっくりと船を出す。

「浅いポイントから、回っていくよ」

「竿出しして、海底もチェックするよ」

「了解です」

浅い岩場に、砂地になっているポイント。

それぞれの特徴や、風、波の様子などを説明しながら、竿を出していく。







アラカブ、オオモンハタを釣り上げ、喜んで写真を一枚。


「海底の様子が、少しは分かる」

「何となく、分かります」

「岩場ならコツンと、砂地ならフワッとした手応えが有るやろ」

「有ります」


そんな話をしながら、どんどん移動していく。


海底の瀬がどんな形をしているか、魚探に出てくる反応で確認。

「ほら、こんな形しているよ」

「凄い形していますね」

「回りに出ているのが、ベイトだよ」

「こんな形が良いんですか」

「一概には、これが良いとは言えないけれど、居る事は確認できるよね」


ポイントに入ると、こんな話で盛り上がる。


小さなワンドでは「何処まで船が入れるか、入ってみるよ」と、船を進める。

「結構、入れるんですね」

「周囲にある、浅瀬には気を付けろよ」

「海底に岩が見える時は、白っぽく見える事が多いよ」

「少しだけ、頭を出している瀬が見えるやろ」

と、教える。




日高さんが、岩場に潜む大物を掛けた。

「岩場に入られました」

「待って、船を回すよ」

引きずり出したいと、船を回すが…。

針が外れてしまった。

「残念だったね」


最後まで、大にぎわいで楽しく時間を過ごした。




9月1日 渋い中の頑張り

2021年09月03日 | 日記
最近の潮は、活性が低くなっている。

潮の動きも、上が緩く、下が速い。

時には、中潮が流れが違う3枚潮になる場合もある。

「粘りが必要」と、感じる厳しい潮の状態だ。



小牧さん、清池さんの釣りも、正に潮との闘いみたいになっていた。

ベイト反応も、良かったり悪かったりする中、ポイントによっては良い感じで立ち上がる。

「ベイトの幅が有ります」

その都度、お二人に声を掛ける。


清池さんにアタリが来た。






最初のアタリは、レンコダイ。


次のアタリは、小牧さんに来た。




良い感じの、竿の曲がりを見せている。

「真鯛だと良いのだが」

やがて姿を見せたのは、ニベだった。



良い感じの引きに、期待したのだが…。


魚探には、次々と大きなベイト反応が、出るようになってきた。

仕掛けを入れると、フォール中に当たってくる。

中鯖やカタクチイワシの、群れのようだ。


その鯖も、中には太った鯖が混じる。


海底近くに出てくる、ベイト反応の正体は真鰺のようだった。



その鰺の群の中には、大物が潜んでいた。



小牧さんが、見事に合わせを入れた。

真下に鋭く突っ込む。

「青物みたいですね」と、小牧さん。

ゆっくり、ゆっくりと巻き上げに掛かる。

その途中も、抵抗を見せる獲物。

「タモの準備をしますね」と、声掛したとき…。

「あっ…、外れた、外れました…」

後少しの所で、取り逃がしてしまった。


口惜しいけれど、仕方ない。

気持ちを切り替える。


南東の風も、強くなってきた。

「移動しますか」

「港内のタチウオは、昼間は駄目ですかね」

「行ってみましょうか」


港内に移動。

清池さんにアタリが来た。


良い感じの引きだ。



良型の真鰺が、ヒットしてきた。


小牧さんにも、アタリが来た。




これも、良型の真鰺だった。


港内の鰺が、型が良い。

この鰺を午前の締めとして、午後便と交代する。



午後便が出る頃は、南東の風がピークだった。




ウネリが高く、沖のポイントに入れない。

少しでも、風、ウネリの影響の少ない所を探す。

「移動しましょう」


白波が少ないところに移動する。

ベイト反応は少ないが、兎に角、竿を出してみる。

アタリが出始めたのは、夕方5時頃になってからだった。


関屋さんに、最初のアタリが来た。





良い型の真鯛が、上がってきた。

強い南よりの風と、速い下潮の影響で、仕掛けが流される。

その中から、引きずり出した真鯛。

「釣果が有って、良かった」が本音だった。


Sさんにも、真鰺がヒット。




ここから、アタリが連続し始める。

そのアタリの殆どが、真鰺、

中には、良型の目鰺が混じる。




小型だが、タチウオもヒットしてきた。





関屋さんに、強いアタリが来た。

「ハガツオだと良いけどね」

獲物を想像しながら、姿が見えるのを待った。

見えたのは、タチウオだった。




指5本以上は有りそうな、良型だ。

タチウオは、共食いする。

尾鰭が喰われていた。





西日が、山に隠れだした。

「帰りましょうか」

納竿として、帰港した。