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エアコンを孤軍奮闘させない初等熱力学入門

2023-08-13 15:44:58 | 地球と物理

こんなに暑くっちゃブログ更新もめんどくさくなるわけです。

お盆に入ると7月に元気だった小学生のテンションが下がる頃合いでしょうか・・・

まぁ私自身、地蔵盆を過ぎると残された宿題を前に顔面蒼白になってましたから。とは言っても私が小学生の頃に比べ気温も高くなって、こんな酷暑さなかに人様に勉強させようって発想自体が犯罪的に思えてきてしまいますw

無理せずエアコンをったってエアコンが頑張ってもあまり効かないってのも珍しくありません。

ってことで、初歩的な熱力学から少しでもエアコンの効きを良くして涼しく過ごす術を考えてみましょう。あまり詳しいことは工業熱力学や統計物理学が良く分かっていない私では荷が重すぎますw

 

まず、温度がどうやって上がり下がりするか?ってことですが、熱が加われば温度が上がり熱を奪えば温度が下がるってことです。ってことは外気温が高ければ外の熱が入ってきますし、直射日光が当たれば熱が発生します。なるたけ部屋に熱を入れないためには直射日光を部屋の中に入れないことですね。カーテンを閉めるのも一定の効果はありますがカーテンにあたった直射日光が発熱して部屋に拡散しますから、窓の外にすだれを付けて日光の熱を外で発散させるようにすれば部屋に入る熱量をかなり減らせます。

次にエアコンですが梅雨時は効きがいいのに乾いた夏になると効きが悪くなりますね。これはエアコンには除湿機能があって空気中の水蒸気を水滴に変えるときに冷却媒体に熱を与える分、熱の輸送能力が大きくなるわけです。

となると加湿器で湿度を増やせばエアコンが同じパワーで冷却媒体を循環させて送風しても除去できる熱量は増えるんですが、スチーム式では加えた熱を捨てるだけの電気代の無駄遣いに終わってしまいます。

ちなみに冷風扇はミストで涼しくするんですが、室内で冷風扇単体で使うときは風通しを良くして風上に設置しないとやがて水蒸気が飽和して温度が上昇するとただただ不快になっていきます。

冷風扇や超音波の加湿器をエアコンから遠い位置につけて、気化熱で涼しくする。そしてエアコンの除湿で加えた水分を取り除けばミストを通じたちょっとしたヒートポンプを構築できます。これを扇風機で下の空気を上にかき回せば室内機の効率が上がります。

次に室外機ですが直射日光の反射板や屋根を付けるなどして日光による過熱を少しでも防ぎましょう。

ただし日光を防ぐために風通しが悪くなれば逆効果なので注意が必要です。

最後に除湿で室外に出た水を室外機周辺に打ち水して加湿器の水を利用すれば、かなりエアコンの効きが良くなります。

 

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