DISMEMBERと並ぶスウェディッシュデスメタルの重鎮バンド、ENTOMBED(エントゥームド)の個人的超名盤2ndアルバム。
デビューアルバム「Left Hand Path」は若気の至り全開のデスメタルアルバムであったが、この2ndアルバムは前作に所々入っていたブラストビートを入れず、彼らのルーツの1つであろうスラッシュメタルに寄せた印象のアルバム。
レコーディングメンバーは後にHELLACOPTERSを結成するニッケ・アンダーソン(VO、DS)、アレックス・へリッド(G)、ウッフェ・セダルンド(G)、ラーズ・ローゼンバーグ(B)。
前作発表後にLG・ペトロフ(VO)が脱退。元CARNAGEのベーシスト、ジョニー・ドルデヴィックがヴォーカリストとして加入、アルバムにもクレジットされているが、実力不足だったのか?ニッケがVOを担当したそうな。
おどろおどろしいSEPULTURA的な「Living Dead」「Sinners Bleed」
ミドルテンポ曲だが、印象的なリフ、そしてアレックス・へリッドのソロが後半を盛り上げる「Evilyn」そしてダークなMOTORHEAD的な疾走曲「Blessed Be」アタマ4曲の流れが強力!
ダウンチューニング+BOSSのディストーションペダル「HM-2」のツマミ全開による特徴的なギターサウンド(バズソウトーンというらしい)、当時はスウェディッシュデスメタルの父的存在のトーマス・スコッグスバーグのプロデュース、アレックス&ウッフェのツインリード。一般のHMファンの方達には現在ロックンロールの人と思われてるであろうニッケのドラム&VOが最高クールな突撃死亡金属作品!
驚きです。デスメタルな男だったんですね。
自分の中ではニッケは最高のデスメタルドラマーの一人です。
HELLACOPTERS以降のニッケはデスメタルに回帰したり、ソウルミュージック演ったりと追いつけませんwww