この数日、朝夕に肌寒ささえ感じる。おい、おい、やっと秋なのかい。あまりにも唐突な秋の訪れなのかい。
花日照りが続いて撮るモノさえなく、だいぶ休んでしまったが、季節の移ろいとともにアカバナオケラはよりその色を濃くし、カリガネソウの青紫が秋の幕開けを告げているかのよう。さぁ、秋の草花をたくさん撮るぞ!
昨年贖った株は羽衣を除いて潰えてしまった。いま我が家には、昨年の綿毛から育ったフジバカマ、シロフジバカマが、粟粒のようなつぼみを見せている。
なかなか色付かないなぁ~、などとぼやいていたが、朝夕の肌寒さに驚いたのか、色が差してきた。まだまだ若いからか、その色は本来の紅紫色とは異なり、中紅花(なかくれない)に似て爽やかに過ぎるほどである。
ドライフラワーにするとより芳香を放つとか。今年はチャレンジしてみようと思う。
ホトトギスは強いという。そのホトトギスでさえ、今年の夏は茶枯れて倒壊したものが多かった。
残ったモノたちが秋の日差しを浴びて、歓喜の旋律を奏でている。開花ともなれば、白のセレナーデが流れてきやしないだろうか。
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