昌栄薬品です
産經新聞 平成27年(2015年)11月3日 生活面記事です
健康café
⑧ 感染症の予防対策
他人への感染防ぐマスク
これから冬にかけてインフルエンザや風邪が流行する季節です。
今年は9月にインフルエンザで学級閉鎖をした学校があるなど、例年より早く流行が始まっています。
予防のために、手洗いやうがい、外出時のマスクを実践している人も多いと思います。
これらの予防策は、本当に風邪やインフルエンザを防いでくれるのでしょうか。
マスクや手洗いに感染症の予防効果があるかどうかについては、世界中でいろいろな研究が行われています。
今までの結果を総合すると、マスクと手洗いについては、予防効果は
①マスクだけでは不十分
②手洗いだけでも不十分
③両方やると少しは効果がありそう―といった感じです。
マスクさえすれば予防できると思っていた人には、ちょっと残念な結果かもしれません。
一方、すでに感染している人がマスクをすることで、他の人への感染を防ぐ効果があることは医学的にも明らかになっています。
インフルエンザに感染している人のくしゃみには約200万個のウイルスが含まれ、1回のくしゃみでウイルスを含んだ飛沫(ひまつ)物が約3㍍先まで飛ぶといわれています。
インフルエンザウイルスは0・08~0・12ミクロン(1ミクロンは1ミリの1千分の1)の大きさですが、不織布や医療用のマスクの場合、ウイルスを周りに拡散を防ぐ効果が認められています。
ただ、紙やガーゼのマスクの効果は認められていません。
ではうがいはどうでしょうか。
実はうがいは日本独自の習慣とされ、海外で感染症予防の効果を検証した論文は非常に少ないといえます。
日本でもうがいの研究は多くありませんが、平成17年に京都大の研究グループが風邪の予防効果を検証したものが有名です。
研究は、全国の約400人のボランティアを対象に、
無作為で「何もしない」
「ヨード液で1日3回うがい」
「水で1日3回うがい」の3グループに分け、
1回以上風邪をひいた人数を調べました。
その結果、水うがいのグループは、何もしないグループに比べ、風邪をひく人の割合が4割下がりました。
一方、ヨード液には明らかな予防効果は認められませんでした。
インフルエンザ予防のためのワクチンも、感染を100%防ぐわけではありません。
これという決定打がないだけに予防は難しく思えますが、皆がそれぞれできることをやったら流行はもっと抑えられると思います。
せめて体調が悪いときは会社や学校を休んで、流行の拡散を防ぐようにしましょう。
(北原ライフサポートクリニック内科医 下島和弥先生)
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素問の四気調神大論篇(しきちょうしんたいろんへん)に四季の過ごし方が載っています、その中で冬について下記のように記載されています。
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