HANOI ROCKSのカタログ中で個人的に一番音がショボいと思っているアルバム
『Orental Beat』40年経った今年リミックス盤がまさかのリリース!
タイトル曲や『Motorvatin』『TeenAngels Outsiders』等好きな曲多いアルバムであるけど、何で音が薄っぺらいんだ?と初めて聴いた当時(高3だから89年だな)思ったものであります。
マイケル・モンローのライナーノーツによると、90年代に本作のリミックスを行おうとしたらマルチトラックテープ行方不明で断念。そのマルチトラックテープが数年前に発見されリミックス盤のリリースにこぎつけたそうな。
個人的に嬉しいのは『Self Destruction Blues』のジャケ写を使った日本盤アートワークではなくヨーロッパ盤アートワークのジャケ写でのリリース。裏ジャケのオッパイもちゃんとあります(爆)
曲順は入れ替わっており、タイトル曲からのスタート。オリジナルの『Motorvatin』から始まるのも悪くないけど、コッチのヴァージョンのほうがテンション上がりますなぁ。
リミックス効果で音圧上がったのは勿論、ナスティ兄さんのリズムギターがマッコイ兄さんのリードに埋もれず自己を主張しているのに痺れるし、サミが印象的なベースラインを弾いていたのを再認識。
全盛期ドラマーのラズルの印象が大きいけど、オリジナルドラマーのジップ・カジノもいい仕事しております。
オリジナルミックスでは消されてしまった、モンちゃんのシャウトやスクリームも加えられておるのも嬉しい。こういう音源が突然世に出てくるから音楽ファンはやめられない!