高山医師の投稿はいろんなところで抜粋・掲載されていますが、
わが家の行動規範の基本にしています。
本日 WHOからとうとう「パンデミック」と宣言されました。個人的にはいまさら感があるのですが、それなりの意味、そしてこれからの考え方に対して認識を改める必要があるようなのです。
パンデミック宣言後 どうするべきなのか? 前線で活動している方の冷静な意見 フェーズが変わったという認識が大切なようです。大切だとおもうところを私なりに抜粋して短くまとめてみました。
元記事はこちら
- パンデミックとは、地理的な拡がりによって決まります。アジアのみならず、ヨーロッパにおいても市中感染の継続的な拡大を認めるようになったことが、今回の決断の根拠
- 世界は、新型コロナウイルスを封じ込めようとする段階ではなくなりました。今後は、流行の拡がりをなるべく遅くして、被害を最小限にすることが世界の主たる目標になります。
- もう少し早く、宣言すべきではなかったか・・・?
このウイルスは、高齢者や基礎疾患のある方への病原性がインフルエンザとは比較にならないぐらい高いのです。80歳以上だと発症した人の15%が亡くなるという報告があるぐらいです。ですから、できる限り封じ込めを追求したというのは、現場の医療従事者としっては納得のいく方針 - WHOがパンデミック宣言をしたことで、ワクチンや治療薬の開発が加速することが見込まれます。中長期的な視点において、この宣言がもたらすメリット
- 私たちのとっている対策が、これにより変更されるのか・・・?
やるべきことは変わりません。これを封じ込めてゼロにできるかというと、世界での流行が始まった以上は困難 - 今後の主たる目標は、流行をコントロールすることになります。
大規模なクラスターが発生しないように、閉鎖空間に不特定多数が集まるようなイベントは今後も自粛していきましょう。ただし、重症化リスクの高い人たちについては社会の協力のもとで守っていきますが、元気な若い人たちについては個人レベルの防御に任せざるをえなくなるでしょう。 - 持病のある方々へのお願い
いまこそ医師の指導を守って内服し、規則正しい生活を送り、生活習慣病のコントロールを保ってください。これは新型コロナウイルスに感染したときの重症化予防にもなりますが、そもそも基礎疾患の合併症を予防することで医療現場への負荷を軽減することにも繋がります。
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