釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

9月19日 北東の風に吹かれて

2021年09月20日 | 日記
天気予報では、北東の風が吹いてくるのは10時過ぎになっていたが…。

「風が出ていますね」

午前六時過ぎ、東から入っているウネリを気にしながら、ポイントに向かった。

波長の短いウネリが、時折大きく船を揺らす。


「ウネリが気になりますね」

船仲間達も、気にしている様子だ。


注意しながら船を進めて、何とかポイントに入った。

「短時間の勝負かな」

風の変化、波の変化に注意する。

時間経過と共に、ウネリの波に角が立ち始めた。

「白波が出始めたな」

移動する事を考え始めた時、木下(憶)さんにアタリが来た。




風と波で揺れる船首で、強い引きとやり取りをしている。

「真鯛かなと思いますけど、叩かないですね」

ゆっくりと、ラインを巻き上げていく。

「見えた。ハタです。チャマルです」




3キロ超の太った、チャイロマルハタが上がってきた。

おじさんの木下さんや、丸山さん、本山さん達からも「おめでとう」と、祝福の言葉が掛けられる。

ハタを掲げる笑顔が、朝日に映える。


しかし、ウネリが高くなって白波だらけになって、安全第一で移動する。


強くなってきた北東の風を避けられる、内場へと向かう。

内場のベイト反応は、真鰺が多い。

「鰺に青物が付いていないだろうか」

そんな思いも有って、ベイト反応を探す。





本山さん、丸山さん、木下さんが、鰺のアタリを捕らえていくが…。

「針が外れる…」

鰺の口は弱いだけに、巻き上げ途中で外れてしまう。





上がって来た鰺は、良型。

内場の島影から少しでも外れると、強い北東の風が吹き付けてくる。

何回もの針はずれで、残念な思いをした事か…。



干潮の潮止まりから、満潮の潮が動くの見計って、タチウオポイントに移動する。

早朝のタチウオは、木下(憶)さんが、上げていた。




満ち潮の動きに乗って、タチウオがヒットしてこないだろうか。

そんな思惑を持って、移動する。


最初のアタリは、木下(憶)さんに来た。




走りからして、タチウオでは無いようだ。




上がってきたのは、マゴチだった。

まるまると太った鯖も、ヒットしてきた。

潮の動き、風の強弱によって、仕掛けを変え、シャクリに変化を付けて居るのが、功を奏している様だ。


タチウオのアタリは、船を流す度に有った。

しかし、獲物が大きいのか、針を結んでいるケプラーが切られる。

本山さんの竿にヒットした小さいグチに、大きなタチウオが食い付いてきた。

見るからに、指5本以上は有りそうな大きさだ。

後少しで、タモ入れできる所まで浮いてきたのだが、逃げられてしまった。

木下さん、丸山さんにもタチウオのバイトがある。

「ググッと、来るだけで針に乗らない」


ヤキモキする時間が、流れていく。


丸山さんに、タチウオと思われる強いアタリが来た。




針が外れないように、慎重に巻き上げていくが…。

何度目かの突っ込みで、針が外れてしまった。

「後少しだったのに…」


口惜しい思い、残念な思いが残ってしまった。

「又、次回に頑張りましょう」

納竿する頃には、北東の風も少し弱く感じていた。