昌栄薬品の宮原 規美雄です
冤罪！ 塩は高血圧の原因 H21・6・9
東北と九州の単純比較で塩が原因に
塩以外の高血圧の原因は無視されて、減塩神話の基礎となる
■ダール博士の報告
一日に約１４ｇの塩を摂取している九州地方の人と、約２８ｇの東北地方の人を比較して、高血圧の発生率が２０％と４０％だったことから、「食塩摂取量の多い東北地方が高血圧の発生率が高い」と報告しました。
調査では九州と東北の気温差など他の条件は考慮されていません。
また、同じ東北地方でも高血圧の発生率の差は注目されませんでした。
ダール博士の報告は、日本の東北と九州が対象に選ばれたために日本人へのインパクトが強く、結果的に「高血圧の原因は塩」という説が広く知られることになりました。
低い温度では血管が収縮するので誰でも血圧は上がります。
この点はどう説明されるのでしょうか。
■メーネリー博士の実験
１０匹のネズミの餌に通常の２０倍の塩を加え、飲み水にも１％の塩を入れます。
６ヶ月後に４匹が高血圧になりました。この実験結果より、塩＝高血圧という説が広がりました。
この実験では、通常の２０倍の塩、飲み水も１％の塩水という異常な環境であること、半年間塩漬けの生活を続けても６匹は血圧の変化がなかったこと、人間では１日２００ｇ以上になります。
１％の塩水は、味噌汁と同じくらいです。
人間だったら、こんな大量の塩を、長期間摂取することは不可能です。つづく
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