買い物がてらウォーキングと、いつものS台中央公園と団地との間を走る取り付け道路に入る。
その小径の中央には、一本のトチノキが植栽されている。なかなかの巨木である。彼はそこで行き交う人々を見つめてきた。
はて、なぜ、いままでその実を認めることがなかったのだろう。時期が合わなかったのか? そんな筈はなかろう。数多の実が稔っていたら、当然、落下していてしかるべきである。トチノミが落ちていたなんて、そんな記憶など持ち合わせていない。そもそも、この木に花が付いたなんてことがあっただろうか、そんな記憶もないのだ。
そう言えば、この木の実自体、いつくも確認できるわけではない。目の届くところではこの実を含めて3~5個ほどだ。
う~んっ、そうなると、是が非でもこの実の行く末を思いたいものではあるが、日がな一日張り付くわけにもいかず、心して足を向けることとしよう。
(トチノキという前提で話を進めてしまったが、合ってたのかな・・・・・・? マロニエ<セイヨウトチノキ>とか???)
買い物がてらのウォーキングから帰り、まず水遣りである。
昨今の暑さのせいで、多くの草々が枯れていく。レンゲショウマ然り、アケボノソウ然り、強健と言われるフジバカマさえもが☆彡となってしまった。
坪庭には地肌が露わとなり、モノ皆すべて生気に乏しい。
そんな中で、コマクサの新芽とか、移植したミヤマクワガタとか、常緑と言われるキタヤマオウレンなどが、かろうじて踏ん張っている。
異常気象と言われて久しいが、いまではこれが常態なのだと思わざるを得ない。春はそそくさと通り過ぎていき、夏が長期に渡って列島に横たわり、秋などはかろうじて紅葉を見せたかと思うと、とっとと冬将軍が到来する。四季などという言葉が死語となりかねない日本。山野草などというこだわりを捨て、栽培対象を吟味しないことには花を拝む機会さえなっていくのかもしれないなぁ~。