夜景で問題になるのは、大きく分けると2点に集約されます。要点だけを書いておきます。
(要点だけで、操作が思い出せるほど練習ができれば、実際の撮影はかなり楽になります。事前の準備、練習が今回はとても大切です)
1.光が少なくても明るく写せるか。
2.暗いとオートフォーカスがきかなくなります。その場合にピントを合わせることができるか(今回の場合は無限遠)です。
1.は2つ方法がありましたね。 シャッタースピードを遅くする or ISO感度を上げるです。
前者は、きれいに撮れるけれど、三脚が必須です。後者は、ISO800から1600くらいあげれば、シャッタースピードを早くすることができるので手持ちで撮影できます。しかし画質的には不利です。
今回は、全員前者の方法。一眼レフの方はMモードで絞りをF8くらいに固定。シャッタースピードはバルブにして、リモコン(レリーズ)によって調整します。おそらく2~8秒くらいの間でちょうど良くなると思います。
ミラーレスの方は、iAUTOのままで暗くなれば自動的に夜景モードになり、シャッタースピードが遅くなります。一眼レフ程、調整は自由にできませんが、より簡単にできるのは間違いないです。
2.暗くなると、特にミラーレスはオートフォーカスが効きづらくなります。そんな時はまずMFに変えます。
今回の被写体は遠いところにあるので無限遠になります。それには、オリンパス、キヤノンの場合は、左に何度も回して、ちょっと戻るのが無限遠でしたね。液晶で拡大表示するとピントが合わせやすいです。
暗くなりきらないときはこんな感じですね。
ビルがメインなので、海の面積は1/3程度にしてあります。
夕焼けが出たらこんな感じ
空をより強調したかったので、空の面積比率を1枚目より増やしています。
大桟橋は、船の発着がありますので、船とビル群を組み合わせてみるのも良いです。
ビルもいつも全部を入れるのではなく、場合によって切り取りましょう。
写す場所を変えれば、赤レンガ倉庫がビル群の手前になります。色合いが違く見えるのはWB(ホワイトバランス)の問題です。
いつも同じ色合いにしたければ太陽光に固定です。
今回はできるだけ簡単にしたいのでWBはAUTOでよいと思います。(ミラーレスの場合は、iAUTOにすれば自動的にWBはAUTOです)
今の時期では難しいですが、富士山はこの角度で存在しています。
それにしても、こんなに美しい夜景がとれるなんて!!
建物の入れ方、光の加減、角度、少しの変化で、同じ場所が、まったく違う場所のように見えてきます。
また、美しい写真をのぞかせてもらいます。
AMさん、実際になると難しいから練習をするのです。誰でも一発でできるわけはありません。パソコンと同じ繰り返し繰り返しで当たり前にできることを増やすのみです。
みゆさん、恥ずかしい限りですが、カメラの授業も教室の売りなのです。今まで写真がそれほど好きではなった方が、夢中になっている姿を見ると仕事を忘れて応援したくなります。