はて、品種名はなんといったか、いまでは忘却の彼方なのである。
当地に引っ越した間際、所沢やら、飯能やら、日高やら、車で周辺の街をしきりと訪れたものである。そこで目に留まったのが盆栽店であった。その一つに立ち寄ってみると、形の良い小品盆栽の脇に、ツバキなどの苗木が販売されていた。いまであれば、どんな植物であれ名札は保存しておくのだが、ほんの思いつきで盆栽でもやってみるかと手にしたので、どんな花が咲くかということのみ記憶にとどめ廃棄してしまったようである。
なんの意匠もなく、ただただひん曲げていただけの盆栽にも飽き、小庭の片隅に植え込んだのがこのツバキなのであった。
あまりに樹勢が強く、手を焼き、数年前に大きく刈り込んでしまったが、昨年あたりから再び花を見せてくれるようになった。
さて、問題は上記のショウワワビスケ(昭和侘助、初雁などとも)なのである。
2023年1月6日の日記で、下記の写真ととも、次のような文章を添えた。
もう何年になるのだろう。フェンスにその身を任せ、そのフェンスにめり込みながら生を全うしようとしていた昭和侘助に業を煮やし、エイヤーッと、切り倒してしまった。
ある意味、この地に引越してからともに生きてきた木であるからして、抹殺するには忍びなかった。
そこで、何本も挿し木をしたのだが、やっと生命を繋いだのがこの一本。そこに、さらなる試練を与え、いかにも素人仕立てだなぁ~、という小品盆栽の景色がこれなんだ。もとより、今年は花など付けようはずがない。まぁ、これは、これで、次が楽しみというものだ。
あれから三年の歳月が流れた。
ご覧の通り、玄関脇の小庭に植え替えたのだが、土にも慣れ、いく分大きくなったようなので注視していたら、ふっくらとした花芽らしきモノを育みだした。たった一粒だけだけどね。
かつては12月頃から咲き始めていたのだが、2025年と年が改まり、はや睦月から如月へと月も移ろうとしている。
さて、新生なった(?)ショウワワビスケは、この後、艶冶な微笑みを返してくれるのだろうか。
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