現在、とくにヨーロッパでは産業遺産が幾つも世界遺産に登録されています。
富岡製糸場も日本の産業革命の原点として、近代工場発祥の地として世界遺産への
登録をめざしている。官営から民間に払い下げられ、昭和62年操業停止になるまで
115年間操業しつづけ、敷地16、255坪の敷地面積のなかの操市場ほかの施設
は完全な形で完璧に保存されている。煉瓦作りの建造物の美しさにも私は圧等された。
明治3年、フランスから10数名の技術者を雇い入れ、世界最大規模の工場で働いていた
女性達、下は14歳からだったという。工女時代の回顧録横田英著『富岡日記』をぜひ
読んでみたいと思う。