鎌倉には、いったい幾つの神社お寺があり、幾つの文化財があるのだろうか。
個人のお家でもお軸や、庭の五輪の塔が、実は「文化財」なんて物もあるはず。
写真は、わが工房に隣接する「巽神社」
そもそもは、寿福寺の鎮守神だそうです。寿福寺は政子墓がやぐら(鎌倉時代のお墓)
に納まっていることで、観光客が絶えないが、巽神社を訪れる人は少ない。
文献によると、竈の神、火の神様だそうだ。
毎日雨戸を開け閉めするたびご挨拶をする。前を通るたびあたまを下げる。
鎌倉に越して来たばかりの頃、朝ウオーキングをしていて困ったことがあった。
ものめずらしさも手伝って、神社仏閣の前に差し掛かると、必ず頭をさげた。でも
4、5キロ歩くと頭、さげっつぱなしになる。その忙しいことといったら!
考えて、頭を下げるのをやめて、右手をちょこっとかかげ会釈代わりにした。
でもそれも、やんごとなきお方の挨拶みたいでおかしく、やめた。
結局いまは、巽神社と八幡様にはきちんと頭を下げることにしている。
「巽神社」が私共の工房に隣接しているのではなく、「巽神社」のお隣に
縁をいただいて住まわせていただいているのですね、すみません。
これからも、よろしくおねがいします。