当日は、光があれば輝く紅葉が撮れるけれど、光っていなければどうするか? モチベーションが下がっちゃいますか?
いえいえ光っていないときこそ、紅葉の本来の色、美しさが撮れるのですよ。
何よりも、「風景をカメラを通して切り取る」の腕の見せ所なのです。それが写真の楽しさだと、僕は思っていますがいかがでしょうか。
ぼーっと眺めていれば気が付かない、だけれどよーく見てみれば、世の中は実に美しいものにみちあふれている。そんな美しいものを見つけ出してあげる。とても楽しい作業です。
かつては、写真なんか撮るとそれに影響されてかえって風景を感じることができないと思っていましたが、今ではむしろ逆だと自信を持って言えます。
1つのものをじっくり観察して撮ることによって初めて見つけられる喜びと言ってもいいかもしれません。風を感じ、季節を感じるんですよね。大げさに言えば生きている喜びを感じているといってもいいかもしれません。教室では、そんな楽しみを発見してもらいたいのでピクニックを企画しています。
もちろん、そんな写真が、パソコンの力を得て、さらにパワーアップすることは言うまでもありませんね。
<落ち葉編>
<おんなじような風景ですが>
おんなじような風景ですが、葉っぱの入り方によって(風景の切り取り方と言い換えてもよいです)イメージが変わります。
すぐに撮ってしまうだけでなく、ちょっと前後左右に動くだけで、木の入り方は大きく変わります。
どれがいい、悪いではありませんが、「ちらっと」葉っぱなどをいれるワザ は、
テレビのドラマやニュースなどでもよく使われていますね。
こんな風にじっくり撮ることを、普段はあまりやらないかもしれませんが、
そんな方のためのピクニック。ちょっとした違いですがこだわりたいところです。
上の2枚は何が違うかわかりますか?
左は目の高さからの撮影、右は地面にカメラを置いての撮影です。
地面に置くと、いつもと違った新鮮な見え方になりませんか?
最後は<紅葉と三重塔>
三重塔はいろんなところから見えますが、是非うまく紅葉と絡ませて撮影してほしいですね。
まさに腕の見せ所、風景を切り取る感じです
素敵な写真を楽しみにしております。