彼方アツコの『テキトウ新聞』

日々の出来事やアート作品についてなどつぶやいております。

アマビエ 版画 出来るまで

2020年05月07日 | テキトウ日記
“アマビエ様”をアクリル板の凹版画で作ってみました。
やり方も仕上がりも銅版画でやるドライポイントと変わりませんが、アクリル版や塩ビ版を使うと安価だし、銅よりも柔らかくて描きやすいので手軽なのです。

まず下絵


透明のアクリル板に油性ペンで下絵を写しました。




裏返してニードルでなぞっていきます。


だいたい描いたら消しゴムや石油系またはアルコール系溶剤で下絵を消して、細かいところを描きこんでいきます。


試し刷りをしたあと、物足りないところをさらにニードルで描画します。


出来上がり。ご利益ありますように。


ホニャララチャレンジ(完)

2020年05月02日 | 

おうちにあるお気に入りの絵本の紹介をしています。


あべ弘士さんの絵が素敵すぎて衝動買いした一冊。
宮沢賢治は旭川旅行を詩にしていたんですね。





おおたけしんろうの超難解イッちゃってる系絵本。手元に置いといて、行き詰ったときに見るもよし。余計行き詰るかもしれないけど。





上記とちょっと似た系統ではある。
かわいい赤ちゃんと一晩中遊んでいたい・・・と詠う可愛らしい内容ですが、マイラ・カルマンの絵が衝撃的で目を見張ります。若い時の私はこの路線を目指していました。でも頭が追いつかなかった。もっと振り切らないと。





鈴木のりたけさんの正統派絵本。描写の気合の入り方に感服します。
うらやましがられる動物たちが「とんでもない、自分も大変なんだよ」って言ってます。
クジラが広い海の中に泳いでて自分の大きさがわからなくなってるところが哲学的で好き。


ホニャララチャレンジ

2020年05月01日 | 

今日紹介するのは絵本ではなく、絵本の神様的存在かこさとしさんの自叙伝です。
『未来のだるまちゃんへ』
一昨年92歳でこの世を去ったかこさとしさん。晩年まで新作の制作をしていたそうです。
大人子供の境目なく子供と接し、リスペクトしていたがゆえに生まれた名作の数々なんですねぇ・・・。