ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

何という今朝の雪…びっくりぽんでした!

2025年02月24日 | 俳句

 今日は2月24日、実は私の〇〇回目の誕生日なんです。でも今さら祝ってもらう歳でもありませんし…ところがナント、天からお見事な贈り物をいただきました。朝起きてカーテンを開けると…びっくり!今年最高の雪景色でした。こんなに降ってるなんて思わなかったから…とってもきれい!しかし、こちらでこんなに降ったのなら他のところでは…ましてや北国の人達は…などと考えると、喜ぶなんてことは非常に不謹慎なことで…なんだか複雑な気持ちでした。雪で難儀されている方々…ゴメンナサイ!

 でもお祝いは、一日早く昨日家族みんなでランチに出かけ、その時プレゼントもいただきましたから、今日でなくてよかったんです。だって昨日は時々雪がちらついたぐらいでしたからね。

 初めて娘夫婦が連れて来てくれたお店…なかなかおいしかったですよ。ランチメニューでしたからスープはミネストローネ、でもメインは肉や魚などそれぞれ好きなものを選んで…後はデザートと飲み物です。みんなメインは肉を選んでいましたが、私一人舌平目のムニエルにしました。それが最後に出てきて…その大きさにみなびっくり!ああ、そうか、この魚、こちらでは〝れんちょう〟といって宇部の名物の一つなんですよね。それでよく水揚げされて魚屋でも必ず売っていますもの。

 

 ところで、今朝の雪はとても柔らかい雪でさらさらしていました。測ってみると6、7cmほども。しかし、今日は朝から日が差すよい天気で、午後には雪は溶けてしまいました。天気予報によると明日からはこの寒波も緩んできて暖かくなると言っていますから、もしかしたらこれが今年最後の雪になるんでしょうか。だったら今年の誕生日はよい記念になって忘れられないかも…ですけどね。

 などと、喜んでばかりはいられないんですよ。だってもう一つ、この日には忘れられないことがあるんですもの。あのおぞましいロシアのウクライナ侵攻が始まった日ですから。あれからもう3年も経つというのにいまだに終結する気配もなく、挙句の果てにはトランプ氏が米国大統領に返り咲いて、その途端にロシアのプーチン大統領とウクライナ抜きでよからぬ談義などして…そしてウクライナのゼレンスキー大統領を悪者に仕立てあげようとしている…

 どれだけ善良な人々を犠牲にして、このような無意味な戦争を続けなければならないのでしょうか。政治音痴の私には全く分かりませんが、どんな理由があろうとも戦争というものが破壊あるのみで何物も生み出さないということは長い歴史が語っています。誰でもが分かっているはずなんでしょうに…。だからもしこの戦争が終わってくれたら、どんなプレゼントよりそれが一番うれしいんですけどね。だから天の神様、仏様…どうか、どうかお願いしますよ。

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〝きらら俳句教室〟の第11回目でした!

2025年02月17日 | 俳句

 2月15日は第3土曜日でしたので、恒例の〝きらら俳句教室〟の第11回目でした。どんよりした曇り空に、日の差してくる気配もなくて…教室に入ると、あれ、今日は人数が少し少ない?と思ったら、先週の行事が延期され、公園の清掃活動が行われるからだと。それでそちらへ4人が出席ということでした。

 最初は、俳句の「虚構」ということについてちょっと説明。昔から〈俳諧師(本当は講釈師ですが)見てきたやうな嘘を言ふ〉と言われたように、〝五七五〟と〝季語〟で事実を報告する、それでは俳句にならないと。俳句が紛れもない文学の一ジャンルだとすれば、それは〝創作〟であってしかるべきだと。実際にそこに咲いてなくても、その花が一句を引き立てて有効だとすれば、イメージの中で咲かせてもいいのだということです。それが、いつも言う〝ありうる嘘〟で、秋櫻子先生言うところの〝文芸上の真〟なんですよ。

 私たちが俳句を鑑賞する時、五七五の言葉を通してそこに描かれた情景をイメージし、そのように表現した作者の思い(心)を共感したり感動したりするんですからね。事実がどうだったかということをあれこれ詮索しているわけではありませんので、想像の翼を広げて自由に創作できるということ。その創作のきっかけやモチーフに出会うため俳人は吟行するのです。家に閉じこもって机の前でウンウン唸り頭をひねっていてもいいものはなかなか生み出されませんよね。そんな時ちょっと外の空気を吸うだけでも気分が変わるでしょう。

 これは音楽でも美術でも芸術家と言われる人なら誰でもそうでしょう。じっと籠っていて生まれることもあるでしょうが、外へ出て人とおしゃべりをしたり、全く違うことをしてみたりと、人それぞれに気分転換をしながら無限の創作へと心を駆り立てていくのだと思います。

 それでは小難しい話はそれまでにして、さあ、吟行へ出かけましょう。そして、句材を拾ったらそれを今度は大いにイメージを膨らませて詠んでみましょうね!と発破をかけて出発です。しかし、春になったとはいえまだまだ冷たい風に、木の芽も草の芽も縮こまっていて…でももう〝桜〟の芽がこれくらいに…。蘆原もまだ枯れ一色ですが、この3月の始めには〝野焼き〟が行われるのだそうですよ。そうすればきっと…来月の教室は楽しみ!

 しばらく歩いていくと〝アオジ〟が目の前に…。するとカメラを構えて待っている人に出くわし…聞いてみると〝トラツグミ〟を待っているんですって。今日のメインは何?と、レンジャーのHさんに聞くと、アカガエルの卵ですよと。ああ、それで杓子を持って歩いているのねと納得です。(笑)

 やがてビオトープに来て、早速卵を探します。もう何度も観ているのですぐに見つけ…それをHさんが掬って見せてくれました。それは透明なゼリーに包まれた黒いつぶつぶの塊、アカガエルの卵です。アカガエルは春先の一番早い時期に卵を産むカエルで、本州にはニホンアカガエルとヤマアカガエルの2種類が生息していて、成熟した雌が毎年ひとつの卵塊(たくさんの卵の集合体)を産みます。早春に卵を産むのは、水生昆虫やヘビなどの天敵を避けてなるべく早くお玉杓子を大きくする戦略だと言われているそうです。

 ちなみに、俳句ではこの〝お玉杓子〟は春の季語なんですが、音数が6音と長いので〝蝌蚪(かと)〟という表現をよく使います。私も今までは当たり前のように使っていましたが、今回語源が気になって調べてみました。すると、「 中国の古体篆字(てんじ)の称。筆紙がまだ行なわれないで、竹簡に漆で文字を書いたため、粘って文字の線の最初が大きく、末が細く、その形がおたまじゃくしに似ていたところからいう。蝌蚪文字(かともんじ)。だと。漢和辞典で調べても蝌蚪にはお玉杓子のことしか出ていませんでした。

 ところで、もう一つよく使われるのに〝蝌蚪の紐(ひも)〟というのがあります。これは〝紐〟という語からも分かるように長い帯状の卵塊なんですね。それはヒキガエルの卵なんですが、今回のはアカガエルの卵ですから写真のように丸い卵塊なんです。でも、投句に〈掬ふたびぷるりぷるりと蝌蚪の紐〉と詠まれた方がありましたが…ほら、最初に言ったように事実を述べなくても虚構で詠んでいいんですよ、ということ。早速実行してくれました。結構、結構! 写真は、上手く撮れてなくて…最後の2枚はお借りしました。ゴメンナサイ!

No.869 「川底に蝌蚪の大国ありにけり」 - 海山の創作ノート

10041700591.jpg 

 というわけで、今回のきらら俳句教室も定刻に無事に終わって、午後からはまた宇部馬酔木句会へ。ここでもとても面白い話が出たんですが、それはまた次回でということにして…今日はこれでオシマイ!

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今日は「バレンタインの日」ですね!

2025年02月14日 | 俳句

 今朝は、昨夜が零下2度まで下がっていましたので霜で真っ白。空は久しぶりに雲一つない快晴ですが、気温が低いためラジオ体操に行くと手や頬の冷たかったこと!こんな霜の強い日は「霜晴」といって冬の季語ですが、とてもいい日和になります。やはり昼間は気温が11度まで上がりましたね。

  霜晴の山々空を拡げけり         茨木和生

 ところで、今日2月14日は「バレンタインの日」。本意は別にあるとしても、今ではこの日に女性からチョコレートをあげて愛の告白をするという日になっています。しかし、それもだんだん義理的になっていって…。私たちの若い頃はこっそり下駄箱とかに入れて逃げ帰るとか、とうとう渡しそびれて泣く泣く持って帰ったりとか、とってもうぶでしたけどね。今はどうなんでしょうか。

 面白い記事を見つけました。博報堂生活総合研究所が、19~22歳未婚男女を対象に「若者調査」を実施して、2024年が30年前の1994年の調査と比べて、若者の意識がどう変化したのかを調べているのがありました。

 それによると、「デートをする相手がいない」という若者は、1994年の45.2%から22.1ポイント増加し、67.3%を占めていました。また、1994年の「今一番欲しいもの」ランキングでは、1位「お金」2位「ツキ・運」3位「能力」4位「幸せ」で、「恋人」は5位。ところが、2024年では、「恋人」は10位と大きく順位を下げるという結果に。ついでに言うと、2024年のランキングでは、1位「お金」2位「時間」3位「自由」4位「安定した暮らし」5位「容姿」6位「能力」7位「ツキ・運」8位「幸せ」9位「健康」の順で、自分のことばかりでしたね。しかし、その結果以上に怖いと思ったこと。それはどちらも「お金」が1位の同じでも、1994年は53.6%の人だったのが、2024年には71.3%の人になっていたんです。まあ、いつだってお金の要らないという人は少ないでしょうが、何が何でも今一番欲しいものがお金という人が7割以上もいるということに恐ろしさを感じたんですよ。

 なおこれは、〝あなたが今一番欲しいものを3つだけ選んでください〟という調査でした。その調査概要は以下に…

  • 【調査対象】首都40km圏/19~22歳未婚男女および49~52歳男女
  • 【調査人数】800人
  • 【調査時期】2024年1月11日~2月26日
  • 【実査集計】H.M.マーケティングリサーチ

 最後に、「自分にとって居心地のいい組み合わせ」「落ち込んだ時に一番そばにいて欲しい相手」という調査項目では、いずれにおいても「異性」は15%前後。「同性」が大幅に増加して、1994年の25.5%→2024年は64.8%と、過半数以上に転じ、「異性」を大きく上回っていました。ということは、異性への関心が少なくそれ故恋愛も…さらにそれが発展して結婚するという数も減ってきているのですね。そのために少子化が益々進み、そのうちに男女関係なくなってみんな中性化していくのでは…。そうすると子孫繁栄なんてことは、これからは夢のまた夢になってしまいそう。ブル!ブル!

 それ以上に恐れないといけないのが若い人たちがお金第一となり、その入手方法や手段を誤ってしまうということ。もうその兆候は〝闇バイト〟などという得体のしれないものが流行して、前途ある若者がそれに飲み込まれつつあるという社会現象でしょうか。今ここで何とか食い止めなくっちゃ…私は考えただけでコワイ!です。でも、どうしたらいいんでしょうね。教えてください!

 バレンタインの日にこんな嫌な話になって…下掲の句のように人間だけでなく鳥たちだって仲良く睦み合っているというのに。私も〈雀二羽また来てバレンタインの日〉と詠み、句集『甘雨』に所収しているんですよ。

  呼び交す烏(からす)もバレンタインの日    渡邊千枝子

 今日のような〝お天道様〟の恵みをいっぱいに享けられた日には、もっと幸せなことを、心が温まるようなお話を聞きたいですよね。つまらぬことを書いて…ゴメンナサイ!

 ではお口直しにでも…いや、いや、お目目直しに、我が家の〝蝋梅〟の写真でもどうぞ。ちょっと時期が遅くなりましたが、今年はなかなか咲かず例年より1か月遅れでした。まだ満開ですがそろそろ終わりかな。

 

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なんと物好きな…春の吹雪の中を吟行へ!

2025年02月12日 | 俳句

 今年は2月3日(月)が「立春」で、春になったかと思うと、今度は日本列島が今季最強の寒波に襲われましたね。一年で一番寒いという「大寒」辺りから、全国的に3月並みのぽかぽか陽気が続いたものだから、できることならこのまま春へ…なんて考えたのはやっぱり甘かった。神様もお人が悪い!ああ、そうか、神様は人ではございませんから仕方がないですかね。

 でもこの寒さは堪えました。例年「立春寒波」といわれて、ある程度の寒さが戻るのは確かですが、今年は春になってからの方が異常な寒さが続いています。3日からの九州北部から沖縄地方まで、大寒波が襲ったかと思うと、4日からは、北陸、関東、東海、近畿、中国、四国地方までもと。以後5日間の平均気温はかなり低く「10年に1度の低温」だというし、さらに北陸や長野、群馬、岐阜などの山間部、近畿日本海側、山陰と、これまたこの間の降雪量が多くなって、「10年に1度の大雪」なんだそうですよ。

 例にもれず、こちら宇部でもこの5日間毎朝起きると雪が積もっていたり、ちらついていたりと。気温は夜はもちろん零下、昼でも2度、3度までと、大寒波が続きました。多少緩んだかなという昨日でも、最高温度は5度までなんですからね。今日やっと太陽が出て日中は8度まで上がり、ホッとしました。本当に太陽ってありがたいものですね。

 そんな中の一番寒波がひどく吹雪ともなった7日、第一金曜日でしたので月例の吟行会を実行したんですよ。物好きでしょう!でも前夜は冷えるものの雪が積もる様子はなかったので、中止するつもりがなくて…ところが起きてみると庭が真っ白。日も出そうになく、これでは道路が凍結していて危ないから今度こそ中止せねばと、担当のFさんに電話したんです。すると、〝屋根や木々には積もってますが、道路は何ともないですよ〟という返事…嘘ッと、道路に出てみると確かに濡れているだけ。それじゃあ、雪国はわが家だけだったということ!(笑)

 というわけで、予定通り9時半の集合を待っていると…あら、あら、急に雪が舞い始め、あっという間に道路を真っ白に埋めていくではありませんか。今から行く吟行地は、ちょっと坂があって…これはヤバいかも!宇部市水道局「桃山配水池」の見学です。そのうち雪はとうとう吹雪になって…ああ、なんという日なの!それなのに、案内してくださる職員の方が入り口で待っておられて…恐縮しました。

 ではお言葉に甘えてと、早速中に入り桃山3号配水池に併設された「パノラマ展望塔」へ。滑らないように一歩一歩…まるで蟹さんのように手すりをもって横歩き。展望塔の標高は80m、螺旋階段を上ります。最上階に総ガラス張りの、360度の景色が広がり、普通なら市街地はもとより空が澄み渡った時などには遠くの関門海峡も見渡すことができるんだそうです。それが、今日はどこまでも真っ白な雪の世界。私たちはもちろんのことですが、案内された方のほうが、もうびっくりされて、〝スゴイですね!〟の連発でしたよ。下の写真が、展望塔からの東西南北の景色です。

 この方はお役目がここの案内係だとか。だからもう見飽きるぐらい来ておられるのですが、こんなの初めてだそう。ついでにと、この展望塔から見た桜の季節や秋の海まで見える景色などの動画を見せてくださいました。だから今度は季節を変えて是非来てください。そして、良い句を詠んで大いに宣伝してくださいと、頼まれてしまいました。こりゃあ責任重大です! 

 さて、今度は宇部では有名な「六角堂」へ。実は私が宇部に来た時からこの名があって、始めは何かのお堂かと思ったのですが、「桃山配水計量室」という水道施設でした。しかし、周りをぐるりと見るぐらいで中がどうなっているのか一度も見たことがありません。それがこの雪の日の見学で初めて見せてもらいました。感激です!50年も宇部に住んでいても、展望塔も初めてだったし…まだまだ知らないところが身近にあるんですね。吟行といってもわざわざ遠くまで行かなくても探せばあるものです。

 ちなみに初めて知ったこと。それはこの六角堂が本当は八角錘形の屋根で中世の城をイメージさせる造りなのに、初めて見た人が言った「六角堂」という表現がそのまま広がり、市の方でもその市民のイメージを壊さないようにとそのままにしたんだそうです。この六角堂と、今回は雪で観られなかった「旧桃山1号配水池監視廊入口」が、平成9年に国指定登録有形文化財に指定されています。

 上掲の写真は、宇部市が炭鉱で栄えたころの名残でもある「桃色れんが」です。普通の赤色や濃い橙色に近いれんがと違い、このれんがは肌色に近い桃色が特徴で、かつては宇部市の町並みを形成していました。しかし、現在は生産できないことや保存活動が組織的でないことにより、その数が減りつつあります。この宇部独特の桃色れんがの色は、石炭の燃焼灰と石灰などを混ぜてつくることから生まれ、硬く、湿気に強いのも特長なんです。しかし、老朽化して倒壊防止や住宅改修のために今急速に町から消えようとしています。何とかして保存をという声は上がっても、現実的には難しいようです。ここ六角堂は国の文化財として指定を受けましたので、大丈夫なのですが、〝桃色れんがのこみち〟という風情のある路地は今はまだわずかに残ってはいるものの、それもいつまでか…なくなってからでは遅いと思うのですが、私にはどうしようもありません。ああそういえば、2022年の春新しい宇部市役所の本庁舎(一期棟)が完成したのですが、その外壁が桃色れんがをイメージした外観になっているんですよ。いまはまだ二期棟が工事中で、それが完成したらまたご紹介しますね。お楽しみに! 

 さて、その後雪も小降りになり、道路も溶け始めましたので、そろそろと車で移動。最後は江戸時代の享保19年(1734年)に築堤されたという「二反田の池」と、側にある猿田彦大神の石碑を拝み、途中の〝殿様道〟を通り、廃校になった小学校跡地の武道館を見て、昼食会場へ。

 もうその頃には道路の雪はなく濡れているだけでしたが、ナントも風が冷たいこと!冷え切った体をおいしいランチで暖め、午後のいつもの句会場へ。17時までみっちりと吟行句会をして、勉強しましたよ。参加された皆様大変お疲れさまでした。やはり寒さと着ぶくれで首や肩が凝って…ああ、私も本当に疲れてぐったりです。では、これでオシマイ! 

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今年の節分はなぜ2日だったの?

2025年02月06日 | 俳句

 2月もあっという間に、今日はもう6日…なんと語呂合わせから〝ブ(2)ログ(6)の日〟なんだそうですよ。今年は心を新たにして、週2回の月8回を目標にして書こうと決めたんです。でも後半になって週2回は無理でしたが、でも月8回はクリアしましたからね。それなのに、今月は最初からこんな調子ではどうなるでしょうか。いやいや、まだ諦めてはいけませんね。〝有言実行〟しなくっちゃ!

 今年の節分は2月2日で、例年より1日早かったですね。だから立春も2月3日。それぞれの説明は何度も書いていますのでやめましょう。ただなぜ今年は1日早くなるのかというと…

 「日付の変動は、地球の公転周期が約365.2422日と、1年間の365日からわずかにズレているため生じます。このズレをうるう年で調整して、しばらく2月4日の中に納まっていた立春が2021年には2月3日へ移り、その前日である節分も連動して2月2日へ移ったというわけです。

 だから節分が2月2日になった2021年は、国立天文台 暦計算室によると、1897年(明治30年)以来124年ぶりだそうです。知らなかった!この「うるう年の翌年は2月2日が節分」という流れは2021年以降、当分は4年おきに続くと。(国立天文台暦計算室)

 というわけで、去年がうるう年だったので今年は2月2日が節分、来年はまた3日に戻ります。そんなことなど全く知らないまま、とにかく節分だからと…今年もお参りに行きました。

 ところが、今年はたまたま日曜日だったためか、または、とても暖かで風もない日和だったからか、とにかくびっくりしたことが2つ!も…。

 先ず産土神の琴崎八幡宮へ…いつも行くのは午後2時過ぎ、人出はまあまあでしたし、露店も福引もありました。ところが、いつもはいろんな店が競争して出してる〝恵方巻〟が、どこを見渡しても影も形もないんです。以前は接待の甘酒もあったのですが、それもない!コロナ禍の時はそうでも、それももう収まっているんですから…なぜ?と思って、露店の人に聞くと、午前中は山ほどあったから、早くに売り切れて、もう撤退したんでしょうと。エエッ!と、びっくりです。

  壬生寺に買ふ太巻も節分会      福本せつこ

 それではと、次に本命の中津瀬神社へ…ああ、恵方巻は少しでしたがまだありました。ヨカッタ!なくならないうちに先ず買っておいて、それからお祓いをしてもらい、接待の豆茶もいただきました。では、この節分の一番の目的の〝福飴〟、その籤を引いて帰りましょうと券を買いに行くと…ナント、ナントこれも全部売り切れだと。一本もないなんて…これもまたびっくり!今まで何十年とお参りに来ていますが、この福飴がなかったことは一度もありませんでしたもの。それももっと遅い時間、たとえば夕方5時過ぎに行ってもまだ山ほど残っていましたのに…。

  鬼は見え福は見えざる節分会     江川由紀子

 3枚目の写真は、〝宇部太鼓〟を子供たちに体験させている場面です。

 今年は一体どうなったんでしょうか?これが日曜日だったからというのなら、分かったことだから人出を見越して多めに仕入れればいいこと。でないとすれば、前日までの天気予報が曇りの寒い日ということだったので、その見込み違いだったということなのかしら。なんにしても今年は不思議なことが続きますね。これからも何が起こるやら…怖い気もしますが…。どうぞ今年1年〝鬼は外福は内〟でありますように!と、心からお願いしましょう。 

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秋吉台の〝サファリランド〟へ!

2025年01月27日 | 俳句

 先日急に俳句の友だちがどこかへ吟行に行きたいというので、他の友人も誘って3人で〝秋吉台自然動物公園サファリランド〟へ行ってきました。ここへ来たのは久しぶり…いや、何十年ぶりでしょう。子供が幼いころに一度来たことがある程度ですから、もう40年は経ってるかも。

 宇部市には、以前あったのをリニューアルした〝ときわ動物園〟がありますので、そこへは何度か吟行しています。でも、サファリのような所は初めてだから果たしてどんな句が詠めるかしら…きっと難しいでしょうね。

 さて、この秋吉台自然動物公園 サファリランドは、東京ドーム8個分の広さを誇る園内に、60種600頭羽を超える動物たちが生息する動物園です。マイカーやサファリバスに乗って楽しむ周遊型の動物園となっていて、園内にはアフリカゾウやトラ、アメリカクロクマといった大型の動物たちがずらり。世界でも珍しいホワイトライオンやホワイトタイガーが生息しているところもポイントです…とはパンフの宣伝文句。

 といったところで実際に来てみると、わあ、入園料が高い!大人2,600円(シニア・70歳以上は300円割引)。それにエサやりバス乗車券が1,100円なので、計3,700円ですって。でも考えてみれば遊園地などの今どきの相場からいえばこんなものかもしれませんね。私たちは吟行といっても寺や神社、または自然の景観がいい所など、無料のところへしか行きませんので、ほとんど車代と昼食代で終わりですもの。

 車で約1時間、着くまでの間〝こんな一年中で一番寒い大寒に来る物好きは俳人ぐらいしかいないわよね〟とか〝今日は平日だから、もしかしたら私たちの貸し切りかもよ〟などと言いながら…駐車場に着いてみるとあちらこちらに少ないながらも車が停まっていてホッとしました。サファリバスなどは一応満員になって、特に幼稚園から1歳ぐらいまでの女の子4人の家族連れがいて、とても賑やか。エサやりのとき動物たちが近づいてくるたびにワアーやキャーと黄色い声が飛んで、それはそれは楽しそうでした。

 実はこの日は大寒にしては珍しく風もなく暖かな日で、バスから降りでぶらぶら歩いても気持ちがいいぐらいのお天気でした。さすがは…先生と言われて、うん、私も納得です!(笑)

 では、写真をたくさん撮ってきましたので、皆さんにも順にサファリランドへご案内しましょう。さあ、エサやりバス乗場で待っていた〝レッサーパンダ号〟に乗り込んで、出発ですよ。レッツゴー!

 サファリゾーンでは、先ず草食動物エリアのエラシドの親子(牛の仲間で体に薄い縦縞があるのが特徴)~ブッラクバック(ボスは真っ黒になるそうです)~アフリカゾウ(パンが大好物でエサやりの最初でした)~ラクダ~インドサイ~ダチョウ~グランド縞馬(インドサイとダチョウは遠くて写真が撮れませんでした)

 次は肉食動物エリア。ブチハイエナ(他の肉食動物の残った肉を食べるとか)~アメリカクロクマ(北米大陸に生息し、クマの中では中型でおとなしい性格)~チーター(アフリカのサバンナで生息、陸上で最も早く走るが、スタミナがないそうです)~ライオン(アフリカ大陸に生息、群れで生活する。これは雌です)~ホワイトライオン(世界で約300頭、国内では約20頭しかいない珍しいライオン。ホワイトといっても生まれた時は白いが段々薄茶になる。これが雄)~トラ(インドから中国南部に生息)~ホワイトタイガー(トラの目や肉球は濃い茶色だが、ホワイトタイガーの目はブルー、肉球はピンクですって。よく見なかったわあ、残念!)

 ここまで巡って来たらふれあい休憩所でバスを降り、その他のふれあいのできる動物たちを歩いて見学です。カンガルー、ヤギ、レッサーパンダ、アミメキリン、ラマ、ヒツジ、アメリカハゲコウなど、餌をやったり写真を撮ったりと…その後歩いてレストハウスへ。約1時間半の見学でした。

 もっとたくさん写真は撮ったのですが、似たような写真やボケたのは削除しましたので、悪しからず。

 冬の時期は動物たちもお天気のいい日はみんなのんびりと日向ぼっこなどして…それほど猛獣という感じを受けませんでしたね。ただトラのところに来ると、バスの窓に餌をくっつけてあるのを食べに来るので、窓越しに迫ってくるトラの顔や牙には恐怖を覚えました。

 このサファリという所は、冬の時期の方が木々も葉を落としているし、何もかも枯れているのでよく見えて、夏のように茂った草木で見えにくい時より却っていいのかも。でも、やはりもう少し緑があった方がきれいだし、動物たちにとっても恋をする春の方がいいでしょうから、そうすると、サファリランドへ来るのは早春から若葉の頃が一番いいということになるのかしら。でも…私にはまた来る機会はまだあるのかな???

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久々の〝きらら俳句教室〟の報告で~す!

2025年01月19日 | 俳句

 晩冬に〝三寒四温〟という季語がありますが、今日は最高気温13度と、風もなく穏やかな…本当に「四温日和」でしたね。歳時記には〝三日ほど寒い日が続くと、その後四日ほどは暖かい日が続くという…(中略)…こうした寒暖の変化を繰り返しながら春の足音が聞こえてくる〟と。

  四温かなペン胼胝(だこ)一つ芽のかたち     成田千空

 歳時記に上のような例句がありました。私も教師の頃に長くガリ版を使っていましたので、確かに胼胝ができていました。でも…その頃は俳句をしていなかったから〝芽のかたち〟なんて全く思いもしませんでしたが、あの膨らみをそう思って眺めると…なんとも愛おしいですね。私が詠んだのは〈鉄筆の胼胝を未だにつづれさせ〉(平成18年)という句でしたが…。今はもうそれも分からないぐらいになりました。だってガリ版使ってたのは何十年前でしょう。あれ以後の印刷技術や筆記用具の進歩は目を見張るものがありますもの。この〝胼胝〟という字だって今の若い人たちは読めないだろうし、意味も分からないでしょうからね。

 さて、昨日は第3土曜日でしたので「きらら俳句教室」でした。毎月実施はしていたのですが、夏からの体調の悪さに忙しさが加わって、報告をしないまま、とうとう今回が第10回目になっていました。ゴメンナサイ!

 きらら浜自然観察公園にていつもの如く9時30分に開始。この日は最高気温10度と低くかったものの風はなく穏やかで…やはり〝四温晴〟でした。吟行に出る前に、今は「寒中」と言って、〝小寒〟すなわち〝寒の入り〟の1月5日から〝大寒〟の20日を経て、〝立春〟前日の〝節分〟(2月2日)をもって、〝寒明け〟ということになるのだということを説明。また、一年のうちで最も寒さが厳しい時期にあたるので、この〝寒〟という字を用いれば、寒中のものということになって多くのものが冬の季語になるのだということも。

 さて、それでは今回も湖畔巡りをしました。私は先日の雪の日にも吟行会で来ていますので、目新しいものは殆どありませんでしたが、皆さんは熱心に観察して…〈そこここに浮きつ沈みつ鴨の尻〉という句がトップでした。採った人はみな〝鴨の尻〟が良かったと。そうですね。あのまるで起上り小法師のようにクルリクルリとひっくり返るところはとても可愛らしくて、誰でも詠みたくなりますよね。最後にこの句の作者は?…と聞くと、何とレンジャーのHさん!さすがでした。写真は私のスマホではとても撮れませんので、お借りしました。スミマセン! 

プリっとした、おしりがかわいい!」並んで潜るカモ夫婦…仲 ...

 吟行を終えて戻ってきた時、入口に〝足長蜂〟が一匹よたよたとして動けなくなっていました。Мさんが〝こんなとこにいたら踏みつぶされるわよ〟と言って、レンジャーさんを呼びに行こうとしたので、私が〝ここに入れてあげたらいいのよ〟と、計器盤の蓋を開けて返してあげました。実は先日の吟行会で、ここに足長蜂が冬眠しているのだと教えてもらっていたからなんですよ。いつの間に出たのかしら…ちょっと暖かかったからつい気の早いのが飛び出したのかも。でもまだ力がないから飛べずに巣へも戻ることができなくなっていたのでしょう。ヨカッタ!だって〝一寸の虫にも五分の魂〟といいますものね。

冬の道路を這う女王蜂

 それにしても今年最初の句会…これを〝初句会〟というのですが、珍しく全員の句に点が入り、これでめでたしめでたと、幸先の良いスタートがきれました。皆様お疲れさまでした。

 予定通り12時過ぎに無事終わって、私は一旦家に戻り、また午後からの宇部馬酔木句会へと…、忙しい一日でした。オシマイ。

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兼題は〝年賀状〟でした!

2025年01月14日 | 俳句

 今朝も寒かったですね。昨日と同じく最高気温は10度まで上がりましたが、何とも風の冷たいこと!朝のラジオ体操へ行くときは指先がジンジンしますもの。でも、明日からまた寒波が襲ってきて今日以上に寒くなるんですってよ。やっぱり私は寒いのは苦手…肩が凝り頭まで痛くなるんです。イヤですね。

 さて、今日も俳句教室で、兼題は「年賀状」。〈会いたいね友の賀状へ独り言〉が最高点句でした。他には年々賀状が減ってくるとか、アナログ時代の方が良かったなどという句も。その中に〈再開すと伯母より賀状三年ぶり〉というのがあって、作者に聞くと、伯母さんがもう年だから年賀状仕舞をしたものの、やっぱり新年に賀状が来ないと淋しかったのでまた出すことにしたのだということでした。なるほどね!

 ところで、皆様は今年の賀状はどうされましたか。近年、特にコロナの流行の影響が続いていて、それに加え昨秋の郵便料金の値上げが拍車をかけ、年賀状仕舞をする人が急激に増えたような気がします。私などは一昨年、昨年と続けて喪中でしたので、いつもより数が半分以下になっていましたから、それの延長でそのまま今年に繋がったような感じです。それでもまあまあの数が来ていましたから、それを元旦のお節をいただいた後に一枚一枚ゆっくり読んでいると…ああ、お正月だなあ~と、久しぶりの人たちの顔を思い浮かべながら…そう、上掲の句のように懐かしさがこみ上げてきて、〝会いたいな〟と思いますもの。これはもうお金の問題とかじゃあないわと…。だってこの気持ちはお金では絶対に買えませんからね。

 年末の慌ただしさの中での年賀状書きの煩わしさがなくなって、すっきりしたという方もいらっしゃるでしょうが、私はやっぱり日頃なかなか会えない人とはせめて元気だという証明の年賀状ぐらいは遣り取りしたいと思います。自分は出さず楽をして、他人からは貰いたいというのは虫が良すぎますものね。今日の投句の中にも…〈賀状のみの遣り取り卒後五十年〉という見習いたい句もありましたよ。

 最終的には〝やっぱり、賀状が来るのはうれしいものよね〟というのがみんなの偽らざる実感でした。それを〇〇歳になったからやめますなんてわざわざ宣言しなくてもいいのではと…

 実は元旦に年賀状を取りに出たとき、一緒に「日本郵政株式会社 社長 増田寛也」氏の挨拶状が届いていました。それを読むと、確かにそうだなあと思ったんです。それでは、その挨拶文を以下に書いておきましょうか。でも私は決して郵便局のまわし者ではありませんからね。念のため…(笑)

あけましておめでとうございます                                    本年も皆さまからの年賀状を心を込めてお届けします                          年賀状は平安時代から存在したといわれています                        先人たちも年に一度のあいさつで                               大切な人とのつながりを育んでいたのでしょう                        「年に一度。だけど、ずっとつながっている。」                         もし思いがけない方から届いていたら                              年明け年賀状いかがですか

 今確かにハガキは63円から85円になりました。以前の値上げ額と比べると今回は大幅に上がっています。しかし、考えてみれば、どんなに雪が降った日でも、またどんな山奥にある一軒家へでも、とにかく配達してくれるんですよ。そんな郵便配達夫さんのことを思えばちっとも高くはないんですよね。たとえばもし自分で持っていこうとしたら、どれほどの運賃がかかるかを考えてみてください。お分かりでしょう。一人暮らしの方や高齢で外に出かけられないような人への一枚の便りがもたらす喜びというものを。その価値はこれはもう測り知れないに違いありません。だったらみんなの幸せのためにみんなで少しずつ分担していると思えばいいのでは。要するに昔からある〝持ちつ持たれつ〟という精神で互いに助け合って生きていくことが大切なことではないのでしょうか。

 でも、今回はそれが一度に大きく値上げされてしまったからかも知れません。おまけに他の何もかもが。それでは庶民、いや年金暮らしの者や給料の低い若者たちにとっては生活そのものが脅かされて反発もしたくなるでしょう。しかし、昨年の夏の猛暑で野菜などが不作、また燃料の油や肥料の値上がりなどで悲鳴を上げている生産者さんの思いもよく分かります。生き残るためには物価を上げることしかできないという現実…だからと言って私たちも…ないものはないんですものね。

 昔〝こんな女に誰がした〟という歌が流行ったことがありましたが、まさに〝こんな社会に誰がした〟と言いたくもなりますよ。ところがこんな状況でも甘い汁を吸ってぬくぬくとしている一部の特権階級や詐欺師たち…と、、こんなこと言い出したらキリがなくなりますからやめますね。私はブログにはこのような話は書かないことに決めていますので…どうかお許しください。では、また…ネッ!

 写真は、やっと出た水仙の蕾。それにこんな時期に高砂百合が一つ…この寒さの中で可哀そう!やはりこれも〝狂い咲き〟なんでしょうかね。

 

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早いもので…今日はもう12日ですよ!

2025年01月12日 | 俳句

 今日はもう12日、アッという間ですね。こちらでは今日が恒例の〝どんど焼〟で、主人は今年から手伝いをするとかで朝早く出かけました。いつもなら10時頃2人で行って、ぜんざいや豚汁などの接待をいただくのですが、1人なもんでつい出そびれて、さあ、今から行こうかと電話してみると、もう遅いから何もないで~と言われてしまい、残念!

  華やぎのうしろの寒さどんど焼き     山崎 聰

 今日も、日は差していたものの風は強いし最高気温は6度と、寒い一日でした。お正月からのんびりしたのも5日まで。6日(月)7日(火)は俳句教室。8日(水)は歯科、9日(木)今年初めてのリハビリへ、10日(金)月例吟行会。11日(土)がフォー・ユーの午後と夜のダブル句会で、おまけに夜の句会は場所を変えての新年句会でしたからね…というように、1週間があっという間に過ぎました。ああこれでまた忙しい日々が戻ってきたなあと実感した1週間でした。

 その今年初めての吟行会が、日本全国大雪に見舞われた日だったんですよね。だからこちらでも久々に雪で真っ白になりましたが、それよりも気温が低くかったのでカチンカチンに凍って、歩くのが危ない。ということで、中止…と思うでしょう。そこが俳句をする人は違うんですよ。誰もやめようとは言わない!見上げたものです。却ってこんな日は滅多にないチャンスだからと…でも集合を1時間遅らせての決行でした。

 今回の吟行地は、阿知須のきらら浜自然観察公園。集合場所が宇部山口空港の東駐車場でしたが、10時集合にしましたので、大通りはもうほとんど雪が溶けていました。

 きらら浜自然観察公園ではレンジャーさんに案内してもらって、午後からの句会場も貸していただくということで、ラッキーでした。ところが、昼食を頼んでいたレストランがこのような日なので臨時休業すると朝連絡が入っていましたので、急遽〝道の駅あじすきらら〟のレストランへ行ったのですが、そこも臨時休業と。でも、道の駅にお弁当を販売していましたので、みんなでお弁当を食べました。やっぱりこんな日はどうしても用のある人か物好きな人ぐらいしか出歩かないんですよね。(笑)

 公園ではしっかりと探鳥できましたが、私は毎月来ているから分かるのですが、今年はナントも鴨類の飛来が少ないです。ほとんどマガモかカルガモだけでそれも数が少ない。後は白鷺・青鷺で、大抵よくいるオオバンも姿が見えません。干潟の方ではチドリとダイゼン。散策路ではメジロ・シロハラ・ヒヨドリ・セッカ・ジョウビタキ・アオジ・キジなど。それにミサゴやトビが杭の上で餌を食べているのを望遠鏡で見ました。ハヤブサも二羽来て湖の上を旋回し獲物を狙っていましたが…レンジャーさんの話ではチドリを狙ったんだろうと言っていましたが、ダメでした。ヨカッタ!下の写真は館内にあるモニターですが、ミサゴがボケボケで…ゴメンナサイ!

 ビジターセンターへも殆ど訪問者がなく、まるで私たちの貸し切りみたいねと言いながら無事に午後4時半には終わって解散しました。聞くと、ここ阿知須や小郡では雪があまりなくて、宇部や山口市では結構降ったんですよね。同じ地域でもこんなに違うのかしらと不思議でしたが、全国のあちらこちらで豪雪のため難儀をされているというニュースを見ると本当にお気の毒です。だって私たちはこれっぽちの雪で悲鳴を上げているんですものね、何だか申し訳ない気持ちいっぱいです。 

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昨日は〝七種〟でしたが、〝七草〟とは違うのかしら?

2025年01月08日 | 俳句

 今年のラジオ体操は6日から開始でしたが、明けてから初めての本格的な雨で中止になりました。それで7日が体操始めということで出かけると、昨年クリスマスツリーが飾ってあった教会の窓が、ナント富士山と初日に変わっていました。去年まではなかったような…でも気が付かなかっただけかも。

 それにしても寒い朝でした。体操から帰る頃には急に雪が降ってきて、予報通り今夜から明日にかけては積もるかもなどと心配しながら戻りました。

 そうです、この7日は「七種」の日でした。早いものであっという間の一週間が終わろうとしています。この七種の謂れや説明は皆さまもう十分にご存じでしょうから省きますけど、これを「七種」と、また「七草」とも書きますが、その違いは分かりますか。

  七種の日の額白(ぬかしろ)の馬とをり   友岡子郷

  あをあをと春七草の売れのこり      高野素十

 読みはどちらも〝ななくさ〟で同じなんですよ。でも「七種」と書くと〝七つの種類〟という意味が強くなりますし、「七草」は〝七つの草〟ですよね。とすると、〝セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ〟という七つの野草が浮かんできませんか。

 実は7日は五節句の一つで「人日」ともいうのですが、これはもともと陰暦正月七日のこと。この日に七種粥を食べるという風習が昔からあったのです。その謂れなどは長くなりますので、興味のある方は調べてみてくださいね。要するに、今では1月7日のことを〝ななくさ〟と言い、その日に食べる粥を〝ななくさがゆ〟と言って、文字は余り気にせずに使っていることが多いようです。

 しかし、俳句では違います。特にホトトギスの歳時記では「七草」というと〝秋の七草〟のことになり、春の場合を「七種」というように使い分けてあります。でも、普通の歳時記では「七種」や「七草」が春の季語で、秋は「秋の七草」や「秋七草」という風になっていますけどね。

 俳人には「七種」の方を用いる人が多いように思いますが、別に「七草」と書いたからといって間違いということはありません。

 ただ「七種」とすれば行事や生活の類として見られやすく、「七草」にすると植物の分野に入れるのがふさわしいような季語だということです。上掲の友岡子郷の句は草そのものというより〝人日〟の感じで詠まれていますし、素十の句は〝七つの草〟そのものが目の前に見えてきますでしょう。

 だから、俳句を詠まれる方には、ここでこの漢字を、いやここは平仮名にしようというように、よく考えて使い分けるといいでしょう。これも俳句の鑑賞を深めるための一つの技法だと考えてくださいね。

 ついでに申し上げますが、片仮名は我が結社では外来語のみに使用して、余程の効果・意義がなければ用いません。片仮名を使うと句が軽くなって俗っぽくなるからなんです。やはり俳句にはある程度の〝品格〟が必要だと、私は思います。でなければ、575で季語さえあればいいと…いや季語もなくていいというようにしてしまうのは、私は反対です。要するに何でもありということになれば、日本の伝統的文化を担う文芸の一分野としの俳句が恥ずかしいのでは。伝統とは守るべきところを守ること。そして、次代に伝えていかなくては…たとえ多少の変化は認めたとしても屋台骨を壊すようなことがあってはならないと思いますけどね。

 以前あった俳句大会の投句の中に、季語を片仮名で書かれたものがありました。今日では動植物の図鑑やいろいろな出版物、動植物園の立て看板などではほとんど片仮名表記になっていますよね。それでいいと思ってそのまま使われるのでしょうが、俳句はやはり日本語としての正しい言葉遣いを、また美しい日本語を残し伝えていくという役目も果たしたいものと、私は考えていますからね。

 さて、夕食はもちろん「七種粥」でした。ところが買ってきた七草がゆセットにはナントセリやゴギョウは小さな一かけらで、あとの草はほとんどハコベラでしたよ。聞けばどうも今年は品薄で値段も高騰していたようですね。

 

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劇団四季の〝キャッツ〟を観てきました!

2025年01月06日 | 俳句
 今日は5日の日曜日。今年の長い年末年始の9連休が今日で終わりですね。年中休日の私にはあまり関係はないのですが、気分的には私も何となくの~んびり。きっと病院へ行くこともないし、俳句教室や句会もなかったからかも知れませんね。
 ところで、2日はサイバー攻撃でブログ閲覧者も非常に少なかったのですが、その影響なんでしょうか。昨日4日のブログ閲覧者数と訪問者数が急激に増えていて、ナント2568PV |1093UU |3196414ブログ中359位となっていて、ビックリですよ!
 今年は本当に何だかいいことばかりが続いて…ちょっと先が怖い気もしますが。ではそのいいことのついでに、今日は3日のことを書いておきますね。
 実は、昨年広島で劇団四季のミュージカル〝キャッツ〟が上演されるというニュースを見て、一度は観てみたいと思っていましたので、早々にチケットを入手していました。2024年11月11日(月)~2025年2月23日(日・祝)のロングランでしたから、できれば私と娘の誕生祝にその近くでと考えたのですが、どうせなら主人やお婿さんも誘って、今年の正月の楽しみにでもと、3日(金)に行くことにしたんです。

 娘夫婦は年末から高松へ行っていましたので、そこからの帰りに広島で途中下車。息子は他の予定で行かないと言っていましたので、私たち二人新山口から新幹線で広島へ。12時15分開場・13時開演でしたから、早めに広島へ着いてランチでも食べて行こうということにしました。

 会場は「上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)」。行ったことがない所ですので、少し早めに行き、そこの地下のレストランで食事をして開場まで待ちました。私は以前博多へ友人たちと「ライオンキング」を観に行ったことがありましたので、本物の感動を娘たちにも是非味わってほしいと考えての計画でした。

 入場すると先ず館内や舞台の装飾の豪華さに驚きます。まるでクリスマスか何かのパーティーが今から始まるかのような別世界…。全席指定でしたので自分の席へ着くと、その場での館内の撮影は開演まではOKだということで…ほら、下のようにとってもキラキラして鮮やかでしたよ。

 「いつか」じゃなく「今」。人生をゆるがす感動体験!人類必見。キャッツ

伝説のミュージカルが、新たな感動をひっさげて12年ぶりに広島へ!誰も見たことのない斬新な舞台と画期的な手法で、初演時には日本中に一大センセーションを巻き起こした「キャッツ」。日本の演劇界に革命をもたらし未来を切り開いた、まさに伝説の作品なのです。

 現在まで日本各地でロングランを続け、通算公演回数は10000回、総入場者数は1000万人を超える驚異の記録を更新しています。(パンフレットより)

 もしまだ観たことのない方は、是非一度くらいは体験されるといいかも。やはり演劇などの生の迫力というのはそれに触れてみないと分かりません。どんな分野であろうと終演後のアンコールの拍手が鳴りやまないというのはよくよく分かります。一度観たらこれは中毒になりそう…きっとまた観たくなりますもの。でも、昔はお金も時間もなく諦めていましたけど、今は時間はあってもお金の方が…。なんて言わずに、また機会があれば行きたいものです。だってもう後がないんですから…。(笑)

 大都会に住んでおられる方は観たければ何度でも観られるのではと思いますが、田舎に住んでいると余ほどのことがなければその機会がないんですよ。子供のころは音楽や芸能へは縁がなく、大人になってからは観たいと思ってもせいぜいテレビで鑑賞するぐらい。宇部に結婚して来て、ここには県下に誇る渡辺翁記念会館という立派なホールがありますので、本物が観られるよと聞いていましたが、他所にもっといいホールが次々とできたりして徐々に廃れていき、来なくなりましたから。そう言えば娘が思い出したように、小学生のころ「おやこ劇場」というのがあって、よく連れて行ったもらってたよねと…。

 そう言えばそうでしたね。田舎ではなかなか本物の芸術文化に触れる機会がないということで、毎月会費を積み立てて割安で結構有名な劇団や音楽家、バレー団などを呼んで年に何回かの公演を親子で観に行ってました。子供たちの情操教育のためにと言って…ずいぶん昔のことで、あれは今も続いているのかしら。あの頃は子供のためにと一生懸命で、私も会員になってお世話もしていましたけど…。

 あら、調べてみるとありましたよ!今は名前もシステムも変わって…でも、子どもたちのための文化や芸術の体験という根幹はまだ同じのようですね。よかった、よかった!

 NPO法人うべ★子ども21 (旧宇部おやこ劇場)
『子どもをみんなで育てよう』と願いを込めて1975年〜観る(鑑賞)遊ぶ(体験)を2本柱に活動し、2001年〜大人会費で子ども達に文化を届けています。宇部SDGsフレンズ・クールチョイス賛同登録。2021年ソロプチミスト日本財団「社会ボランティア賞」

 終わって混雑したホールから外へ出ると、側を流れている川の風が冷たいこと!しかし、ミュージカルの熱気がまだ冷めない頬には却って気持ちが良かったですね。信号を待っていると面白い犬が…ちょこんと座って餌を待っているのがカワイイ!でも見たことのない犬やわと言うと…娘が〝ブルテリアよ〟と教えてくれました。

 

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今年は〝三社参り〟をしましたよ!

2025年01月03日 | 俳句

 昨日2日は、もう皆さまご存じのように朝から一日中gooブログがアクセスできず、本当にあくせく…しました。(笑)だって私が珍しく真面目に書こうかなと思って、せっかくやる気になっていましたのに…。

 というわけで、今日のことは明日に回して、昨日書こうと思ったことを書きますね。

 実は今年は元旦からとても幸先の良いことがあったんです。義弟・義母と亡くなり、喪中が続いていましたので、このところ元旦はどこへも行かず、また誰も来ないという静かでのんびりとしたお正月でした。ところが、今年はナント〝〟が飛び込んできたんです。以前俳句教室に通っていて、東京やいろいろなところへも一緒に旅をしたMさんが、手作りのシホンケーキとレモングラス茶を持って訪ねて来てくれたんですよ。嬉しかったですね。私が〝今年は春から縁起がいいわあ~~〟と言ったら、〝そりゃ、私の名前には幸が付いていますもの!〟と、大笑い。ああ、こんなにいい天気に愉しい話ができて、おまけに美味しいものが食べられるなんて…ナント幸せなことでしょう。これで、今年は何でもうまくいきそうな気がしました。ありがとうございました。

  南縁の日に迎へたる賀客かな     室積徂春

 この句のように、この日は余りにもポカポカして気持ちよかったので、〈南縁〉ではありませんでしたが庭のテラスでお茶を飲んで話したんですよ。


 さて2日はというと、元旦と同じようにこの日もとてもいい天気で、風もなくポカポカしていましたので、今度は〝初詣〟へ主人と出かけることにしました。でも、一番近い産土神の琴崎八幡宮へは、きっとまだ人が多くて延々と並ばないといけないだろうと思って、他のところへ行くことに。

 そこで行ったのが「南方八幡宮」。ここは奈良時代の天平勝宝三年(751)、厚東氏四代の白松太夫武綱公が、豊前国宇佐八幡宮の御分霊を迎え、古尾(現在の東岐波区古尾)の地に社を建て、吉敷郡賀保荘の鎮守としたことに始まります。古尾八幡宮を氏神様として信仰していたのは、宇部市西岐波から山口市佐山と広範囲で不便だったため、1233年(天福元年)、宇部市西岐波・東岐波は南方八幡宮、山口市阿知須・佐山は北方八幡宮に分社したんです。

  広々と大石段や初詣         池内たけし

 そこで、南方へ行ったんなら「北方八幡宮」へもと、参拝に行きました。

 ところで、上の写真にもあるように、御手洗の水はなぜ龍の口から出るのか知っていますか?それは龍神が昔から水を司る神として崇められてきたからなんですよ。 水は全ての命の源、命を繋ぐ尊いものと云われ、穢れや邪気を祓うものです。 この水が「龍の口から出ている水」とすることで「神聖な水」という意味を含んでいます。 その神聖な水を出すこのような龍は「吐水龍」と呼ばれています。

  御手洗(みたらし)の杓の柄青し初詣  杉田久女

 この句のように新年には御手洗の柄杓やその置き場などは新しい竹でやり替えるので青々しているのですが、コロナが流行してからは少し変わってきて、花などを浮かべるようになりましたね。

 せっかくだからと最後にもう一つ、「出雲大社宇部教会」にもお参りし、これで「三社参り」ということにしました。ここに出雲大社が創建されたのは、1928年(昭和3年)のことで、かつては厚狭郡楠木町吉部にあった神社を、渡辺祐策氏が宇部市内に神社を遷してほしいとお願いをされたことが始まりなのだそうです。

 また、西日本各地の風習としてある三社参りは、正月の初詣として、三つの神社に詣でることを指します。特に福岡県を中心として九州地方・中国地方の一部で根付いた風習で、私の実家ではそれが当たり前になっていましたね。

 ついでに、普通神社では二礼二拍手一礼という参拝が一般的ですが、出雲大社では二礼(二回おじぎ)四拍手(四回手を打つ)、最後にもう一度おじぎをしますので、ここでも同じようにします。

 このように今年はお天気も良くて、悲惨なニュースもなく穏やかに年が明けましたから、どこの神社でもこのような平安無事な日がこれからもずっと続きますようにと…こころからお祈りしました。

 ちなみにお神籤を引いたら、ナント〝大吉〟でした。〝辛い思いも祈れば神の、強い力で生き返る。七転び八起きという。……〟とは神の教えです。星野立子の〈よきみくじ四つに畳んで単(ひとへ)〉というのがありましたが、私はポケットに入れて持ち帰りました。しかし、念のために申しますが…この句は残念ながら〝初神籤〟ではなく、〝単帯〟が季語の夏の句なんですからね。 

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新年明けましておめでとうございます。今年もよろしく!

2025年01月01日 | 俳句

    新年明けましておめでとうございます!

           今年もよろしくお願いいたします。 

                    かわいい手描きのヘビイラスト(線画)イラスト - No: 22495535 ...の画像

 今日は、上の写真のように本当に雲一つない青空のいい天気です。こんな元日の空を「初晴」という季語で表しますが、これはこの日が晴れると、農家では五穀豊穣の兆しとしてとても喜んだことから生まれた季語なんですよ。

  初晴や近くはるかに母なる山          上田五千石

 先日届いた俳句雑誌「馬醉木」の12月号に、拙句〈送水管巡らす地下も初日差〉を広渡敬雄氏(「沖」同人)が取り上げて、鑑賞文を書いて下さっていました。〝新年も休むことのない浄水場。その地下には、各地への送水管がびっしり巡らされており、初日も差し込んできた。一年中休むことなく水を供給する人へのエールの句でもあるが、地震と大水で水道不通の能登の人達を思うと胸が痛む。〟と。これを読んだ時とってもありがたかったですね。この句は昨年の新年吟行会で行った浄水場で詠んだものでしたが、まさに能登半島地震の起こった後でしたものね。

 確か昨年の元旦もお天気が良くてのんびりと過ごし、その後のそろそろ夕食のことでもと考えていた頃だったと思います。今まで大きな地震にはしばしば驚かされていますが、何もこんな一年中で一番お目出たいという日に発生しなくても…と、自然災害のむごさにはとても心が痛みました。さらに次の日は羽田空港の事故と続き、おまけに今度は能登半島は豪雨災害まで…。いろいろな事件や事故なども多くて、この一年で亡くなられた方がどれほどいることでしょう。これは日本だけのことじゃないでしょうけどね。世界中いたるところで自然災害が発生していますし、また、いまだに収まらない戦争や紛争とかでも…とどのつまりが先日の韓国の航空機事故では179人もの方が亡くなるという大惨事で締めくくられた一年でしたもの。

 どうか今年こそはそんな大きな災害に見舞われることがない良い年でありますよう…心から祈りたいと思います。しかし、私個人的には今年はどうも〝八方塞り〟という大凶のようですので、またまたどんな一年になるかは疑問ですけど。

 あら、今年の初詣はまだですので、明日にでも行ってお御籤でも引いてこようかしら。どんなに運勢が悪くても…頑張りますよ。こうなったら神仏の力にすがるしかありませんので。皆様も是非初詣に行って、それぞれの平安無事を祈ってくださいね。

 我が家のおせちは、今年も一日早く大晦日の昼に娘夫婦と一緒に食べました。二人はそれから婿殿の実家へ行きましたので、今朝は息子と三人でもう一度おせちを…。今年のおせちは、板前魂の飛翔 特大八.五寸 和洋中 中華風三段重おせち 5人前でした。ところが、みんなの感想は、これもおいしいけど去年の方がもっとおいしかったと…。はて?去年はどこだったのかしら…てっきり同じところだと思っていたのですが、私もそろそろボケてきたのかな…気を付けなくっちゃ!では、また…

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〝頭位めまい症〟という病気、知ってましたか?

2024年12月29日 | 俳句

 先日来のめまいについて、いろいろご心配やご助言をいただき、ありがとうございました。その後もう一度病院へも行き、血圧の薬も飲んで様子を見ていましたが、最終的には耳鼻科で「頭位めまい症」という診断。これは良性のものなのであまり心配しなくてもよいということでした。

 この「頭位めまい症」という病名、私は初めて聞いたんですが、皆さんはご存じでしたか?私は長いこと慢性中耳炎で、風邪をひいたり具合が悪くなったりするとすぐに耳に来ます。今まではてっきりメヌエール病からのめまいとばかり思っていましたから、そんな病気があることにびっくりです。

 実は先日弟からの話…、今月初め自転車に乗っていて接触事故に遭い頭を打ったので、脳外科で色々調べてもらったところ、どこも異常はなかった。ところがそれからめまいや吐き気、頭重などひどくて、また診てもらったところ、この病名を告げられたのだということ。聞けば私の症状と全く同じで…でも、私には頭を打ったという覚えはないんですけどね。

 そこで詳しく調べてみると、原因はいろいろあって、結局は耳石が動くことによって起こるのだとか。ほとんど良性の場合が多くて、石が動かなくなったら自然に良くなる、それも2,3週間から1ヶ月くらいでと。弟はその通りに何も治療しなかったが、今はもうよくなったそうです。

 病名が分かってホッとしました。血圧が高くなったのとこのめまいの関係は分からないが、私の場合はたまたま同時に起こったからで、どちらかが引き金になったとかは分からないということでした。

 そこで、もし私のような症状が出た人の参考にでもなればと、調べたことを書いておきましょう。

 概要 良性発作性頭位めまい症(BPPV)とは、特定の頭位をとることによってめまいが誘発される病気のことを指します。このめまいは長時間続くことはなく、多くは1分以内、長くても数分で完全におさまります。また、聞こえの悪化や耳鳴りといった症状が起こることもありません。この良性発作性頭位めまい症は、めまいが起こる原因としてもっとも多いといわれています。

 原因 平衡感覚に重要な役割を果たしているのが、内耳に存在する“半規管”と“耳石器”と呼ばれる器官。耳石は耳の奥にある重力を感知する前庭(耳石器)という場所にあって、小さな砂粒のようなカルシュウム結晶です。この耳石が外傷など何らかの理由で剥がれ落ち、それが半規管に入り込み動くことで、半規管を刺激してめまいが起きます。耳石がこぼれる明確な原因は不明ですが、更年期以後の女性に多いことから、加齢や女性ホルモンの低下により耳石がはがれやすくなると考えられています。また、外傷や長期の寝たきりも発症の原因となります。

 症状 良性発作性頭位めまい症では、特定の頭位を取ることで、めまいが誘発されます。たとえば、起床時にくらくらする、寝返りを打ったときにめまいが生じる、洗濯物を干すために頭を上げるとめまいがするなどです。このめまいは長時間続くことはなく、多くは1分以内、長くても数分で完全におさまります。また、吐き気を伴うことも少なくありません。難聴や耳鳴りなどを伴わないことが、メニエール病などほかの内耳疾患と異なります。また、発熱、手足の麻痺、感覚障害、視力低下、意識障害を伴うこともありません。

 治療 良性発作性頭位めまい症は自然軽快することも多いですが、耳石置換法(めまい体操)という理学療法が有効です。耳石置換法は半規管のどの部位が原因になっているかを確認し、半規管に入った耳石を半規管の外に導きだし、元の耳石器に戻し治癒させる方法です。耳石置換法を行うと治癒が早まります。また、吐き気などの症状が強いときには症状緩和を目的として抗めまい薬、制吐剤などの薬物治療を行います。ほかにも、半規管遮断術という術式があります。ただし、実際に適応になる方は少なく、1年以上再発を繰り返している、ずっと眼振が止まらないなど日常生活に強い支障をきたしている場合などに検討します。

 というわけで、私も薬は飲まなくていいから耳石置換法の体操をするようにと、指導されました。これはやればやるほど早く良くなるから、めまいがしても恐れずに朝夕しっかりとやりなさいと。そのお陰か、または精神的に安定したからか…徐々に収まってきて、これで何とか年を越せそう。やれ、やれです。

 このところこちらはとても気温の低い日が続き、天気も雨が降ったりどんよりとした曇りばかりでスカッとした晴天がありませんが、皆様どうぞ体調を整えられて新しい年を元気にお迎えくださいませね。

 写真の1枚目は26日の朝、2枚目が27日、3枚目は25日で、このような青空だと寒くても気持ちがいいんですけどね。今日も1枚目と同じで、大掃除でもしたいのに…その気になりません。イヤになります。

 先日の句会に〝猫団子〟という表現が出ていましたが、まさにこの猫ちゃんたち、団子になっていましたね。よく見ると、母猫の周りに子猫がかたまっていて…近づくと団子がほぐれていき、結局子猫が5匹もいたんですよ。それもみんな同じキジ柄で…。最初の写真見て、何匹いるか分かりますか?

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このめまいの原因は何?

2024年12月25日 | 俳句

 昨日の俳句教室が今年最後の行事でした。今まではこの後、俳誌「馬醉木」の「あしかび抄」の選評を書いて、すべてが終了していたのですが、この投句欄が今年度の12月号をもって閉じられました。なぜかというと、この欄は50歳未満だけが投句できるという若手育成欄なんです。ところがこのご時世、投句し始める若手はいないし、今いる人たちも50歳を超えてどんどん減ってしまったんです。

 このブログもこの欄を担当してから始めたもので、そのお陰で『目からウロコ』というエッセイ集も出版できました。丸8年間、私なりに一生懸命頑張ってきたつもりなんですが、なんせ相手のいること、残念ながら私一人の力ではどうしようもありませんでした。というわけで少しは暇になるのかなと思ったんですが…今度はこちらがくたびれていてやっぱりダメなんですね。

 では、昨日の話の続きをしますね。実は先週よりめまいと吐き気がして、耳鼻科へ行き薬を処方してもらい飲んでいました。ところが、少し良くなったかと思ったら、この日曜日にまたひどいめまいがして何もできなくなってしまいました。今度は吐き気だけでなく頭まで重苦しくて…起きていても寝ていても気分が悪い!年末だというのにこれでは何もできないと、もう一度耳鼻科へ行きました。

 そこで血圧を測ってみると、なんと180以上も…下も100以上です。びっくりして看護師さんが2,3回測りなおしてくれたんですが、同じ…。耳鼻科の先生はもう一度あれこれ調べてくださり、これはメヌエールではないから、すぐにかかりつけの内科へ行って相談しなさいと。

 こんな状態でしたから車の運転もやめて、主人に送ってもらっていましたので、すぐ電話して来てもらい、今度は内科へ。すると内科では更に190まで上がっていて…。今まではどんなに高くなっても160台で、このような数値が出たのは初めてです。しかし、内科の先生が仰るには、このめまいや吐き気,頭痛は血圧のせいではない。このめまいなどが原因で血圧が高くなったのだろうから、やっぱり耳のせいだと譲りません。だって、先月の血圧はそんなに高くなかったじゃないかと言われて…。

 さて、どちらが正しいのか私にはさっぱり分かりませんが、とにかくどうしたらいいのかと困ってしまいました。今年は年末年始の休診が長いので、このまま放置しているというのは不安でたまりませんし、それでは何もできませんものね。

 そこで、仕方なく内科の先生が降圧剤を処方してくださり、それを飲んで様子を見ようということに。もし、血圧が下がってもめまいがすれば、それはやはり耳鼻科か、さもなくば脳神経科かもしれないから、そうなったら紹介状を書いてあげるからということになりました。

 歯科も治療を中断してもらっていたのですが、年内にもう一度来てほしいということで、昨日の俳句教室の帰りに寄って治療してもらいました。

 それで月曜日の夜から血圧を測り記録しています。最初こそ高かったものの、次の日からは朝晩とも120台で下が70から80台と、正常になりました。でも、まだめまいと頭重は残っているし、気分はよくありません。ということは内科の先生が言うように血圧のせいではなかったということでしょうか。私はこの休みの間に何かあったらと不安が募るだけです。

 せっかく冬至南瓜や小豆を食べて厄を払い、心機一転して「一陽来復」を願ったのですが、ダメだったということなんでしょう。悔しい!これはまだまだ私の精進が足りないよという神様のお告げなのかも…。

 考えてみれば、今年は能登の地震から始まって、他人事とは思えなかったし、自分自身にも考えられないようなことがあって人間不信に陥りました。その後もコロナに罹って酷い後遺症に悩まされましたし、親しくしていた人たちが次々と去っていきました。もちろん少しはいいことや楽しいことはありましたけど、プラスマイナスするとやはり負の方が多かったですね。

 どうぞ来年はプラスの方が多くなりますように…心から祈りましょう。

 昨夜はクリスマスイブ、今日がクリスマスです。いつも体操に行くとき教会の窓にこんなクリスマスツリーが…。なかなかいいアイデアだと思いませんか。場所も取らないし、片付けも簡単だし…。できればこの真ん中に茶色の幹を貼りつけると完全なのにね。また、日曜日にはサンタクロースの衣装でバイクに乗りツーリングしている集団に出会って…ああ、写真撮りたかったのに…あっという間に走り去って撮れませんでした。残念!

 また、昨夜は息子が出かけましたので、主人と二人でシャンパンならぬ大吟醸とケンタッキーのフライドチキンでクリスマスを祝いました。お婆ちゃんがいたときは、息子や娘夫婦も来て、毎年一緒にクリスマスの牡蠣パーティーをしていたっけ。ついこの前なのに…懐かしい!でも〈クリスマスとは静けさの中にこそ〉と詠んだのは稲畑汀氏でしたが、今年はまさにこの通り。静かな夜を…すきっ腹で飲みましたので酔いがよく回り、いやなことなど何もかも忘れてあっという間にダウンです。これもたまにはいいですよね。

 できれば来年は、この句のように〈結局は何も起らず寝正月 稲畑廣太郎〉という新年だといいのですがね。では、また…

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