この間の週末は電験の夏でしたけど、受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
猛暑の中、試験を受けに行かれたというだけでも敬意を表する次第です。
さてさて、電験2種の理論問7は久々にユニポーラデバイスの問題ですね。
ここしばらく、電験2種の電子回路の問題はバイポーラデバイスの回路が中心だったように思えますが、電子回路で点数を稼ごうとされた方には戸惑いがあるかもしれません。というのも、電験って基本的に強電の資格ですので電子回路はそんなに難しい問題が出るところを拝んだことがない。
この問7は問題自体はそんなに難しくないんですがMOSFETの動作機構を知っていないと真理値表にたどり着けませんのでバイポーラデバイスみたいにベースに電流が流れたらONと違って、Vgsの電位差の有無でON・OFFが決まるってことですね。
両方に電圧が加わった時のみOFFになるNANDゲートですのでそれに沿った選択をすればよいわけです。
TTLのようにバイポーラデバイスを使ったロジックの方が即応性はあるんでしょうけど消費電力はユニポーラデバイスに軍配が上がります。実際にPCのICに組み込まれてるロジックはユニポーラデバイスでできているんでしょう。
さてさて、今年の2種理論はなかなか難しいなと思いましたが、これを冷静に解ききった方にはただただ敬服するしかありません。私だったら問題冊子を開いて10分後には出題者に殺意を覚えている頃合いでしょうから(笑)