土曜日は風がきついので昼間は昼寝に徹して、夜半から日曜日午前にかけて釣行しようってことになりました。最初に舞鶴湾で鰺を釣るんですが、風と波のきついことw。それでも何とか鰺を確保し高浜方面へ。日付が替わるころから風が緩むという予報をあてにしたものの外海は波止場の上に波が乗り上げてきます。おまけに半月で潮周りは悪そうw。根性で鰺を投げ入れるもののアタリは出ずに疲れが募ってきます。もう傷口を広げる前に撤収しようという思いと、とある格言が綜錯します。
その格言ってのが「頑張ってるのに報われなかったって言う人は、あなたの頑張りが報いを戸口まで来させていたのにあなたの諦めが戸口に鍵をかけて報いを追い返してしまってるんだ」ってなことだったと思います。まぁこの格言を聞いたときはテキトーなことを抜かしよってw!!って思いましたね。諦めが傷口を広げる前に手を引くことで人間を守っているってのも普遍の真実なんですから・・・
ところが今回のヤエン釣りはこの格言がしっくりくるなぁと思わされました。
もう帰ろうかなぁと思う頃にアタリが来ます。ですが風がきつくて寄せ方を間違えるとイカはすぐに鯵を放してしまいます。やはり天候条件が手厳しすぎる。手前に寄せようとすると風で変な力が加わって鯵を放す。沖掛けでは風でヤエンが届いたか分からんw、こりゃあかんw、帰って寝ようと思う先にまたアタリが・・・
これがあかんかったら帰ろなどと思いながらヤエンを送ると久々に手元にヤエンが糸を伝わる感触が来ます。やがて感触が来なくなり糸はナナメ向きにテンションが張っているのにヤエンが移動する感覚がない、これは確実にヤエンがイカに届いていると確信してアワセを入れると同時に竿が曲がって重たくなるそしてグイグイとイカからの反撃が来ます。糸を巻き上げてトップに掲げたのが釣れました。
やがて風が弱まり、波も静かになって周囲が薄明りに包まれて夜明けが近いことが分かります。
そこへアタリが、しかしヤエンを入れた後に藻が絡まっているのが分からずにバラシ。もういいかなと思ってると妻からこれを仕留めなきゃ後味が悪いと言われ再び鰺を投げ込みます。電験2種の時もそうでしたが私が退くことを考えているときに報いが近いことを直感で感じることは妻の方が長けているようです。再びアタリが来て寄せるとパラシュートのような感触が。もう夜が明けているので沖掛けはやめて見えるところまで確実に浮かせて寄せます。ヤエンを入れて糸を送ると竿先とイカの間で道糸は懸垂線と呼ばれる線を描いて最下部にヤエンがぶら下がる状態になる。もうこうなると竿先を上げて糸を巻き取って懸垂線の亘長を短くしていくときにヤエンが走る感触が確かに竿先に伝わります。今度は確実にヤエンが届いた感触が伝わってきます。
アワセを入れるとジェット噴射で反撃してきますが無事取り込み。
最初の写真が夜中でフラッシュをたいたのに対してもうすっかり夜が明けています。
イカを捌いて、普通なら帰って寝ようってところですが、連休後半が天気が崩れるのでさらに小浜湾へサヨリを狙いに行きました。
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