彼方アツコの『テキトウ新聞』

日々の出来事やアート作品についてなどつぶやいております。

自由研究の続き

2021年08月10日 | 銅版画の作り方
夏休みの自由研究に銅版画をやるというので、写真を撮ってあげてます。

トレーシングペーパーに描いた下絵にパステルの粉を擦り付けて、グランドを引いた銅板に転写しています。

北海道では今頃アジサイが咲いてます。

ニードルでグランドを掻きとるように描写していきます。


腐食液(塩化第二鉄)につけます。たっぷり長めの1時間半つけました。

ウエスとベンジンでグランドを落としています

きれいに腐食できてた。

金やすりで角を落として“プレートマーク”を作っています。

刷りの工程。
インクを詰めています。

寒冷紗という粗目の布や電話帳などの薄い紙を使って、溝に詰まったインク以外のインクをふき取っています。

プレス機の上に置きました。
凹版なので、線の部分にインクが詰まってます。

その上に湿らせた版画用紙を置いて

プレス中。
無垢の鉄のドラムの下をくぐります。

インクが紙に転写してます。

完成!

小さい画伯はこれをどのように自由研究としてまとめるのか、自力で頑張ってほしいものです。

ならではの自由研究

2021年07月29日 | 銅版画の作り方
最近は夏休みの自由研究を提出するかしないか、どちらでもいいという学校が増えているのですが、画伯が通う小学校は提出の義務があります。

で、何をするか、悩んだところ、銅版画制作をすることにしました。
作る工程などまとめて、作品も添付して提出します。
何年か前に大きい画伯がやったので、文章は丸写しできます。
( *´艸`)

まず銅版の裏面に防食用のシールを貼って

刷毛でグラウンドを塗っていきます。


写真を撮っていたら新聞広告のQRコードを読み取ってしまった。
あやうく金運財布を購入するところでした。

初めてなのに上手に塗れた。
速乾なので、素早くむらなく刷毛の目が残らないように塗るのが意外に難しいのです。

この後ニードルで描画していきます。