昨日の午前中はまだぐずついた感じでしたが、夕方リハビリから帰るときには、日が燦々と差してきて青空が一面に…遠くには入道雲も。もしかしたらこれは梅雨が明けたのでは…なんて思ったのですが、案の定今日北部九州・中国・四国の梅雨明けがやっと発表されました。平年よりも10日前後遅いのだとか。なんとも今年の梅雨の長かったこと。
ところが、この明けた途端の今日の暑さ…最高気温が34度ですって。一週間の天気予報を見るとこれからずっとこの調子で晴れもしくは曇り、傘マークはありませんでした。今度は雨が…きっと欲しくなるんでしょう。人間って勝手ですね。
新型コロナウイルスについてはもう何をか況んやです。今日の全国の新規感染者数は1,265人となり、29日の1,264人を上回り、 これまでの最多人数です。
東京都では30日、都内で新たに367人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表されました。300人を超えるのは7月23日の366人に続いて2回目。100人を超えるのはこれで22日連続となり、7月の合計は5753人で5000人を突破しており、感染拡大に歯止めがかからない状態のようです。
大阪府でも、これまでで2番目に多い190人を確認。 そのほか、沖縄県でも最多となる49人、愛知県では160人、神奈川県では76人の感染が確認されています。こうした状況について政府は明日、新型コロナウイルス感染症対策分科会を開き、感染状況を分析、今後の対応を協議する予定だと言っていますが…果たしてどうなることやら…。
私は、今日の午後は俳画教室でした。先週もあったのですが、連休でしたのでつい忘れていて、欠席してしまいました。クヤシイ!今日その時のお手本を貰いましたが、画題は〝うなぎ〟。墨一色で描きますので、濃淡と擦れがしっかり出ないとダメなんですが、却ってそれが難しかったでしょうね。
今回のは籠に入った〝さくらんぼ〟、墨と代赭(たいしゃ)、朱色を使いました。最後に描くさくらんぼの軸(?)が結構難しいんですよ。油断するとつい太くなって…。本当に神経を使いますので、4,5枚も描くととても疲れてしまいます。
賛には〈みちのくの風の青さよつりしのぶ 富美穂〉でした。〝つりしのぶ〟が季語で、普通〝釣忍〟〝吊忍〟〝軒忍〟と書いて使います。しのぶは岩や樹幹などに生えるシノブ科のシダ。その長い根茎を束ねて巻き付け「しのぶ玉」を作り、夏、軒下などに下げて葉の緑を楽しんだり、滴るほど水をやって涼感を味わうもの。江戸時代中期からあったもののようです。
賛に書かれた句は、〝東北地方のこの風、なんと気持ちが良くてまるで風が青く見えるようだこと。この軒に下げた吊忍も涼しげで…〟と。東北の旅へでも行かれたときの感慨でしょうか。〈風の青さよ〉の把握がポイントですね。「富美穂」という作者は、初めて見る方でよく分りませんでした。
薄べりにつどふ荵(しのぶ)のしづくかな
これは小林一茶の句です。〈薄べり〉というのは、〝畳表に布でへりを付けた敷物〟です。縁側か外の縁台でしょうか、薄べりを敷いて、夕涼みにそこに人が集まる団欒のひととき。傍には水をやったばかりの吊忍から涼しげにしづくが垂れていることだよ…というぐらいの意味でしょうか。…と書いていたら、これは確か以前に〝吊忍〟の俳画を描いたときに、blogに載せたような…、と気付いて調べてみましたら、2018年08月23日 に書いていました。よろしかったらそれをどうぞ。
俳画・吊忍 |
今日も気温は30度を超して、蒸し暑~い一日、宇部では午後に雨の予報が出ていましたのに…空が薄暗くなっても一滴も落ちてきません。もうみんなが、台風でも何でもいいからとにかく〝雨降らせて~〟と叫んでおります。 午後からは俳画教室でした。画題は〝吊忍〟(つりしのぶ)、夏の季語です。忍は岩や樹幹などに生えるシノブ...... |
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写真は、昨日の空と今日の空です。前2枚は昨日の夕方の空、後ろの2枚が今日の昼の空。影の濃さで暑さがわかるでしょう。