葉月朔日となった。時候に喚起されたわけではないだろうが、4月に遺伝学普及会から取り寄せた変化朝顔が次々と咲き始めた。
こちらは、「青(葉色) 斑入(葉の模様) 蜻蛉葉(葉形) 木立(つるの性質) 茶覆輪(花色) 丸咲(花の形)」である。読みは、「あお ふいり とんぼば こだち ちゃふくりん まるざき」となる。
茶の花色は、どこか団十郎朝顔を思わせる。ただ、こちらは花が白覆となり、輪葉には斑が入る。その佇まいからは、渋さと粋が漂うかのよう。
「紅鳩」とは、「紫がかった鼠色」のこと。
日本の伝統色に「鳩羽色」というのがある。Webカラーでいうと「#95859c」となるようだが、いわゆるカワラバトの羽にみられる灰みがかった薄い青紫色のことを指す。こちらは「紅鳩」だから、やや赤みに振れるということか。複雑な色である。
三枚の画像、それぞれに色具合が異なるが、朝方の強い太陽光は色までも幻惑する。実際の色目は、解説文を付けた三枚目に近いかな。簡単な編集はできるが、色の調整はなかなか難しい。そこまでの技量がないことを悔やむばかりである(慙愧 慙愧)。
「台咲き」に関してだが、「Search Labs | AI」には、「花筒の部分が折り返して、花の中央におへそのようにでっぱりがある咲き方」とある。なかなか興味深い咲き方である。
ご参考までに、202208月3日付「台咲が出たようだが・・・~猫の額の夏を彩る変化朝顔:August 3rd 2022~」を貼っておいた。宜しければご覧いただきたい。
今日(8/1)は、新たにもう二種が開花した。だが、肩や目の調子が思わしくない。続けての記述が覚束ないので、こちらは後日に回すことにしよう。
注1)上記のアサガオは、国立大学法人九州大学から提供されたものから派生したものである。
注2)文中にて使用した変化朝顔の品種名リストは、遺伝学普及会「変化アサガオ種子の頒布」ページに掲載されている「種子リスト2024(4.6).pdf」より転載させていただいた。アクセス時点で種子リストはアップデートされているため、本日記で紹介した品種がアクセスしたリストに掲載されているとは限らない。ご注意願いたい。