今日の夜はちょっと寒い!新聞を見るとやはり最低気温16度と…ナルホドと納得。足が冷たいのでまた炬燵を入れて、このブログ書いています。我が家の炬燵は掘炬燵になっていますので、使おうと思えばいつでも使えるんです。便利なようで…困ったものです。〝炬燵離れ〟がいつまでもできなくって…。
先日、「若き経営者の会」から俳句についての講義を頼まれて行ってきました。最初の要望では、最近の〝プレバト〟を見て俳句に興味が湧き、伝統的文化である俳句の教養を身につけるため何でもいいから話をしてほしいということでした。
「若き経営者の会」とは、山口県宇部市及び近郊の企業経営者有志によって、昭和48年創立された会です。その会の概要を見てみますと、「本会は会員相互の親睦を図り、経営者としての知識を深め各自の事業の発展と共に地域社会に貢献することを目的とします。また次代を担う若き経営者達の、勉強や交流の場として重要な役割を果たしています。」と。更に「会員の資格は経営者・後継者もしくは経営者を志す者とし、原則として1業種1社とし、入会希望者は45歳以下とします。」とあり、〝これは引受けない手はない!〟と即答です。 なんてったって〝45歳以下〟に惹かれましたよ。(笑)
これはこの会の文化部での一年に一回の研修会とか。担当のTさんから今年初めに打診があり、その後何度か打合せをしての開催でした。5月14日、夜7時から9時まで、その後懇親会。
当日の参加者23名ほど、みな若い男性ばかり…久し振りに緊張しました。男子生徒40名の教室で喋ったことはあっても…それはもう昔のことですもの。やはりビビりますよ。
どういう形で行えばいいのかとあれこれ相談した結果、やはり俳句は〝詠んでなんぼのもの〟ですから、題を出して実際に詠んで貰うことに。ただその場で詠み込むのは当然無理でしょうから、事前に兼題を出して詠んできて貰いました。その兼題は「若葉」と「母の日」。初め2句は無理かなと思ったのですが…ナント全員投句しているらしい。おまけに当日欠席者も…と、しめて50句以上はありました。
最近この会の出席率が低下気味で…というTさんが、〝今日は最近になく出席率がいい〟と。うれしいことです。これもやはり〝プレバト〟効果なんですね。開始後すぐにこの〝プレバト〟をみたことがある人と聞いてみますと、3分の1の人が手を挙げていましたものね。
さて、さて、どんな句が出たのかって?それはスクリーンに映し出された句稿を見てやりましたので…はっきり覚えていません。ゴメンナサイ!ただ、俳句を全く知らない人の考えていることがよく分かりました。私が今まで俳句の話をしていたのは、少しは俳句を齧った人が殆どだったということ。要するに、最初に俳句の基本を教えておいて、その後作ってきて貰うといういうことなんです。
今回は、その基本なしで詠んで貰っていますので、「無季」「季重ね」などはまだいい方で、定型無視の句がゴロゴロ。だから選評ではプレバト流にやって欲しいということでしたので、「才能ナシ」が次々に、たまに「凡人」です。さて、「才能アリ」はあったかしら?という感じで終りました。例えば、若葉の句で〝この句の意味分かりませんね〟というと〝若葉マーク〟だと聞いてビックリです。みなさんからは〝この句はすぐ分かりましたよ〟と責められ、私が既に〝俳句の目〟でしか見れなくなっているということを痛感し、反省しきりでした。でも、その時のお一人、Iさんがブログに次のように書いて下さっていたのがウレシイ!以下そのブログをちょっと拝借しました。ゴメンナサイ!
講師に〇〇ちわき氏をお招きして、楽しく俳句を学びました。
本日の学び
・俳句こそ若い人がすべき ・プレバト俳句で俳句ブームが来ている ・ 俳句は省略の文芸 ・ 最低限の情報でデータ発信する ・ 無駄を切り捨てる ・ まさに経営者にとって必要な文化 ・ 人の心をチクチク動かすのが俳句 ・「生きた証」を読む
経営者としてこのような教養も知っておくことは必要だと感じました。
私の言いたいことは全て伝わっていたということで安心しました。これで一人でも関心を持って〝やってみよう〟という人が出るともっとウレシイのですが…。あの夏井いつきさん言うところの、〝俳句の種まき〟は成功したかしらん…
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