【物理】私大・国立二次徹底!ポイント復習~いろいろな単振動~Part1
物理学を学ぶときに抑えるべき基本は
1.変化をもたらす「力」
2.保存される「エネルギー」
3.変化するたびに増大する「エントロピー」
の三つなんですけど、力が平衡状態から離れようとすると元に戻るように働く場合が多いから振動と波動をしっかり押さえるというのは物理系はもとより電気系・機械系どちらも重要度が高くなってきます。
よく言われるのが「基礎ばかり学んでいては基礎的なことしか分からない」ってことで、これは確かに正しいのです。ですが、「基礎」と「基本」は違います。基本を抑えておくと分野が変わっても理解モデルを立てるのが楽になります。物理で分野別の公式集をやたら充実させるってのは一番結果に結びつかない勉強法ですから注意が必要ですね。
振動は変化をもたらす力が作用して起こります。「変化」を調べるのは数学的に言えば「微分する」と言います。つまりは微積分・微分方程式に通じておくと振動・波動を理解しやすくなるわけですが、如何せん高校物理は微積分が分からなくても何とかなる範疇にとどめることが求められてきます。もちろん高校で微積分は習うわけですから微積分を習った後なら教師・講師は微積分をさらっと使って説明することで高校物理の難易度は大幅に下がります。
理工系の資格試験に文系出身者が挑む場合、数学の理解度を最適化することに成功した人が早々に資格を取得できますよね。数学を端折ると後々モーレツに苦労しますし、深入りしすぎて必要以上に数学を学んでも本来習得すべきことをなかなか習得できずに合格が遠のきます。
振動・波動を微積分を使わずに説明するのは困難を極めますが、これだけ分かりやすく微積分抜きで振動を説明されるのは素晴らしい。
やはり物理学を学びなおすんだったらムサいおっさんの動画よりもビジュアルから入っていける飯泉先生の動画がオススメなんですが、単にビジュアルの問題ではなくて微積分抜きで振動・波動を分かりやすく説明できるってのが偉大なところです。
微積分・微分方程式が分かる人への高校物理の振動・波動の説明はアホでもできると思いますが、数学が良く分からない・数学的手法のカードの手持ちが少ない人に説明できてこそ物理を教えるプロと言えるんじゃないでしょうか。
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