Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

春に向かってゆるやかに胎動する山野草たち

2022年12月03日 19時30分33秒 | みんなの花図鑑

📷2022年11月30日
散歩の途中で目に入った花、ポリゴナム。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

📷2022年11月27日
通りすがりのお宅の花壇。とても淡い色で優しく育っているね。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 来年のことをつらつら考えながら歩いている。そう、いつもの街なかのブラ散歩の道すがらのことである。
 お前ごときが何を考えることなどあろうか、生きてるだけでめっけもんじゃないのかえなどという声も聞こえないではないが、生きる死ぬなどという大仰なことではなく、来年猫の額では何が咲き、さらにどんな山野草を育てようかということなのである。
 ポリゴナムが目に入ったから、とりあえず撮っておこう。この子は強い子だね。いまでは、コンクリート舗装された道路のひび割れから顔を出し、相当なコロニーさえ作っているのだから。

📷2022年11月30日
ボンボンつながりということで、傍らにはセンニチコウが咲いていた。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 もう、それほど増やせるわけではない。所詮、猫の額なのだから。
 いや、猫の額であればこそ、苗は大柄であっては困るし、種類だって入念に選別しなければならないというわけだ。
 おや、今度はボンボンつながりということで、センニチコウとの遭遇だ。もうすでに干からびた苞を見せているものさえあるのだが、まだまだ現役ということか。

📷2022年11月30日
また咲いている。思い出したように咲いている。ワイルドストロベリーの花が。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

📷2022年12月2日
こちらもまた咲き出した。ひょっこりと花茎を伸ばし咲き出した。ダイモンジソウが。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 来年の話など早いって? その通りだと思う。ひょっとして咲いてる花のネタが尽きた? いや、一つや二つは咲いてる花だってあるんだよ。
 小さくて白いワイルドストロベリーの花が、今日も一つほころんでいた。
 すっかり花は終わってものだと思っていたダイモンジソウ、いつの間にかとっても小さな花茎を伸ばし、いくつかのつぼみを育み、ついに、その一つがほころんだ。

📷2022年11月30日
花友のMさんに頂いたカラスバヒメリュウキンカが顔をもたげてきた。所構わずだね。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

📷2022年11月30日
今春、花友のTさんに持たされたシセンウツギを挿し木にした。着床したようである。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 12月の声を聞き、すでにいくつかの萌芽が見られたり、挿し芽をした苗たちが順調に着床したりするのを目にすることができる。
 胎動ってやつかな。春の胎動。小さな草本が土の中で動き始めている、そんな微かな蠢きが感じられはしないだろうか。
 カラスバリュウキンカの名誉のために記しておくが、鉢物が増えると所構わず小庭を掘り返し植えてしまう庵主がいる。どこに、何を植えたのかすっかり失念してしまい、あっちに植え、こっちを掘り返ししているからこんな惨状が露呈するというわけだ。
 切り花として鑑賞でもしたらと頂いたシセンウツギ、迷わず挿し木である。十数本差したのだが、たった1本だけ命脈を保つことができた。

📷2022年11月30日
坪庭の一角、ウメバチソウの苗や雪割草の葉が見える。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 今年、花を付けてくれなかったウメバチソウ、それでも新たな生命を残してくれた。来年こそは・・・。
 何度となく挑んできた冬越しなのだが、今年始めて、雪割草の葉が枯れることなく冬を迎えることとなった。そう、下手っぴーなのだよ。まだ、安心はできないが、しっかりとした花を付けてくれたら嬉しいなぁ~。

📷2022年11月30日
アケボノソウがそこここで育っている。この子は勝手に鉢に飛び込んで生きている。
(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 昨年、たくさんの種子をばら蒔いたアケボノソウは、当然のことのように今年は花を見せることなく青々とした苗ばかりがあちこちで跋扈していた。
 二年目を迎える2023年、アケボノソウの開花が見られるはずである。しかし、二年草ってやつは、どうしても一年あいだが空いてしまう。このローテーションをなんとか崩さなければならないね。

 この春の胎動は、まだ始まったばかりだ。師走が終わり、年が改まり、新しい一年が幕を開ける。留まるところを知らない山野草たちの胎動に、これからもひたむきに耳を澄ませていこう。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実物と黄葉を探してS台界隈... | トップ | 秋という季節が、鉄の茨の向... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

みんなの花図鑑」カテゴリの最新記事