昌栄薬品の宮原 規美雄です
めまい、ふらつき-⑤
クラシエ薬品推進会の資料より
めまい、ふらつきを中医学では「眩暈(げんうん)」といいます。
眩(げん)とは目がくらむことであり、目がクラクラ回る症状のこと、暈(うん)とは頭がふらふらして倒れそうな症状のことです。
同時に現れることが多いため眩暈と総称しています。
めまい、ふらつきを中医学的にみた場合、同時にどのような証候が見られるかで弁証を判断します。
眩暈(めまい、ふらつき)にはその原因からみて、外感(感染症など外因性の疾患)によるものと内傷(体内で臓器を損傷させる原因となるもの、多くは食べ過ぎ)によるものがありますが、一般的には内傷眩暈(食べ過ぎによるめまいふらつき)に属するものが多く見受けられます。
眩暈の発病因子として古代では、「素問至真要大論第七十四」の「諸風(春に)掉眩(肢体が震顫(しんせん・ふるえる)する)は、皆肝に属する」
朱丹渓の「痰(水毒・水滞)がなければ、眩は引き起こされない」
張景岳の「虚(身体的に衰弱を呈する病態)でなければ、眩は生じない」 などの論述があります。
眩暈が発生する病機は、風(春の病)・火(熱・炎症)・痰(水毒・水滞)・虚 (身体的に衰弱を呈する病態)・瘀(おけつ・古血)が挙げられます。
発病が比較的穏やかなものの多くは虚に偏っており、気血双補(補気薬と補血薬を併用した気血両虚に対する治療法)・益腎(腎虚を治療し)・養肝(血を滋養し、肝機能を高め)・健脾(脾胃の機能を正常にし)・補陽(陽虚証(温める力が無い)を治療する)などの方法を用いて本治を主とします。
中年以降陰陽のバランスが崩れ頭眩・頭痛・顔が赤い・眼花(がんか・眼がちらつくこと)・耳鳴・口苦・舌が紅いといった症状になり、病状が重篤な場合は突然転倒し中風に至ることもあります。
従って、特に中年以降の眩暈に対しては、予防・治療することがとても大切です。
現代社会ではさらにさまざまなストレスや運動不足などにより血流が悪くなり瘀血によりめまいを起こす人も増えてきました。
日頃からイライラしたり怒ったりせず、房事は適度にするとともに、味の濃い物や辛い食べ物は避け、お酒を控えめにし、体を鍛え、漢方薬を服用して体調を整えておく必要があります。
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先日のめまい・ふらつきの方のように、反応が早い方。
舌が痩癟(そうへつ):舌体がうすくやせた方がいます、色が薄く歯痕(しこん)といって歯の痕がある舌・気虚、そうへつは陰陽両虚を表わし、多くは疾病が重篤な段階に達している状態であるのに本人は悪いとは思っていません、漢方薬の効きもあまりよくありません。
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