今日も絵本を紹介します。
『綱渡りの男』モーディカイ・ガースティン 作
今は無きニューヨークのワールドトレードセンターの建設中に、二棟にロープを渡して綱渡りした男がいました。
実話をもとにしたお話です。
映画も面白かった。手に汗握る内容でした。
でもつまるところ“男のロマン”というよりは“イカレた男”の話だな、と思いました。
ブックカバーチャレンジの続きです。
今日紹介するのは
シルヴァスタイン『The Giving Tree』邦題『大きな木』です。
教科書にも載ってましたね。懐かしいのと、絵とストーリーが好きで買いました。
木を素敵に描くのって難しくて、自分が描くときはいつもこの絵本の木が頭をよぎります。
シンプルな線のかわいい絵。余白の効果が絶妙。
そして、
子供向けの本にこれはないでしょう!と思わずツッコミたくなる裏表紙。
作者の顔写真が全面に。イカツイですね。
中身とのギャップがすごい。
到底日本人には発想できない装丁デザインなのでした。
SNS上でいろんなチャレンジやってますよね。
私は
・朝なかなか布団から出ないチャレンジ
・ビールどんどんおかわりチャレンジ
・わさびつけすぎチャレンジ
なら得意です(笑)
が、最近フェイスブックで
“7日間ブックカバーチャレンジ”というのに誘われました。
せっかく書いたので、ブログにも載せます。
私はおうちにある本の中から、“大人も楽しめる絵本”を紹介しようと思います。
まずは
『100万回生きたねこ』佐野洋子 作・絵
本当の愛に気づかせられる奥深いローングセラーです。大人の方は自分と重ね合わせて読めると思います。子供にとってはインパクトのあるストーリーです。
次はエドワード・ゴーリー。
絵本というより画集のコーナーにあります。
大好きな作家です。
モノクロの線画で陰影も濃淡も緻密に表現されてます。数年前にお友達からいただいた2冊を紹介します。
『不幸な子供』
内容は、え?これでいいの?って思う夢も希望もないお話です。お子様にはオススメしません。
管理が悪くて色あせてますが、本当は綺麗な黄色の装丁です。
『華々しき鼻血』
ゴーリーの本はタイトルがインパクトありますね。
ABCブックってよくありますが、これは珍しい“副詞”のABCブックです。
たとえば、
“ぞんざいに供されたプディング”とか、
“うかつにも桟橋から落ちる”とか。
原文と翻訳で書かれてるので、英語の勉強にもなりますね。訳の柴田元幸氏のセンスきらり、です。
これも管理が悪くて色あせてますが、本当は奇麗なピンクの装丁です。