ミショウキシア・カンパニュロイデス(学名:Michauxia campanuloides)が咲いた。
Michauxiaがキキョウ科であることを示し、これはフランスの植物学者Andre Michauxにちなんでの命名という。campanuloidesは「Camphora(ホタルブクロ属)に似ている」との意で、花冠の形状を見ての命名であるとか。
ただ、ご覧の通り、ホタルブクロの仲間にありがちな釣鐘状の容姿ではなく、花被片が展開され花びらの先が反り返るように咲いている。確かに、つぼみの形状は、ホタルブクロに似てないこともないけどね。
花芯に鎮座する見事な子房が目を引く。長く伸びた花柱の先には、細かく切れ込みが入っている。
茎や葉など、鋭い棘刺が密生しているが、この花柱もみっしりと毛に覆われているのがわかる。
📸2023年6月18日:二番花が花開こうとしている。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2023年6月18日:ちょぅと失礼して覗いてみる。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
今日(6/18)、二番花がほころび始めた。失礼は承知で、下方から花芯を覗かせていただく。
花柱の周りは、まだ分化しえない雄しべなのだろうか、しっかりと保護されえいるかのよう。開花は進行すると花柱も伸び始め、雄しべもそれとわかるほどに分化したかに見える。
📸2023年6月18日:花柱が反り返っている。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2023年6月18日:バックシャンでもある!? (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
17日の画像と比べると、花柱の形状が大きく異なる。くるっと外側に丸まっているよね。
キキョウなどでもこのような光景を目にするが、やはり氏素性は争えぬってことなのかな。
それにしても、「幻花」ってのは大袈裟じゃないかいとの声が漏れ聞こえてくる。だけどね、Googleで「ミショウキシア・カンパニュロイデス」を検索すると、「約 161 件 (0.26 秒)」なんて表示が得られた。けっこう情報が少ないってことだよね。あまり顧みられない花ってことなのかな。。。
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