ようやく気温は下がったけど水温はまだまだ高そうです。原電温排水も加わってこれがなかなか・・・
それでも20~24㎝を3ハイ
高浜の発電所は4基フル稼働、発電と同程度の排熱を海水に捨てるわけですが法律で温度差7℃以下と決まっています。温度差7Kの海水の熱量が熱出力から電気出力を差し引いた分に等しくなる分だけ海水を難波江から取水し、内浦湾内を日引に向かって吐き出しています。ちなみに難波江ってのは安寿姫と厨子王丸の幼き兄弟が山椒大夫のいる由良へ向かう船が難破し海岸で身を寄せ合って運命を嘆いたことからつけられた地名です。
何でわざわざ原子炉から出てくるエネルギーを復水器に熱を出さなきゃならないかというと、タービン出口の蒸気を復水することでタービン出口で真空引きが行われてタービン出入り口の熱落差を上げて効率を上げているのです。もしこのように熱を捨てなければ排圧タービンと言って効率が悪くなります。ガスタービンはガスの燃焼の膨張をエネルギーとしてフルに利用していますが、排圧タービンなので効率が悪いまま排熱を多く含んだ排気を取り出すんですが、その排熱を利用して汽力発電をすることで単体のガスタービンや汽力発電より効率よく発電できるんです。そんな発電所はコンバインドサイクルって呼ばれますね。
久々におみやに十分な釣果でした。
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